妙香、お前は「将棋を勉強したい」って言ってたな。
それなら、ちょうど打ってつけのドラマがあるぞ。
プロ棋士を目指していた女性が、
弁護士になって奮闘するストーリーなんだ。
そうなんだ。
将棋と弁護士の共通点は、
どちらも勝負に勝つことだよね。
この2つを同時に扱った作品はないから、
どんな内容になるのかワクワクするよ!
【法廷のドラゴン】第1話のあらすじ
将棋の奨励会に所属する竜美は、
ライバルの兎羽と対局をしていた。
時間ギリギリのところで竜美が勝ったが、
負けた兎羽は一礼もせずに退室してしまう。
それから3年後、弁護士資格を取得した竜美は、
離婚裁判を担当している弁護士・虎太郎と出会う。
虎太郎の資料を見た竜美は何かをメモ書きし、
「封じ手」といって彼に手渡すが、
虎太郎は裁判に負け、依頼人にひどく怒られてしまう。
実は虎太郎の法律事務所は弁護士が次々に辞め、
所属弁護士は虎太郎のみになっていた。
竜美はそんな彼の事務所を訪れ、
採用試験を行ってほしいと申し出る。
おもな登場人物(敬称略)
歩田法律事務所
天童竜美(上白石萌音)
プロ棋士を目指していた異色の弁護士。案件や裁判を将棋に例える。
歩田虎太郎(高杉真宙)
所長。裁判は連戦連敗で事務所は火の車。
乾利江(小林聡美)
パラリーガルであり経理担当。
天童家
天童辰夫(田辺誠一)
竜美の父親。ベテランの裁判官。
天童香澄(和久井映見)
竜美の母親。娘に弁護士になる道筋を示した。
将棋界
駒木兎羽(白石麻衣)
奨励会時代からの竜美のライバル。
ゲスト出演
香坂絹子(松坂慶子)
依頼人。押し買いに奪われた小物入れを取り戻したいという。
香坂宏紀(山中崇)
絹子の息子。真面目な仕事人間だが妻とは仲が悪い。
【法廷のドラゴン】第1話の感想
竜美のモデルは藤井聡太七冠?
なかなか好みの連ドラに出会うことできず、
ちょっと寂しい想いをしていた昨今ですが、
ようやくお気に入りを見つけました。
テレ東は地味な放送局ですが、
味のあるいいドラマを作ってくれるんですよ。
法廷とドラゴンを知ったキッカケは、
Xに上がってきたトレンドでした。
逆転裁判みたいなゲームかと思いきや、
将棋と弁護士を組み合わせた作品と知り、
さっそくTverで観てみたんです。
想像以上にいい作品じゃないですか。
第1話のゲストが大好きな松坂慶子さんですし、
物騒な殺人事件などではなく、民事の案件なのが素敵です。
また竜美の落ち着いた喋り方や勝負へのこだわり、
甘いものが大好きなところは、
藤井聡太七冠をモデルにしてると思いました。
竜美が被告側の弁護士軍団を見て、
将棋の「穴熊囲い」に例えたんですが、
これは王様を守る策なんですね。
私の夫は将棋に詳しいですし、
タイトル戦の将棋めしが美味しそうなので、
自然と将棋に興味をを持ったんですが、
このドラマを最後まで見ると、いろいろと勉強できそうです。
弁護士の仕事は人々の笑顔を見ること
実は先日、
リアルで弁護士さんに会ったばかりなので、
このドラマはちょうどタイムリーでした。
弁護士の仕事は実に様々で、
離婚調停だけでなく、交通事故や債務整理、
法人破産なども扱います。
本当にハードな仕事なんですよ。
でも、その根底にあるのは、
「困っている人を助ける」というスピリッツです。
竜美は少女時代から、
常に勝利を要求される世界で生きてきました。
そんな彼女にとって、
プロ棋士への夢を断たれたのは大きな挫折でしたが、
母によって新たなステージに立つことができたんです。
弁護士の勝利は将棋と違い、
自分のためではなく、依頼人の利益のためです。
それは人々の笑顔を見ることに繋がります。
依頼人の息子は家庭崩壊に差し掛かっていましたが、
今回の案件のおかげで妻と仲直りすることができました。
絹子が小物入れのことを「魔法の箱」と言ったのは、
金銭的な価値ではなく、
思い出の手紙が入っていたからなんですね。
新感覚のアイデアに加えて、
心がほっこりするヒューマンドラマになっているのも、
みなさんにオススメしたいポイントです。
【法廷のドラゴン】第1話の将棋用語
- 最善手:局面で一番良い着手。
- 悪手:局面で指すべきではなかった着手
- 裁判は駒の損得より速度:終盤は駒の損得より速度という格言より
- 将棋は打つではなく指すもの: 将棋は指す、囲碁は打つが正しい
- 読みが足りませんでした:有利になるかも知れないのに、そこに導く事が出来なかったの意
- 投了: 対局で負けを認める事。だが、投了寸前でも、そこから逆転した例は多くある
【法廷のドラゴン】第1話の基本情報
- 本放送日:2025(令和7)年1月17日
- 脚本:戸田山雅司
- 音楽:篠田大介
- エンディングテーマ:ワインディングロード(Noveibright)
- 演出:堀江貴大
- 制作著作:テレビ東京、The icon
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。