【オーブ】#9「ニセモノのブルース」悪の星に生まれてもヒーローになることができる

ミケさん

惑星侵略連合は姑息だよね。
オーブのニセモノを使って、
人間たちに誤解を与えようとするんだから。

あんのん君

初代マンでザラブ星人がやったのと、
まったく同じ作戦だな。
ヴィランの思いつくことはいつも古臭い。
たぶん考える力がないんだろう。

目次

【オーブ】#9「ニセモノのブルース」のあらすじ

惑星侵略連合の首領(ドン)・ノストラは、
宿敵オーブを倒すための策略を考えていた。
そこで配下のババルウ星人ババリューを呼び出し、
ニセウルトラマンオーブに変身して、地球で大暴れしろと命令する。
ノストラに加担しているジャグラーから、
「オーブは人間を傷つけることを恐れている」と聞いたからだ。
その頃、とくに事件がなく暇を持て余していたSSPは、
シンが新しいガジェットを作ったり、
ジェッタがガイにハンバーガーをおごったりしていた。
すると、怪獣がいないのにオーブが街に出現する。
ジェッタはオーブの正体を掴むべく走り出した。
ガイはニセモノと戦うために変身しようとするが、
ジェッタに取材協力を頼まれてしまった。
ナオミはオーブがいつもと違う様子に気づく。
ニセウルトラマンオーブが街を破壊しようとした瞬間、
何故かテレスドンが地底から姿を現わした。
これはノストラも予想してなかった事態だったので、
ニセウルトラマンオーブはテレスドンと戦うことになる。
どうにかテレスドンを退けたニセウルトラマンオーブは、
変身解除して人間態のババルウ星人になったのだが、
たまたま駆け付けたジェッタに本物のオーブだと勘違いされる。
さらに子どもたちにも慕われてしまうのだった。

おもな登場人物(敬称略)

クレナイ ガイ(石黒英雄)
オーブニカを吹きながら旅する青年。ウルトラマンオーブに変身する。

怪奇現象追跡サイト(通称:SSP)

夢野ナオミ(松浦雅)
SSPのリーダー。ジェッタとシンからはキャップと呼ばれる。

早見ジェッタ(髙橋直人)
SSPのメンバー。サイト更新担当で有名人になることが目標。

松戸シン(ねりお弘晃)
SSPのメンバー。調査分析担当で様々なアイテムを開発。

ビートル隊

渋川一徹(柳沢慎吾)
情報特務隊隊長。ナオミの叔父で何かと彼女を気にかける。

本作のメインヴィラン

ジャグラス ジャグラー(青柳尊哉)
ガイの宿敵。普段は黒いスーツを着た人間の姿をしている。

ゲスト出演

ジェッタの父(山崎勝之)
幼い息子に「ヒーローとは何か」を教えた。

登場宇宙人と怪獣(ババルウ星人ババリュー、テレスドン、ケルビム)

別名:暗黒星人
身長:2メートル~56メートル
体重:140キロ~2万8千トン
出身地:ババルウ星
スーツアクター:寺井大介
人間態:中村龍介

別名:地底怪獣
身長:60メートル
体重:12万トン
出身地:地底
スーツアクター:横尾和則

別名:宇宙凶険怪獣
身長:44メートル
体重:4万4千トン
出身地:宇宙
スーツアクター:横尾和則

【オーブ】#9「ニセモノのブルース」の感想

これ、控えめに言って名作です。

ウルトラマンのニセモノって、
人類との絆を分断する悪いヤツとか、
本物を倒すために模造されたロボットだったりするんですが、
ババリューは悪からヒーローに変わりました。

