ミケさん人間の世界にはカーレースがあるんだね。
大陸横断なんて、めっちゃ豪快じゃない。



カーレースはエンタメ要素が強いが、
車の性能を試す場でもあるんだ。
ウルトラ警備隊が任務に利用したのは驚いたが、
ダンとアマギはカッコよかったな。
【セブン】#28「700キロを突っ走れ!」のあらすじ
ダンとアンヌはある映画を観ていた。
その内容は大陸横断カーレースだった。
感動したダンは自分も走ってみたいと思う。
そんななか、地球防衛軍では新爆薬が開発された。
ニトログリセリンの数千倍の威力を持つスパイナーだ。
だが、実験場に運ぶ途中で何者かに襲撃されてしまった。
マナベ参謀は安全な方法で運搬せよとキリヤマに命じる。
ダンは空輸は避けたほうがいいと意見し、
フルハシは海底輸送がいいと提案する。
しかし、実験場までの距離が問題だった。
そこでダンはグッドアイデアといって、
カーレースに紛れることを思いつくのだった。
おもな登場人物(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
地球防衛軍(TDF)
マナベ参謀(宮川洋一)
スパイナーを安全度の高い方法で輸送しろと命令した。
登場怪獣と宇宙人(恐竜戦車、キル星人)
【セブン】#28「700キロを突っ走れ!」の感想
ロードムービー風な展開で、なかなか面白かったです。
アンヌと映画を観に行ったダンが、
顔より大きいおせんべいを食べたり、
遊園地のコーヒーカップで、
綿菓子を食べていたのは爆笑しました。
子供っぽいダンも可愛いですよね。
男の子はカーレースが大好きなので、
ダンも走りたくなっちゃったんです。
スパイナーは威力の大きい爆薬なので、
カーレースで輸送するのは危ないと思いましたが、
キリヤマもマナベ参謀も、
ダンの提案に反対しませんでした。
こういったユニークな作戦も、たまにはいいでしょう。
でも、万が一のことを考えると、
パーツごとに輸送して、
実験場で組み立てるのが正解だと思います。
その分、コストはかかっちゃうでしょうが、
ウルトラ警備隊は地球を守る任務があるんですから、
リスクヘッジはいちばん大事ですよ。
とはいえ、私服姿の隊員たちが見れたのは嬉しかったです!
ソガがマンドリンの名手だったのは意外でしたし、
それが武器だったのもビックリしました。
任務が任務なので、
民間人に変装する必要があったんです。
アマギの臆病は克服できましたが、
キリヤマの部下に対する厳しさは、
昭和ならではの荒療治でした。
キル星人は何をしたかったのか
今回は恐竜戦車のインパクトが強すぎたので、
キル星人は完全にモブになっていました。
一般的な宇宙人は怪獣よりも立場が上で、
あれやこれやと命令するものなんですが、
キル星人はそんなことはなく、
ただカーレースを妨害するだけだったんですよ。
そもそも彼らは、
何のためにスパイナーを狙っていたんでしょう。
地球侵略の上で邪魔になる人類を倒すためなのか・・・
それとも、他星との戦争を有利にするため、
より強い武器が必要だったんですかね?
キル星人と名前が似ているので、
ウルトラQ21話のキール星人を思い出してしまいました。


今回の話とウルトラQ21話は、
どちらも上原正三さんが担当しましたが、
キル星人とキール星人は同族なのかも知れません。
ちなみにウルトラQ21話のキール星人は、
ルパーツ星人と敵対関係にありました。
スパイナーはルパーツ星人に勝つために、
必要だったんじゃないかと考えると、
実に興味深いですね。
私の勝手な妄想になってしまうんですが。
【セブン】#28「700キロを突っ走れ!」の情報



最後まで読んでくれて、ありがとう。



またの来訪を待っているぞ。

