出典:6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話
妙香、航はなんで幽霊で出て来たんだ?
この世に未練でもあるんだろうか・・・
うん、そうかも知れない。
星太郎のことが心配で見に来たんだと思う。
親は亡くなった後も、子供のことが心配なんだろうね。
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話のあらすじ
星太郎はひかりに笑われてしまったことで、
個人向けの花火は失敗したと思っていた。
幽霊の航にも「もう二度とやらない」と言うほどだった。
そんなある日、ひかりが突然やってきて、
「私を住み込みで働かせてください」という。
驚いた星太郎は「従業員を雇う気はない」と断るが、
ひかりは何もかも捨てて来たらしく、
強引に望月煙火店で暮らし始めてしまう。
星太郎は大いに戸惑うが、航はすごく喜んだ。
ひかりが来たことで、望月家の生活は少しずつ変わって行く。
登場人物(敬称略)
出典:6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話
望月星太郎(高橋一生)
花火師。望月煙火店の五代目。
望月航(橋爪功)
星太郎の亡き父。何かにつけて星太郎を振り回す幽霊。
水森ひかり(本田翼)
個人用花火を依頼した女性。すべてを断捨離してきた模様。
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話の感想
出典:6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話
短い枠なのに深い作品
このドラマ、何気に名言が出てくるのが好きです。
今回は星太郎とひかりの会話がメインだったんですが、
ひかりのセリフにグッとくるものがありました。
なんで目の前の人が怒ってたら、
自分のせいだって、思うんですか?
引用元:6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話(水森ひかりのセリフ)
ひかりは星太郎と食事中に不機嫌になります。
驚いた星太郎は、
自分が気に障ることを言ったと思うんですが、
原因はまったく違ったんですよ。
ひかりは今までの人生に嫌気がさして、
捨てられるものをみんな断捨離してきた人でした。
自分で作ったスパゲティナポリタンを食べている時、
元カレのことを思い出してしまって、
急にムカついてしまったんです。
まったく関係ないことでイライラするのって、
意外とよくあることですよね。
近くにいる人にとっては傍迷惑ですが、
当人にとっては嫌な感情を発散しないと、
やってられないこともあるんですよ。
家族が急にイライラした時は、
仕事や自分自身のことで悩んでるんだと思うと、
少し気が楽になりますね。
あと、ひかりが偉かったのは、
星太郎が打ち上げた個人向け花火を笑った理由を、
「ひとりごと」と言ってちゃんと語ったことです。
花火がダメだったのではなく、
今までの自分の冴えない人生が馬鹿らしくなって、
笑ってしまったんですよ。
ひかりの話のおかげで、
星太郎は個人向け花火に対して、
真剣に取り組むようになりました。
平凡な日常をどう捉えるか
ごく普通の日常生活は、
同じことを繰り返す単調なものです。
でも、望月家にはひかりが来たことで波乱が生まれました。
星太郎にとっては予期せぬことだったので、
「心静かに暮らしたい」とひかりに言いました。
すると彼女はこう言ったんですよ。
ただのマンネリも心静かにって言うと、
良さげに聞こえるなって。
引用元:6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話(水森ひかりのセリフ)
これもいいセリフですね。
単調な日常生活をマンネリと思うか、
そうではなく、心静かで安穏なものと思うか、
心掛けひとつでまったく違ったものになります。
とはいえ、星太郎の日常生活は、
とんでもなく面白いものになっていますよね。
亡くなった父の幽霊がいて、
急に押しかけて来た謎の女性がいるんですから。
星太郎と航の会話も、
親子漫才みたいで楽しいので、
とても心地いい気分になれます。
この3人の不思議な人間関係が、
どんな化学反応を生み出すのか、非常に楽しみです。
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱~2話の基本情報
- 放送日:2023年1月21日
- 脚本:橋部敦子
- 監督:藤田明二
- 音楽:森英治
- 音楽プロデュース:S.E.N.S.Company
- 主題歌:夜空を翔ける(歌・ケツメイシ)
- 制作:テレビ朝日、KADOKAWA
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。