妙香、お前は年の差婚だよな。
21歳の時、18歳年上の父ちゃんと結婚したんだっけ。
うん、そうだよ。
当時はいろいろ言われたし、
彼とは大ゲンカしたこともあるけど、
今はめっちゃ仲良くしてるよ。
入院してる時もいろいろ助けてもらったんだ。
出典:ラストマン-全盲の捜査官-第7話
泉は41年前の警察調書を、
皆見のベッドルームにある引き出しに入れた。
心太朗は何気にそれを見ていたが、
泉は立てこもり事件の始末書を出してとお願いする。
心太朗は大山ふ頭で白骨遺体が見つかり、
佐久良班が臨場する予定だと泉にいった。
心太朗が皆見に「われわれはどうします」と聞くと、
皆見は「別に行きたいところがある」と答えた。
そこは皆見の両親が眠る墓地だった。
佐久良班が発見した白骨遺体は、
死後3~4年で60~70代の男性だという。
やがて葛西亜理紗が容疑者として浮かび上がる-
おもな登場人物(敬称略)
出典:ラストマン-全盲の捜査官-第7話
主人公とそのバディ
皆実広見(福山雅治)※幼少期:柊木陽太
全盲のFBI特別捜査官。最後の切り札の意味で「ラストマン」と呼ばれる。
護道心太朗(大泉洋)※幼少期:正垣湊都
皆実のアテンドを命じられる。護道家の次男だが実は養子。
警視庁捜査一課
護道泉(永瀬廉)
心太朗の義理の甥。父から皆実の行動調査を命じられる。
佐久良円花(吉田羊)
捜査一課佐久良班主任で警部補。検挙数トップのチームを率いる。
今藤完治(今井朋彦)
係長。上層部からの指示で皆実の捜査を許す。
馬目吉春(松尾諭)
佐久良班の刑事。佐久良を捜査一課長にすることを目標にしている。
長谷川壮太(奥智哉)
佐久良班の刑事。捜査一課メンバー最年少。
人材交流企画室
吾妻ゆうき(今田美桜)
技術支援捜査官。過去に皆実に救われたことがある。
護道家の人々
護道京吾(上川隆也)※学生時代:宮下柚百
心太朗の義兄で泉の父。次期警察庁長官の最有力候補。
在日アメリカ大使館
デボラジーン・ホンゴウ(木村多江)
参事官。皆実の元妻で愛称はデビー。離婚したが何かと協力している。
ASTRAL HOTEL TOKYO
難波望海(王林)
バトラー。皆実の日本での暮らしを支える。
ゲスト出演
葛西亜理紗(岡本多緒)
セラピスト。後妻業と第三国のスパイの疑惑を持たれている。
葛西征四郎(小林勝也)
「最後の相場師」と呼ばれた資産家。亜理紗の40歳年上の夫。
日高祐輔(赤堀雅秋)
亜理紗の秘書兼運転手。ある秘密を抱えている。
亀島喜一(原田文明)
亜理紗の前夫。南雲会傘下のフロント企業の経営者。
物語のカギを握る人物
鎌田國士(津田健次郎)
心太朗の実父。41年前に事件を起こして千葉刑務所に服役中。
ラストマン-全盲の捜査官-第7話の感想
出典:ラストマン-全盲の捜査官-第7話
人を好きになるのに理屈なんてない
今回は年の差婚をテーマにしていたので、
当事者(夫が18歳年上)である私の心に刺さりました。
これまでのエピソードの中でいちばん好きな話です。
最初は亜理紗がとんでもない悪女に見えて、
皆見も彼女に騙されていると思っていましたが、
そうではありませんでした。
皆見が亜理紗のことを「好き」と言ったのは、
彼女に一目ぼれしたのではなく、
本当は純粋な女性だと見抜き、
その人柄に感銘を受けたんですよ。
年の差婚というだけで、とかく人は邪推します。
引用元:ラストマン-全盲の捜査官-7話(皆実広見のセリフ)
「何故そんな相手のことを好きになったのか」と知りたがる。
しかし、人が人を好きになる時、
そこに理屈なんてありません。
年齢も性別も人種も国籍も一切関係ない。
