【帰マン】#27「この一発で地獄に行け!」恋と友情に揺れる郷秀樹?

ミケさん

帰マンってさ、
始まった頃はスポ根要素があったけど、
最近はちょっと少なくない?

あんのん君

そうだな。
だが、今回はがっつりスポ根モノだぞ。
本物のキックボクサーも出てくるんだ。

目次

【帰マン】#27「この一発で地獄に行け!」のあらすじ

長野県にある寺で奇妙な事件が起きた。
観音様の像が怪獣によって切断されてしまったのだ。
お祈りをしていた年配の女性は恐怖に震えた。
郷は河川敷でジョギングをしていた。
すると、引退間近のキックボクサーと出会う。
彼の名は東三郎といい、明日が最後の試合だといった。
意気投合した2人は競走をはじめるが、
接近してきたバイクに郷が接触しそうになった。
だが、郷は大ジャンプをしたので無事だった。
郷の運動神経に感動した三郎は、
大ジャンプを「ウルトラキック」と名付け、
自分に教えてほしいと頼み込む。
三郎は最後の試合だけはどうしても勝ちたいのだ。
すっかり意気投合した2人は、
神社の境内でひそかに特訓を開始した。
MATでは切断された観音像を調べていたが、
怪獣の仕業と断定できる決定的な証拠はなかった。
郷は三郎の所属ジムを訪れ、
有名キックボクサー沢村忠と手合わせするものの、
沢村の技に魅了されて負けてしまった。
トレーニングを終えた郷と三郎は、
腹ごしらえにラーメン屋に立ち寄った。
そこで郷は三郎に想い人がいることを知る。

おもな登場人物(敬称略)

郷秀樹(団時朗)※放送当時の芸名は団次郎
主人公。МATの隊員だがウルトラマンと一体化している。

伊吹竜(根上淳)
MATの二代目隊長。ニューヨーク本部から着任した。

南猛(池田駿介)
MAT隊員。チームワークを重視する優しい性格。

岸田文夫(西田健)
MAT隊員。クールなインテリで射撃が得意。

上野一平(三井恒)
MAT隊員。占い好きな三枚目でムードメーカー。

丘ユリ子(桂木美加)
MAT隊員。オペレーター担当だが剣道四段の腕前。

坂田自動車修理工場

坂田アキ(榊原るみ)
健の妹。郷とは相思相愛の仲。

ゲスト出演

東三郎(山波ひろし)
引退を迎えたキックボクサー。郷と河川敷で知り合う。

東キヨ(新藤幸)
三郎の母親。毎晩のように観音様にお祈りをする。

沢村忠(本人役)
有名キックボクサー。郷に稽古をつけてやった。

登場怪獣(グロンケン)

別名:八つ切り怪獣
身長:62m
体重:4万3千t
出身地:長野県松本市

【帰マン】#27「この一発で地獄に行け!」の感想

美男美女は引く手あまたですよね。

郷はゲストヒロインにモテることで有名ですが、
今回はアキが三郎に一目惚れされています。

アキは女性の私が見てもかわいいので、
三郎が好きになるのは当然です。

彼はジムに行くバスの中で、
アキを何度も見かけるうちに、
軽く会釈をする間柄になりました。

実は三郎、郷と交流していたので、
この話はけっこうややこしい展開なんですよ。

なんとしても試合に勝ちたい

三郎は「キックの鬼」こと沢村忠選手がいる、
有名ジムに所属していましたが、
ボクサーとしてはすでにピークを過ぎていました。

ヒザが思うようにならなかったんです。

そこで彼は次の試合で引退して、
故郷の長野県に戻ろうと考えてました。

だけど、悔いなく現役生活を終えるためには、
最後の試合くらい勝ちたいですよね。

故郷で待つおかあさんもそれを願っていて、
夜な夜な観音様にお祈りをささげていました。

さらに三郎はとんでもないことを考えていたんです。

なんと、試合に勝った暁には、
アキにプロポーズするというんですよ。

現代のコンプラじゃ「絶対アカン」じゃないですか。

だから、知り合ったばかりの郷にお願いして、
「ウルトラキック」の特訓をはじめました。

結局、三郎はアキに試合を見てもらったものの、
彼女が友情を築き始めた郷の恋人だったので、
自分から失恋してしまいました。

勝つだけが意地じゃないだろ。
意地で負けることだってあるさ。

引用元:帰ってきたウルトラマン27話(東三郎のセリフ)

三郎が最後の試合で戦っていたのは、
対戦相手じゃなく、郷だったんですね。

アキは郷と一緒のほうが幸せだと思って、
彼はいさぎよく故郷に帰って行きました。

歴史に「IF」というものはありませんが、
もし三郎の恋が実っていたなら、
後に起きる「坂田家の悲劇」は避けられたかも知れません。

グロンケンは意味不明な怪獣

郷をめぐる青春ドラマや、
久しぶりのスポ根モードは、
見ごたえバッチリで楽しめましたが、
グロンケンはよく分からなかったです。

八つ切りというあだ名なのに、
あれこれ切りまくってなかったのも不思議でした。

冒頭で観音様を切断するシーンは、
なかなかのホラーでインパクト絶大でしたが、
お寺に恨みでもあったんでしょうか。

だからMATでも調査が難航して、
有効な対策がすぐに打てなかったんです。

お寺の周辺に貴重な資源があって、
それをエサにしているという設定なら、
より一層楽しい話になったと思います。

とはいえ、三郎のお母さんのキャラが立っていたので、
グロンケンの意味不明は帳消しになりました。

お母さんは息子と同じくノリがいい人で、
調査に来た郷と上野に遭遇すると、
「怪獣を見たのは幻だった」といって、
世間話をはじめたんです。

2人は仕事に来たので困りましたが、
田舎に住む年配の女性って、
そういうコミュニケーションが大好きなんですよね。

お母さんは郷と上野に、
長野名物のリンゴやおやきを振舞ったような気がします。

ウルトラマンは鋭いのこぎりを持つ、
グロンケンに苦戦しましたが、
チートアイテムウルトラブレスレットと、
ウルトラキックの合わせ技で勝ちました。

少々、荒っぽい戦い方だったのは、
三郎がアキに想いを寄せていたので、
複雑な心境だったからでしょう。

ウルトラマンといえども人の子なんですから。

【帰マン】#27「この一発で地獄に行け!」の情報

本放送日:1971(昭和47)年10月8日
脚本担当:市川森一
音楽:冬木透、すぎやまこういち
特殊技術:高野宏一
監督:筧正典
視聴率:26.1%

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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