ミケさん善良な市民の平和を守ってるから、
Xioって、なんだか警察みたいだよね。



そうだな。
容疑者は人間でなく宇宙人だし、
怪獣の対処にも当たらなければならないが、
Xioの存在は本当にありがたいぞ。
【X】#16「激撮!Xio密着24時」のあらすじ
東京郊外にそびえるXioの基地では、
周辺設備を含めて2700人の人員が働いている。
地球防衛の一大拠点なのだ。
神木正太郎隊長率いるXio特捜班は総勢8人で、
怪獣や宇宙人と最前線で渡り合う精鋭部隊である。
そんな彼らはある日、テレビ局の取材を受けることになった。
大地はスパークドールズの説明をしながら、
ゴモラたちを飼育している研究施設を公開する。
橘が記者のインタビューに答えようとした時、
正体不明の宇宙人が現れたとの、緊急通報が入った。
おもな登場人物(敬称略)
大空大地(高橋健介)
怪獣との共存を望む青年。ウルトラマンエックスとユナイトする。
山瀬アスナ(坂ノ上茜)
大地のバディ。格闘技と地上戦が得意。
風間ワタル(細田善彦)
射撃の名手。スカイマスケッティの操縦を担当。
貴島ハヤト(松本享恭)
ワタルの同期。スカイマスケッティの操縦を担当。
三日月マモル(原田隼人)
Xioラボの天才科学者。パズルと数学が得意。
高田ルイ(百川晴香)
マモルにスカウトされてXioに入った天才少女。
山岸タケル(TAKERU)
Xioオペレーション本部で、管制・通信などを担当する専任オペレーター。
松戸チアキ(瀬下千晶)
Xioオペレーション本部で、怪獣出現エリアをアナウンスする専任オペレーター。
橘さゆり(月船さらら)
Xio日本支部特捜班副隊長。情報分析・作戦立案を担当する。
神木正太郎(神尾佑)
Xio日本支部特捜班隊長。「敵を倒すのではなく理解に努める」という信念の持ち主。
声の出演
ウルトラマンエックス(CV:中村悠一)
変身アイテム「エクスデザイバー」にデータを宿すウルトラ戦士。
ファントン星人グルマン(CV:松本保典)
通称は「グルマン博士」。Xioラボで大地たちと共に研究・開発に努める。
登場宇宙人と怪獣(ケムール人、セミ女、ダダ、グビラ)
【X】#16「激撮!Xio密着24時」の感想
田口監督担当のコメディは最高ですね。
Xioの活躍を警察ドキュメンタリー風に描いたのが、
めちゃくちゃ面白くて爆笑してしまいました。
この話、演者さんたちも、
大いに楽しんでいたのではないでしょうか。
ワタル役の細田善彦さんは、かなり熱が入っていました。
私が大ウケしたのは、
「ホトケの神木」がケムール人を取り調べたシーンです。
刑事ドラマでは定番の、
「カツ丼」と故郷のお母さんの話が出てきました。
容疑者がケムール人というシュールさがいいですね。
尺の関係でケムール人の食事シーンは省かれてしまいましたが、
「ホトケの神木」による6時間の取り調べのあげく、
ケムール人はダダと行っていた犯罪を自供しました。
それは人間を縮小するという、とんでもない悪事で、
Xioは敵のアジトを叩くために出動するのでした。
不穏なダダの予言
アスナは敵を欺くために、
「高額のアルバイトがあると聞いた」といって、
あやしい女に近づきます。
でも、それは突入の合図でした。
あやしい女の正体は「セミ人間(劇中ではセミ女)」で、
ダダの犯罪に加担していたんですよ。
Xioは特捜班の総力をあげて、犯人確保に努めました。
ダダを取り押さえて、
標本化されていた女性たちを助けることに成功します。
これで一件落着と思いきや、
ダダは取り調べで不穏な供述をしたんです。
もうすぐこの星は滅びるから、
せめてかわいい女の子だちだけでも、
連れて帰ろうとした。
怪獣を狂暴化させる黒い稲妻によって、
地球は消滅するというんですよ。
これはダークサンダーエナジーのことで、
ダダは確かな情報筋から聞いたと断言しました。
ダダにその話を流した情報屋は誰なのか、気になるところですね。
面白さの中にしっかり名言があった
一見、悪ふざけに振り切ったような内容でしたが、
アスナと神木隊長のセリフにはグッときました。
地球の平和って、
引用元:ウルトラマンX16話(山瀬アスナのセリフ)
男の子だけに任せちゃおけないんですよ。
やっぱり女の子も、
戦わなきゃいけないなって思います。
かの名作「ウルトラマンA」では、
北斗と南のウルトラタッチでヒーローが登場しました。
南はTACの女性隊員で、
勇敢さを銀河連邦に認められて、
ウルトラマンエースになるためのリングを与えられたんです。
地球防衛は軍事的な仕事なので、
どうしても男性の出番になりがちですが、
女性がもっと活躍してもいいですよね。
神木隊長は「正義」について、こんな風に語っていました。
「地球人である自分たちが正義」
引用元:ウルトラマンX16話(神木正太郎のセリフ)
という考えで固まっちゃうと、
かえって本質が見えなくなることもあるんですよ。
正義には、これといった正解がないので、
それぞれ異なった考え方があります。
初代マンやウルトラセブンには、
本来なら敵である怪獣や宇宙人に、
切実な事情を抱えたケースがありました。




だから一方的に攻撃するのではなく、
まずは真摯な対話からはじめることが大事です。
武力解決は最終手段だと、
神木隊長は考えているんでしょう。
グビラはダークサンダーエナジーの影響で、
目が真っ赤になって大暴れしましたが、
エクシードXのザナディウム光線によって倒されました。
戦いが終わったあと、空に飛ぼうとしたエックスと、
記者とのやり取りが愉快でした。
”不愛想な宇宙人と思われたくない”
エックスは大地にそう言いましたが、
こういう可愛さのあるところが彼の魅力ですよね。
【X】#16「激撮!Xio密着24時」の情報



最後まで読んでくれて、ありがとう。



またの来訪を待っているぞ。

