妙香、ユカは別次元の科学者たちの活躍を見て、
かなり凹んでしまったぞ。
「所違えば人も違う」と言うから、
そんなに落ち込まなくてもいいと思うんだが・・・
別次元とはいえ、
ユカも科学者だから同業の活躍が気になるんだよ。
でも、偉人のエジソンが言ってたけど、
本当の天才は「常に努力し続ける人」なんだよね。
ジェネスタ2期8話のあらすじ
10代の科学者であるヒジリ・アキトたちの記録を見たユカは、
カルチャーショックを受けて落ち込み、
自分の仕事に集中できなくなってしまう。
マウンテンガリバーⅡ-Ⅴはユカを励ますために、
特空機2号ウインダム開発のデータを再生するのだった。
おもな登場人物(敬称略)
出典:ジェネスタ2期8話
オオタユカ(黒木ひかり)
ストレイジ所属の科学者。上層部からセブンガーの強化を命じられる。
ナツカワハルキ(平野宏周)
ストレイジの隊員。ウルトラマンZと一体化する。
ナカシマヨウコ(松田リマ)
ストレイジの隊員。特空機を操縦するパイロット。
ヘビクラショウタ(青柳尊哉)
ストレイジの隊長。つかみどころのない人物。
イナバコジロー(橋爪淳)
ストレイジの技術者。様々な特技を持っている。
マウンテンガリバーⅡ-Ⅴ(CV:西村千夜)
イグニスが追っていた青いロボット。
ウルトラヒーロー
ウルトラマンZ(CV:畠中祐)
M78星雲「光の国」の新人ウルトラマン。特空機2号ウインダムと共闘する。
ジェネスタ2期8話「ユカの苦悩 二号ロボ軌道計画」の感想
出典:ジェネスタ2期8話
ウルトラ世界には様々な地球がある
私は学生時代に筒井康隆さんの本を読んでから、
「多元宇宙論」という考え方が気に入っています。
有名な「時をかける少女」の単行本に、
「果てしなき多元宇宙」という短編が収録されていたんですが、
これがなかなか面白かったんですよ。
平凡な女子高校生の暢子が、
自分が望んだ世界に次々と飛ばされる話なんです。
ある世界ではピアノの鍵盤に黒がなかったり、
勉強ができるはずのおとなしい少年が、
不良少年を叩きのめす暴漢に変わっています。
さらに別の世界では、
暢子がトップアイドルになって、
ファンがたくさんついているんですよ。
暢子が別次元に飛ばされた理由は、
未来の天才科学者・ノブが発明した機械の故障で、
時空に乱れが生じたからでした。
実はノブも『もうひとりの暢子』なんですけどね。
筒井康隆さんはこの作品の中で、
「多元宇宙」についてこのように語っています。
我々の住んでいるこの世界は、
たくさんのタテ糸とヨコ糸とで織られている。
そのヨコ糸が時間とすると、
タテ糸は、別の世界だ。
他の空間にある、別の宇宙なのである。
だから、地球がいくつ存在してもおかしくないんですよ。
前置きが長くなってしまいましたが、
ウルトラシリーズも多元宇宙論を採用しているので、
ユカのいる地球と、アキトや高田ルイがいる地球は、
まったく別の星なんです。
当然、勉強の仕方や、
社会の仕組みだって少し違うでしょうから、
10代の科学者が存在するんですよ。
でも、そういった世界の人間と、
自分を比較してしまうのは、まったくの無意味です。
他人と比べることが、そんなに重要なのですか?
引用元:ジェネスタ2期8話(マウンテンガリバーⅡ-Ⅴのセリフ)
あなたも、自分がやれることをやってきたじゃないですか。
ロボットさんはこう言ってくれましたが、
本当にその通りです。
他人と比べるのは悲劇の元ですから、
パリッと気持ちを切り替えるのが賢明ですね。
科学者なら自分の理想を実現せよ
ストレイジには特空機1号のセブンガーがありますが、
実用行動時間が3分しかありません。
そこで新たに特空機2号ウインダムが開発されました。
ウインダムは実用行動時間が5分と長く、
セブンガーより軽量化されているので、
スピードも速く、ジェット噴射で高速移動ができるんです。
しかし、各部のパーツを別々の会社に発注してしまったために、
電力のロスがひどくなってしまいました。
なんと、フル充電するのに4日もかかるんですよ。
ユカはこの問題を解決するために、
残業してがんばりますが、
いいアイデアはなかなか見つかりませんでした。
そこで技術部のイナバに、
余分なパーツをカットして、
スリム化したらどうかと提案します。
ユカの言葉にイナバはこう答えました。
自分の理想を簡単に捨てちゃダメだ。
引用元:ジェネスタ2期8話(イナバ・コジローのセリフ)
そんなことだったら、誰にでもできる。
時として意外なものが、
別のところで役に立ったりするもんだ。
そうやって、使えるものは、
なんでも使って理想を実現する。
それが、俺たちの仕事だ。
確かに誰でも思いつくアイデアでは、
最高のものは作れませんよね。
それにパーツを切り落としてしまったら、
ウインダム自体の能力も低下してしまうと思います。
ユカは「ネロンガの角」を冷蔵庫に保管していたんですが、
その隣に何故か焼プリンがありました。
そのプリンはハルキのおやつだったんです。
ユカは電気でプリンが焼けたと気づき、
「ネロンガの角」でウインダムを充電することにします。
これが大成功して、
ウインダムは実戦で使えるようになったんですよ。
天才というのは、生まれながらの者ではなく、
何度も何度も試行錯誤を繰り返して、
努力し続ける人のことなんです。
そうやって、自分の理想を実現するのが、
真の科学者というものです。
「ネロンガの角」で充電なんて、
普通の人なら絶対思いつきませんから、
ユカのヒラメキはすごいですね。
その知恵は今後も大いに役立つのではないでしょうか。
ジェネスタ2期8話の使用作品
出典:ジェネスタ2期8話
作品名:ウルトラマンZ4話「二号ロボ起動計画」
本放送日:2020(令和2)年7月11日
脚本担当:鈴木智
登場怪獣、宇宙人:エリマキテレスドン
オープニングテーマ「ご唱和ください 我の名を!」遠藤正明
エンディングテーマ「Connect the Truth」玉置成実
監督:辻本貴則
来週の『ウルトラマン ニュージェネレーション』は!?
— ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE / ジェネスタ 公式 (@ultraman_series) March 16, 2024
予告 第9話「怪奇!虫の音の夜」
ウルトラマンブレーザー、そして共に戦うスカードの戦いの記録が再びストレイジに届く時、また新たなハイパーキーが光を放つ。
YouTubeで今すぐ再生↙https://t.co/FfjS5qpLpV#ジェネスタ pic.twitter.com/nqghS71AEY
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。