妙香、ウルトラセブンは、
モロボシ・ダンと名乗っているが、
モデルになった人物はいるんだろうか?
うん、いるよ。
その人は薩摩次郎といって、
仕事仲間には「ミラクルマン」と呼ばれているんだ。
ウルトラセブン17話のあらすじ
茨城県にあるアサチ炭鉱で落盤事故が起きた。
作業員たちは一目散に逃げだすが、
薩摩次郎はネズミの「チュー吉」を助けようとして、
坑道内に閉じ込められてしまった。
落盤事故の前にはカメラのフラッシュのような光が走り、
今年になってから、同じ現象が3度も起きていた。
そこで炭鉱会社はウルトラ警備隊に調査を頼んだ。
キリヤマは坑道内に閉じ込められた薩摩次郎を救うため、
地底探査機マグマライザーを出動させた。
ダン・ソガ・アマギ・アンヌの4人は、
キリヤマの指示を受けて地底に潜って行くが、
彼らの目の前に謎の都市が出現する。
ウルトラ警備隊(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
ウルトラ戦士
ウルトラセブンはカッコいいですよね。
必殺技もたくさんあります!
登場怪獣(地底ロボットユートム)
正体不明の地下都市にいたロボットだ。
言語を話すことができるが、人間には理解できず、
侵入者に対しては敵対的な行動をする。
モロボシ・ダンを捕らえ、殺害しようとしたが、
セブンのワイドショットであっさり倒された。
ウルトラセブン17話「地底GO!GO!GO!」の感想
薩摩次郎は勇気ある青年
ウルトラヒーローのお約束は、
地球では必ず人間の姿になることです。
光の国の恒点観測員・ウルトラセブンも例外ではなく、
「薩摩次郎」という青年の姿を拝借して、
モロボシ・ダンと名乗りました。
そんなわけで今回は、
森次晃嗣さんが2役を演じています。
「薩摩次郎」はアサチ鉱山で働く真面目な青年です。
彼は登山中に遭難しましたが、
友人を助けるために自らザイルを切ったんですよ。
地球に来たばかりのセブンは、
「薩摩次郎」の勇気にいたく感銘をうけました。
でも、物語の序盤ではなく、
17話でダンの裏話が明かされたのは、
すごくビックリしましたね。
たぶん、制作側の諸事情で、
真相が語られるのが遅くなったんでしょう。
「薩摩次郎」は仕事中に落盤事故に巻き込まれてしまい、
地下500メートルの坑道内に閉じ込められてしまいます。
一時はどうなることかと思いましたが、
セブンとウルトラ警備隊のおかげで、無事に救出されたんですよ。
因みに物語の舞台となったロケ地は、
茨城県にある日立鉱山です。
公式さんが動画で紹介していましたが、
昭和初期の建造物にはノスタルジーな歴史を感じました。
近未来的な地下都市
落盤事故が起きるたびに、
地底では妙な光が走っていましたが、
その原因は「地下都市」だったんです。
「地下都市」は非常に近未来的な外観で、
人間の文明より科学力が高そうですが、
何者が作ったのかはわかりません。
地底人や宇宙人らしき存在は確認できず、
数体のユートムが警備をしていました。
ユートムは装甲は硬いものの、
顔面に光線を受けると、あっさり倒れてしまいます。
言語のようなものを発していましたが、
ダンたちには解読することができません。
ただ、侵入者は絶対に許さないようで、
ダンを赤外線発生装置で殺害しようとしました。
彼がウルトラセブンであることに気づいたのでしょうか。
それにしても不思議なのは、
炭鉱の近くに人間ではない何者かが作った、
「地下都市」が存在していたことです。
ウルトラセブンには終盤で、
地球の先住人類(ノンマルト)が登場する話がありますが、
彼らが作ったものとも考えられますね。
いずれにしても、
何も調査せずに爆破してしまうのは、
かなりやばいことだと思います。
炭鉱そのものも、
MS爆弾で吹っ飛ばされてしまいましたから・・・
ウルトラセブン17話の視聴方法
ウルトラセブンはシリーズ史上、
最高傑作と言われている作品だぞ。
バンダイチャンネルでは、
1話たったの110円で観られるから、
興味を持った人はぜひ見てほしい。
月額550円のツブイマもオススメだ!
ウルトラセブン17話の基本情報
本放送日:1968(昭和43)年1月28日
制作順:16
放送回:17
脚本担当:上原正三
登場怪獣、宇宙人:ユートム
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:大木淳
監督:円谷一
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。