もともとババルウ星人はとんでもない悪党で、
ウルトラマンレオではウルトラキーを強奪して、
制御能力を失ったウルトラの星を、
地球に衝突させようとしたんですよ。

だからババリューも、
ノストラの指示通り街を破壊しつくして、
本物のオーブに懲らしめられると思ってました。

テレスドンのおかげで運命が変わる

ババリューは当初、
ノストラの出した指令通りに、
暴れようと考えていました。

ところが、なぜかテレスドンが地底から出てきてしまい、
本物のオーブだと思われたババリューは、
戦うことになってしまったんです。

ババリューは変身能力は優れていますが、
格闘はそれほどでもなかったので、
テレスドン相手に苦戦してしまいます。

ノストラは「自分の身は自分で守れ」といって、
ババリューを助けることはしませんでした。

だからSSPのメンバーや、
子どもたちを助けたわけではないんですが、
ババリューの孤軍奮闘は、
傍から見たらヒーローだったんですよ。

今回のテレスドンはいい仕事をしました。

悪の宇宙人だったババリューの、
運命が変わるキッカケを作ってくれたんですから。

暗黒星人の心に変化が

ジェッタはSSPのメンバーの中で、
オーブの正体について、一番熱心に調べていました。

だから今回の戦いで、
ニセウルトラマンオーブが変身解除した時、
ババリューのことを本気でオーブだと思ってしまったんです。

慌てたババリューは、
とっさに地球人の青年の姿になって、
「馬場竜次」と名乗りました。

ジェッタは子供の頃、
お父さんと一緒に遊んでいて、
すごく大事なことを教わっていたんですよ。

なあ、ジェッタ。
ヒーローってのは、わざと危ないことをするもんじゃない。
地味で目立たないことでも、
誰かのために一生懸命頑張ることがヒーローなんだぞ。

引用元:ウルトラマンオーブ9話(ジェッタの父親のセリフ)

誰かのために一生懸命頑張る人って、
めちゃくちゃ素敵ですよね。

ババリューの奮闘を見たジェッタは、
SSPとしての自分の役目にも気づいて、
彼にこう語りました。

世の中には弱ってる人や、困ってる人に、
手を差し伸べてあげる存在が必要なんです。
けど、僕には馬場先輩みたいなことはできない。
そんな時、奇跡のヒーローが目の前に現れた。
先輩、僕はそれをみんなに伝えることで、
誰かの役に立てたらいいなって、そう思うんです。

引用元:ウルトラマンオーブ9話(早見ジェッタのセリフ)

真摯なジェッタの言葉と、
純真に自分を慕ってくれる子供たちに感化されて、
ババリューは徐々に改心して行きました。

ババリューが見つけた光

惑星侵略連合のアジトに戻ったババリューは、
「何かをやって人に喜ばれるのは気持ちがいい」と、
同僚のナックル星人ナグスに言いました。

ナグスは筋金入りのワルなので、
まったく相手にしませんでしたが、
ババリューはこのままウルトラマンオーブとして、
生きて行くのもアリだと思います。

ひょんなことから、
ジェッタには『馬場先輩』と呼ばれるようになり、
公園では子供たちの人気者なんです。

いつまで経っても戦果を出さない、
ババリューを苦々しく思ったノストラは、
「子供たちを踏みつぶせ」と怒鳴りました。

確かに俺は悪の星のもとに生まれた、
暗黒星人だと思ってました。
だけど、こいつらが教えてくれたんです。
運命は変えられる。
俺だって、ヒーローになれるって。

引用元:ウルトラマンオーブ9話(ババルウ星人ババリューのセリフ)

ババリューにとって、ジェッタや子供たちは、
やっと見つけた「光」だったんです。

ノストラたちに従って、
ずっと悪事をやってきた彼でしたが、
あたたかい「光」に触れたおかげで、
ようやく幸せが見えてきたんですよ。

それを奪おうとするヤツは、
元上司だろうが、凶悪怪獣だろうが許せませんよね。

誰だってヒーローになれる

ババリューはさほど強くないのに、
ジェッタや子供たちを守るために、
ケルビムに立ち向かって行きます。

しかし、相手の強さはテレスドンとは比べ物になりません。

体力が疲弊してオーブの姿ではなく、
もとのババルウ星人の姿に戻ってしまいました。

オーブがニセモノだったので、
子供たちが怒りだすかと思いましたが、
なんと彼らはババリューを応援しはじめたんです。

ババリューがカッコつけたりすることなく、
自分たちの目線で遊んでくれたので、
大事な「仲間」だと分かっていたんですね。

そうだ、諦めるな馬場先輩!
あなたが誰であろうと関係ない。
子供たちに言ってくれたじゃないですか。
夢を追いかければ、いつかはヒーローになれるって。
あなたが僕たちに、夢を見せてくれたんじゃないですか!

引用元:ウルトラマンオーブ9話(早見ジェッタのセリフ)

ババリューは倒されそうになりましたが、
すんでのところで、ガイが変身してケルビムを撃破します。

本物のオーブがカッコいいのは当たり前ですが、
決して強くはないババリューも、
同じくらい立派なヒーローでした。

彼は悪の宇宙人からキッパリ足を洗い、
ひとりの地球人として生きて行くことになりました。

いつかまた公園で、
子供たちに夢を語ってくれるかも知れませんね。

誰でも真剣に頑張れば、
いつか必ずヒーローになれると-

【オーブ】#9「ニセモノのブルース」の情報

本放送日:2016(平成28年)年9月3日
脚本担当:中野貴雄
音楽:小西貴雄
オープニングテーマ:オーブの祈り(歌・水木一郎 with ボイジャー
エンディングテーマ:Shine your ORB(歌・ボイジャー feat.クレナイガイ & SSP)
監督:冨田卓

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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