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【ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と】第8話あらすじと感想。田中のおっちゃんは2060年に残る

あんのん君

妙香、ついにワームホールが見つかったが、
直哉たちは無事に元の時代に帰れるんだろうか?

岩松妙香

ワームホールは自然発生的にできたものだから、
戻りたい日時を特定できないんだよね。
もしかしたら、まったく違う時代に行っちゃうかも知れない。

出典:ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話

5号車が止まっているトンネルの中に、
丸い形のワームホールが出現した。
田中が手づくりした人形のミーポは、
その中に吸い込まれてしまった。
乗客たちは助けを求めて叫ぶものの、
ワームホールは消えてしまった。
しかし加藤は蓮見の論文を勉強していたため、
再びワームホールを出現させる方法を考える。
森で田中と会話していた米澤が電気ケーブルを発見し、
駅員の小森は沿線沿いに変電所があったことを思い出す。
元の時代に帰れる希望が出てきたので、
乗客たちは前向きになるが、
玲奈や小春は複雑な思いを抱えるのだった-

目次

おもな登場人物(敬称略)

出典:ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話

つくばエキスプレス5号車の乗客と乗員

萱島直哉(山田裕貴)
カリスマ美容師。何やら複雑な過去があるらしい。

白浜優斗(赤楚衛二)
消防士。遭難した乗客たちのリーダーになる。

畑野紗枝(上白石萌歌)
高校の体育教師。誰に対しても敬語で語りかける。

加藤祥大(井之脇海)
大学院生。植物や科学のことに詳しい知恵袋。

渡部玲奈(古川琴音)
ネイリスト。明石との交流で性格が変わって行く。

米澤大地(藤原丈一郎)※なにわ男子
専門学校生。ゲームやサブカルが好きな平和主義者。

江口和真(日向亘)
名門高校の高校生。医者になるのが目標。

佐藤小春(片岡凜)
和真の彼女。物静かで控えめ。

寺崎佳代子(松雪泰子)
人材派遣会社の社長。現実的な考えの持ち主。

立花弘子(大西礼芳)
システムエンジニア。イザという時に頼りになる。

明石周吾(宮崎秋人)
会社員。玲奈に元の時代に帰るよう促す。

小森創(村田秀亮)※とろサーモン
駅員。沿線沿いに変電所があったことを思い出す。

つくばエクスプレス6号車の人たち

海老原(加治将樹)
電気ケーブルを直すなど、直哉たちに協力する。

植村憲正(ウエンツ瑛士)
工務店勤務。出発間近の5号車に駆け込んでくる。

加古川辰巳(西垣匠)
植村とともに5号車に駆け込む。

梶原朱美(大後寿々花)
元の時代に戻ることをためらっている。

梶原将(小谷興会)
朱美の息子。

現代の人たち

萱島達哉(池田優斗)※幼少期:白鳥廉
直哉の12歳下の弟。兄がいることを信じて隕石を探す。

三島すみれ(山口紗弥加)
美容院のオーナー。兄の帰りを待つ達也をバックアップしている。

未来に残留

田中弥一(杉本哲太)
乗り遅れそうになった直哉を助けて、5号車のドアを閉める。

ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話の感想

出典:ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話

優斗の命がけの説得

めちゃくちゃ神回でしたね。

何もない未来に残るのか、
それとも、もと居た時代に帰るのか。

究極の決断を迫られた人たちの、
人間模様が面白かったです。

リアリストの玲奈は、
2023年に帰っても意味がないと思っています。

もともと彼女は、
現代での人間関係に恵まれてなかったですし、
2026年には隕石衝突が起きて、
人類が滅亡してしまうからでした。

その言葉を聞いた直哉は玲奈にこう言います。

間違ってないよ。
そこは自分の判断でしかないでしょ。
リスクを冒してでも戻りたいか、
命を優先して残るか。

引用元:ペンディングトレイン8話(萱島直哉のセリフ)

とはいえ、2060年の世界は原始時代に近い環境ですし、
知り合いなんてまったくいません。

想像以上に孤独だと思うんですよ。

それにライフラインや医療設備もないので、
大きなケガや病気をした時には、命を落とす可能性があります。

残った本人がどれだけサバイバル能力があるか。
それにかかっていますね。

驚いたのは玲奈だけではなく、
直哉も未来に残ると言ったことでした。

あれだけ達也のことを心配していたのに、
なんで諦めてしまうんでしょうか。

でも、ずっと一緒にがんばってきた優斗には、
ひねくれた本心を読まれていたんです。

なあ、こういうことになるんだよ。
あんたが、自己満足で残るとか言うから。
もう他人じゃない。
ずっと一緒にやってきた。
もう他人じゃないし、
ひとりが得意とか言うな!
本当に残りたかったら、そうすりゃいい。
強制なんてできない。
でも、弟さんを助けられなかったことの絶望から、
逃げ出してるだけじゃないのか?
この先、俺たちはずっと思う。
萱島さんはどうしてる?
なんで置いてきた?
ほんとは助けたかった。
ずっと後悔する。
いつも、萱島さんはいてくれた。
そばで毒づいて、
ひとりで突っ走る俺のそばで、からかって。
それにはイラついたけど、
でも、そのおかげで今日まで生きてこれた。
萱島さんを助けられなかったら、
きっと俺は、一生後悔する。
それともあれか?
狙ってんのか、自分だけカッコつけて。
印象付けようとして。
なら、一緒に来い!
俺を信じろ。

