妙香、おもちゃが本物になったらどうする?
俺は家の中でも狩りができるから、
めっちゃ嬉しいんだが。
夢がありそうな感じはするけど、
実際にそうなったら怖いよ。
おもちゃには武器を模して造られたものも、
一定数あったりするからね。
ウルトラセブン9話のあらすじ
フルハシとソガはポインターで巡回パトロールをしていた。
すると、どこからか美女がやってきて、
「ウルトラ警備隊のモロボシ・ダン隊員ですか」と尋ねる。
調子に乗ったフルハシは自分がダンだと名乗った。
そして美女と握手をしたのだが、電気ショックを受けてしまう。
ソガは美女を追いかけるが、逃げ足が速かった。
フルハシは左手でブローチを握りしめていた。
その中には謎の文字と赤いワッペンがあった。
フルハシは油断していたことをキリヤマに謝罪する。
そんななか、アマギが謎の文字の解読に成功。
謎の文字の意味は「アンドロイド0指令」だった。
ウルトラ警備隊(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
ウルトラ戦士
ウルトラセブンはカッコいいですよね。
必殺技もたくさんあります!
登場怪獣(頭脳星人チブル星人)
正体は頭のでかいタコみたいだが、
人のよさそうな「おもちゃじいさん」に化けて、
子供たちに武器型のおもちゃを売っていた。
チブル星人の地球侵略計画は、
ワッペンから発する特殊な電波で子供たちを操り、
大人たちを攻撃させることだった。
一見、スキのない完璧な作戦に思えるが、
催涙ガスを使えば簡単に敗れるぞ。
ウルトラセブン9話「アンドロイド0指令」の感想
ホラーテイストだけど面白い
アンドロイド0指令。
名前がめっちゃカッコいいですよね。
ウルトラマンゼロはセブンの息子ですが、
このエピソードが名前の由来なんでしょうか?
がっつりホラーテイストなストーリーなので、
金城哲夫さんの脚本だと思いましたが、
担当したのは上原正三さんでした。
夜のデパートでおもちゃが襲いかかってくるのは、
なかなか怖かったですね。
大人になった今では普通に観れるようになりましたが、
子供の頃は泣いていました。
「アンドロイド0指令」というのは、
チブル星人が考えたとんでもない策略で、
子供たちに実戦用の武器(見かけはおもちゃ)を持たせて、
世界を攻撃させることなんです。
それは午前0時の真夜中に、
発動することになっていました。
しかし、ウルトラセブンがチブル星人を倒したので、
子供たちは無事だったんですよ。
アンドロイド美女のゼロワンが、
ダンを倒すことに失敗したので、
チブル星人の計画は破綻してしまいました。
シリアスなホラーなんですが、
ちゃっかりお笑いシーンがあったのも良かったです。
敵に追い詰められたダンは、
セブンに変身しなきゃならなかったんですが、
ソガが隣にいたので、彼を気絶させてしまったんですよ。
「ソガ隊員、すまん!」
緊迫した場面だったのに、
ダンの律義さが可愛かったので、
思わず笑ってしまいました。
巨大化しなかったセブン
この話でもっとも印象的なのは、
セブンが等身大で戦ったことです。
制作スタッフの大人の事情で、
操演宇宙人のチブル星人を登場させることになり、
そのため、セブンが巨大化しなかったんですよ。
でも、それがケガの功名で、
インパクトのあるいい物語になりました。
好々爺だった「おもちゃじいさん」が、
チブル星人の正体を現したシーンは、
衝撃的なシーンでしたね。
チブル星人は身体の体積の半分以上が頭で、
IQはなんと10000と言われています。
その割には作戦がお粗末で、
セブンにあっさり倒されてしまいましたが。
しかし、ウルトラマンギンガSに出てくる、
チブル星人エクセラーや、
ウルトラマンタイガに登場するマブゼは、
その智謀を利用して盛んに悪事を行っています。
因みに「チブル」というのは、
沖縄の言葉で「頭」という意味なんです。
沖縄出身の上原正三さんならではの、
素晴らしいネーミングですね。
ウルトラセブン9話の視聴方法
ウルトラセブンはシリーズ史上、
最高傑作と言われている作品だぞ。
バンダイチャンネルでは、
1話たったの110円で観られるから、
興味を持った人はぜひ見てほしい。
月額550円のツブイマもオススメだ!
ウルトラセブン9話の基本情報
本放送日:1967(昭和42)年11月26日
制作順:11
放送回:9
脚本担当:上原正三
登場怪獣、宇宙人:チブル星人、ゼロワン
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:的場徹
監督:満田かずほ
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。