【帰マン】#21「怪獣チャンネル」意外な電波ジャックの犯人

ミケさん

昭和の時代って、
スマホもインターネットもなかったよね。
だから娯楽の中心がテレビだったんだ。

あんのん君

あの当時のテレビは最高だったぞ。
伝説になる番組が目白押しだったからな。
お茶の間では家族がチャンネル争いをするが、
回し過ぎてつまみが外れることもあったそうだ。

目次

【帰マン】#21「怪獣チャンネル」のあらすじ

明け方の午前4時のことだった。
東京のある町に住む少女が目を覚ますと、
放送されてないはずのテレビに飛行機が映っていた。
郷はベッドで寝ていたが、南からの電話で起こされる。
実は少女が見ていたテレビの中で、
飛行機が何者かによる怪光線で爆破されていたのだ。
その1時間後、MATは緊急招集がかかり全隊員が集まった。
情報によると、飛行機は東シナ海上空で消息を絶っており、
通信衛星が自動的にその瞬間を世界中に中継したという。
郷は上野とアローに乗って現場上空に飛んだ。
すると雲の中から大きな目玉を持つ怪獣が出現する。
アローの電波は何故か怪獣に吸収されてしまい、
MAT本部と通信することができなかった。
なんとかピンチをしのいだ郷と上野は基地に帰還する。
怪獣はビーコンと命名され、その特徴が分析された。
ビーコンは電離層に住みついていて電波が大好物なのだ。
さらにビーコン自身からも電波を発するので、
テレビ局と同じような機能を備えていた。
そこで郷は東京中の電波を一時ストップして、
ビーコンを海上におびき出す作戦を提案する。

おもな登場人物(敬称略)

郷秀樹(団時朗)※放送当時の芸名は団次郎
主人公。МATの隊員だがウルトラマンと一体化している。

加藤勝一郎(塚本信夫)
MATの隊長。規律には厳しいが公平で優しい人物。

南猛(池田駿介)
MAT隊員。チームワークを重視する優しい性格。

岸田文夫(西田健)
MAT隊員。クールなインテリで射撃が得意。

上野一平(三井恒)
MAT隊員。占い好きな三枚目でムードメーカー。

丘ユリ子(桂木美加)
MAT隊員。オペレーター担当だが剣道四段の腕前。

登場怪獣(ビーコン)

別名:電波怪獣
身長:37メートル
体重:1万7千トン
出身地:地球の電離層

【帰マン】#21「怪獣チャンネル」の感想

いいですね、この話。

もともと市川森一さんのシナリオは好きですが、
昭和ノスタルジーとビーコンの狂暴さが、
ベストマッチしてるんですよ。

電波をテーマにしてるのも興味深いです。

当時は午前0時になると、
どのテレビ局も放送を終了してしまいました。

だから真夜中のテレビは、
通称「砂の嵐」と呼ばれる画面でした。

ところが、偶然目を覚ました少女がテレビをつけると、
何故か飛行機の映像が映し出され、
しかも、大事故に巻き込まれてしまったんです。

日本では午前4時でしたが、
時差の違う外国では朝や昼間のところもあったので、
MATに調査依頼が殺到しました。

早朝5時から本部に集まるMATのメンバーには、
「お疲れ様です」といって、
軽食とコーヒーでも差し出したかったですね。

テレビ中継をした怪獣

ビーコンは宇宙怪獣なんですが、
地球の電離層が気に入って棲みついてしまいました。

電離層(あるいは電離圏)とは、
地球の高度約60kmから1,000km上空の大気中で、
太陽からの紫外線やX線によって気体が電離し、
プラズマ状態になっている領域のことです。

引用元:Google検索AI

電波を主食にする怪獣なので、
エサが大量にあると思ったんです。

これについて岸田が、
「電波って食えるんですか?」と、
加藤隊長に言ったシーンが面白かったですね。

意外と彼には、
お茶目なところがあるのかも知れません。

ビーコンは身体にため込んだ電波を使って、
大きな目玉に映ったものを中継してしまいます。

怪獣なのに、テレビ局みたいになるんです。

でも、自分が仕留めた飛行機の映像でしたし、
女性が楽しみにしていたドラマの放送が中断され、
少年が趣味にしているアマチュア無線にも影響が出ました。

ちなみに、アマチュア無線は国家資格なんですが、
とくに年齢制限はありません。

テレビは夢を与えるものなのに、
ぶち壊しにするのは許せませんよ。

危機一髪のウルトラマン

ビーコンはそれだけでなく、
少年が住んでいた家をめちゃくちゃに壊し、
助けにきた郷を生き埋めにしてしまいました。

見た目は揚げ物みたいでユーモラスなのに、
やってることは中々エグいですね。

MATはビーコン討伐作戦を考えた時、
東京中の電波をストップしたんですが、
少年はそれを知らなかったので、
外国にいる友人と交信しようとしたんですよ。

実はアマチュア無線の電波は、
びっくりするくらいの高周波なので、
ビーコンにとっては大ごちそうでした。

発信源めがけて突撃したのは、
食欲が暴走したからなんでしょうか。

ウルトラマンはビーコンに苦戦しましたが、
時間が夕刻だったのと、
相手がふわふわと宇宙に浮かんでいるからです。

ウルトラマンが意識を失ったシーンには、
思わず冷汗が出ました。

ビーコンはどういうわけか、
ウルトラマンの顔を見ているだけでしたが、
血も涙もない残酷な敵だったら、
好機とばかりに倒したはずです。

もしかしたらビーコンは、
お腹を空かせて暴れただけであって、
本当はそんなに悪い奴じゃないんでしょう。

今回の戦いは加藤隊長のラストバトルだったので、
ビーコンに苦戦するウルトラマンを、
援護射撃で助けてほしかったですね。

ウルトラマンとMATは、
持ちつ持たれつの仲間同士なんですから。

【帰マン】#21「怪獣チャンネル」の情報

本放送日:1971(昭和47)年8月27日
脚本担当:市川森一
音楽:冬木透、すぎやまこういち
特殊技術:高野宏一
監督:筧正典
視聴率:17.3%

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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