引用元:ペンディングトレイン8話(白浜優斗のセリフ)

人間、本気で叱られると目が覚めるものです。

さすがの直哉も、
これ以上は反論することができませんでした。

だって本心では、
達也に会いたくてしょうがなかったんですからね。

随所に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオマージュが!

実はこの第8話、
私の大好きな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオマージュが、
たくさん散りばめられていたんですよ。

  • 嵐を利用して元の時代に帰ること
  • 明石が玲奈に手を差し伸べるところ
  • 直哉が帰ろうとした時に倒木があったこと

「バック・トゥ・ザ・フューチャー1」のクライマックスでは、
町の時計台に落ちる雷を利用して、
デロリアン(タイムマシーン)を走らせようとしました。

また主人公・マーティの父親であるジョージが、
恋敵のビフをやっつけた時、
襲われそうになっていたロレインを助けたんですが、
ジョージはロレインに手を差し伸べました。

この2人がくっついてマーティが生まれたんです。

マーティは仲良くなった両親を見届けたあと、
デロリアンのエンジンをふかし、元の時代に戻る準備をするんですが、
いざ出発というときに倒木がありました。

因みに「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」では、

マーティの親友・ブラウン博士は元の時代に帰ることができず、
過去(1885年)に残ることになりました。
そして汽車を改造してタイムマシンを作ったんですよ。

このドラマが作られる際、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、
元ネタのひとつになったんでしょうね。

最後の最後に田中はヒーローになった

現代に帰れないといえば、
今回のヒーローになった田中ですね。

彼はずっと怪しい行動をしていましたし、
完全にアウトローな男ですから、
助け船を出してくれるとは思いませんでした。

7話で直哉に向かって、
「俺とお前は同じだよ」と言っていたので、
直哉に共感して助けたいと思ったんでしょう。

田中は家族と不仲のようですが、
直哉には泣きながら帰りを待っている達也がいます。

でも、田中をヒーローに変えたのは、
最後に会話した米澤(米ちゃん)のおかげです。

米澤の純粋さに触れて、
田中は5号車のみんなを現代に帰したくなったんですよ。

最後に「せいせいする」という憎まれ口を叩いたのは、
5号車のみんなのことを思い出すと切なくなって、
ひとりで泣いてしまうからですよ。

もし5号車が普通の電車のように動いていたら、
ドアは自動で閉まったと思うので、
田中も一緒に乗ることができました。

そう思うと残念で仕方ないんですが、
5号車の乗客たちは田中のことを絶対に忘れません。

歴史が改変されると、
隕石衝突後の世界は取り残されるか、
あるいは消えてしまうかも知れませんが、
田中のことも救ってあげたいですね。

歴史を変えるためには2026年にいる必要がある

2060年から旅立った直哉たちは、
無事に元の時代に帰れたかと思いきや、

たどり着いた先は「2026年5月1日」だったんです。

驚いた視聴者が多かったようですが、
私は2026年に飛ぶだろうと思っていたので、
想定内の展開でした。

2023年に戻って、
未来の危機を伝えてもいいんですが、
3年というスパンはちょっと長すぎるんですよ。

危機を回避するには、
素早い行動が何より大事ですし、
まったく同じ日時に戻ってしまっては、
サバイバルしてきた意味がなくなってしまいます。

ただ、隕石衝突の話は、
みんな素直には信じないでしょうから、
直哉や優斗たちではなく、
蓮見教授が説明すると上手く行くでしょうね。

6号車の山本がくれた航海日誌の日付に、
「2026年12月9日」とありましたが、
歴史改変が上手く行けば、
隕石衝突ではなく、いい日になるような気がします。

予告では優斗が消防士の格好をしていましたが、
東京ブルームタワーで起きた火災の消火に行くんですよ。

私はこれが歴史改変のカギになると思っています。

東京ブルームタワーはおそらく、
スパースデブリ(宇宙ゴミ)を制御する管制塔ですから。

ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話の公式ツイート

あんのん君

なんとも切ない第8話だったな。
直哉たちは2026年に飛ばされたが、
全員が無事なようで安心したぞ。
あとは隕石の話を国民が信じるかだな。

ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話の基本情報

出典:ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第8話

本放送日:2023(令和5)年6月9日
脚本:金子ありさ
主題歌:TATTOO(Official髭男dism)
演出:加藤尚樹
制作著作:TBSスパークル、TBS
視聴率:5.5%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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