妙香、貴山は過去に悪いことをしてたのか?
猫好きだから優しいと思ってたんだが・・・
きっと複雑な事情があるんだろうね。
お父さんは殺人の濡れ衣を着せられたし、
相当に苦労してるんじゃないかな。
彼は悪人に利用されただけだと思うよ。
出典:合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜第10話
おもな登場人物(敬称略)
出典:合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜第10話
上水流エージェンシー
上水流涼子(天海祐希)
元弁護士の探偵。ありえない方法で事件を解決する。
貴山伸彦(松下洸平)
涼子の助手。IQ140の天才で猫が大好き。
諫間グループ
諫間慶介(仲村トオル)
社長。かつて顧問弁護士だった涼子を解任した。
涼子の協力者
諫間久美(白石聖)
涼子の宿敵・諫間の娘。世間勉強のために上水流エージェンシーに来る。
丹波勝利(丸山智己)
警視庁相談センター勤務。ダーティーハリーのファン。
有田浩次(中川大輔)
貴山の古い友人。裏社会に顔が効く青年。
涼子の傷害事件の関係者
氷川玲児(阿部亮平)
闇バイトの首謀者。架空の会社で詐欺を働いていた。
ゲスト出演
谷川俊也(長田成哉)
「谷川法律事務所」の弁護士。涼子の後輩。
山村(温水洋一)
関東不動産協会の会長。ワクワク不動産を経営している。
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~第10話の感想
出典:合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜第10話
涼子に催眠術をかけたのは貴山だった
なんとも衝撃的な展開でした。
貴山ファンの視聴者は、
ショックを受けたんじゃないでしょうか。
貴山の父は妻と娘を殺害した容疑をかけられ、
自身も一酸化炭素中毒で植物状態になったんですが、
その治療費は莫大でした。
貴山は必死で仕事を探したものの、
事情が事情なので、どの会社も雇ってくれず、
とうとう闇バイトに手を染めてしまいました。
手っ取り早くお金を稼ぐには、それしかなかったんです。
氷川は闇バイトの首謀者でした。
彼は頭のいい貴山を重宝だと思い、難しい仕事を任せます。
それが例の催眠術だったんですよ。
「3776」という数字を聞くと、
抑えられない怒りが湧き上がるというものですが、
クライアントの椎名からその数字を聞いた涼子は、
彼を殴りつけてしまいました。
でも、この事件は相当に手が込んでいますね。
それぞれに役割が決められていたからです。
- 谷川→涼子にセラピーサロンを紹介する
- 貴山→涼子に「後催眠暗示」をかける
- 椎名→涼子に会って「3776」と言う
谷川は氷川に消されてしまいましたが、
貴山もまた、命の危険にさらされてしまいました。
そのシーンは本当に可哀想で、涙が止まりませんでしたよ。
猫ちゃんが繋いだ絆は壊れない
闇バイトをしていた頃の貴山は、ただお金を稼ぐためだけに、
氷川の指示に従っていました。
彼と涼子が出会ったのは、
飼い猫の「みーちゃん」が脱走したのがキッカケです。
かわいい「みーちゃん」が縁となって、
貴山は涼子の助手になったんです。
でも、涼子の経歴をまったく知らない貴山は、
自分が「後催眠暗示」をかけた相手だと知りませんでした。
知った瞬間に辞めることもできたんでしょうが、
貴山が上水流エージェンシーで働き続けたのは、
涼子への罪滅ぼしだったんです。
自分が関わったことで、
涼子の運命が大きく変わってしまったんですから。
これまでの僕の人生で、
引用元:合理的にあり得ない8話(貴山伸彦のセリフ)
涼子さんのような人はいませんでした。
たぶん、これからも。
それぐらい、貴重な生き物なんです。
とにかく、僕はそんな人のそばで、
仕事ができることがとても幸せなんだって、
今回つくづくわかりました。
だから、この時間が少しでも長く続けばいいなって、
そう思ってます。
1分でも1秒でも長く。
貴山は8話でこう言っていましたが、
もし真実が分かった時、
涼子に恨まれると思ってたんでしょうね。
氷川のような男と関わっていたので、
命を落とすことも覚悟していたのかも知れません。
確かに今回はダメかと思いましたが、
「みーちゃん」が繋いだ2人の絆は、
簡単に壊れるようなものではなかったんです。
その子、うちの子なの。
引用元:合理的にあり得ない10話(上水流涼子のセリフ)
返してくれる?
信頼は過ごした長さじゃない。
過ごした深さで築かれるもんなの。
貴山が真っ当な人だということは、
涼子がいちばん解っていました。
だから「後催眠暗示」の動画を見せられても、
助けに行くことができたんです。
一緒に仕事をしていれば、
楽しい思い出もたくさんありますからね。
途中まではハラハラしましたが、
貴山が無事に助かり、
涼子の助手も続投になって安心しました。
でも、もし涼子が弁護士を続けていたら、
貴山と出会うことはなかったと思います。
氷川に利用されたのは黒歴史ですが、
結果的には最強バディの誕生となったんです。
涼子はもともと懐が広いですし、
過去を悔やんでも何も変わらないので、
貴山の罪を許したんでしょう。
それにしても、松下洸平ファンにとっては、
彼の魅力がてんこ盛りで嬉しい回でしたね。
いつもはコメディリリーフの丹波が、
ヒーローになったのも面白かったです!
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~第10話の公式ツイート
合理的にありえない~探偵・上水流涼子の解明~第10話の基本情報
出典:合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜第10話
本放送日:2023(令和5)年6月19日
原作:柚月裕子「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社)
脚本:根本ノンジ
音楽:真鍋昭大
エンディングテーマ:彼は誰どき(ざきのすけ。)
演出:光野道夫、二宮崇
制作著作:関西テレビ放送
視聴率:7.8%
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。