どんな2人にも愛情は生まれることがあります。
そしてそれは、すべてが素晴らしいことです。
実はこの名言とリンクしている歌があります。
松下洸平さんがwacciさんと、
THE FIRST TAKEで歌っている「恋だろ」です。
性別も年齢も家柄も国籍も
外見も年収も過去も何もかも全部
関係ないのが恋だろ
乗り越えられんのが恋だろ
この曲のサビのフレーズは、皆見の名言とほとんど同じでした。
他人や世間がどう言おうが、
当人同士が幸せなら、それでいいのではないでしょうか。
確かに心の中の真実は、
亜理紗本人にしかわかりませんが、
私は嘘偽りなく、征四郎のことを好きだと思っています。
何故なら征四郎は、亜理紗が前夫からDVを受けている時に、
介護士として雇ってくれた人ですから。
征四郎はそのせいで殺人犯になってしまいましたが、
窮地に陥った征四郎を助けるために、
亜理紗は複雑な偽装工作をしたんですよ。
他の男と浮名を流す振りをしたのは、
夫が別人になりすましたのを隠すためだったんです。
亜理紗は拘留された征四郎に、
差し入れとして本を届けに行きましたが、
その時の笑顔が最高に素敵でした。
恋バナが多かったのはみんなに大切な人がいるから
ある有名なドラマブログで、
「今回のラストマンは恋バナが多すぎる」と書かれてました。
でも、登場人物それぞれに「大切な人」がいるからなんですよね。
- 皆見⇒デボラジーン・ホンゴウ
- 心太朗⇒佐久良円花
- 泉⇒吾妻ゆうき
出典:ラストマン-全盲の捜査官-第7話
皆見はアメリカにいた頃、
デボラジーン・ホンゴウと結婚していましたが、
ラスベガスのバーで会った女性と一夜の恋に落ちてしまい、
離婚することになってしまいました。
心太朗はこのことについて、
「言い方はキレイですがゲスいですね」と言っています。
でも、皆見は本当に浮気したのではなく、
女スパイのハニートラップに引っかかっていたのでした。
クロではなかったものの、妻の心を傷つけたと感じた皆見は、
責任をとって離婚に応じたんです。
優れた洞察力を持つ皆見でも、
不覚を取ることがあるんですね。
その女スパイは相当の手練れだったのでしょう。
皆見とデビーは離婚したとはいえ、
その後も良好な関係を続けているので、
いいカップルだと思いました。
また佐久良班の馬目は、
上層部から新しい班を作ることを打診されますが、
佐久良を女性初の捜査一課長にするために、
独立することを断りました。
馬目は皆見に反発しているので、
あんまりいいイメージがなかったんですが、
佐久良のためにがんばる姿を見て、応援したくなりましたよ。
泉と吾妻はお互いにハッキリ言ってないものの、
すでに両想いだと思いますね。
そんな感じで恋バナは楽しかったんですが、
心太朗が41年前に起きたことを知ってしまったので、
今後どうなるのか心配です。
おそらく心太朗のお父さんは冤罪で、
真犯人を皆見が突き止めるのではないでしょうか。
ラストマン-全盲の捜査官-第7話の公式ツイート
41年前の事件には謎が多いよな。
回想映像では心太朗の父親が皆実の両親を襲っていたが、
本当にそれが事実なんだろうか。
俺は黒幕が別にいると思うぞ。
ラストマン-全盲の捜査官-第7話の基本情報
出典:ラストマン-全盲の捜査官-第7話
本放送日:2023(令和5)年6月4日
脚本:黒岩勉
音楽:木村秀彬、mouse on the keys
演出:石井康晴
制作著作:TBSテレビ
視聴率:12.9%
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。