アンノン・スター

あなたの星が私を導く

【女神の教室~リーガル青春白書~】最終回あらすじと感想。現実と戦うからこそ夢は叶う

出典:女神の教室~リーガル青春白書~最終回

 

妙香、雫の教え子たちは、
無事に青南ローを卒業して行ったが、
法曹界の現場はどうなんだろう?

理想と現実とのギャップに、
悩んでるんじゃないかな。
普通の職場と違って、
いろいろと難しいからね・・・
あと、桐矢は出遅れてるみたいだけど、
挫けずに進んでほしい。

 

前回の感想はこちら

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出典:女神の教室~リーガル青春白書~最終回

 

雫が初めて受け持った5人の生徒は、
無事に青南ローを卒業した。
真中・水沢・照井・天野の4人は、
難関の司法試験を突破し法曹界に進んでいた。
だが、桐矢はひとり挫折し、
自身の将来に疑問を感じはじめる。
それでも夢に向かう勇気をもらうため、
同期たちが活躍する職場を訪ねるが、
何故か4人は浮かない顔だった。
一方で雫はローの存続をかけ、文科省の会議に臨む。

 

おもな登場人物(敬称略)

 

出典:女神の教室~リーガル青春白書~最終回

 

青南大学法科大学院(教員)

 

柊木雫(北川景子)

東京地裁の裁判官。教員として派遣される。

 

藍井仁(山田裕貴)

エース教員。司法試験に勝つための講義を行う。

 

青南大学法科大学院(学生)

 

照井雪乃(南沙良)

東京地裁所属の判事。年間1万件の実務に追われる。

 

真中信太郎(高橋文哉)

ホープ生命法務部所属。社内いじめに心を痛める。

 

桐矢純平(前田旺志郎)

司法試験に挑戦中。中華料理店でアルバイトをしている。

 

水沢拓磨(前田拳太郎)

堀ノ内法律事務所所属。経験が浅いので信頼を得られない。

 

天野向日葵(河村花)

司法修習中。粗暴な被疑者に暴言を吐かれる。

 

青南大学法科大学院(指導者)

 

里崎健一郎(小堺一機)

教務主任。桐矢の合否結果を気に掛ける。

 

守宮清正(及川光博)

学院長。雫の学生時代の恩師。

 

雫の同期

 

横溝太一(宮野真守)

検察官。東京地検公判部所属。

 

安藤麻里恵(佐藤仁美)

弁護士。文科省の委員会に出席する雫を応援。

 

その他の人々

 

梶山将史(小林隆)

法務省の官僚。法科大学院等特別委員会の代表を務める。

 

www.oricon.co.jp

 

女神の教室~リーガル青春白書~最終回の感想

 

出典:女神の教室~リーガル青春白書~最終回

 

エールを送り合う同期たち

 

法曹界への道は本当に厳しく、

司法試験に合格して直ぐに、

弁護士や検事になれるわけではありません。

 

1年間の司法修習をすることで、

晴れて実務に就けることができるんですよ。

 

www.itojuku.co.jp

 

雫の5人の教え子たちは、

ローでは同期として過ごしましたが、

卒業後は進み方がそれぞれ異なっています。

 

真中・水沢・照井は実務家として働いているものの、

天野はまだ司法修習中でした。

 

そして桐矢は青南ローを卒業できたのに、

司法試験を突破することができず、

中華料理屋でバイトをしながら、

孤軍奮闘していたんです。

 

彼にとって先を行く同期たちは、

眩しくもあり、うらやましくもあったでしょうね。

 

司法試験は何回も何回も挑戦すれば、

いつかは必ず合格するというものではなく、

5回しか受けられないという制限があります。

 

だから、桐矢にしてみれば、

辞めるかどうかの瀬戸際だったんですよ。

 

ローを卒業して3年ということは、

ほぼラストチャンスに近いですから。

 

真中たち4人はロー時代に考えていた理想と、

実際の現場とのギャップに悩み、

「こんなはずではなかった」と思っていました。

 

空に輝く星たちは、

地上から見るとキラキラ光って綺麗ですが、

本当は核融合をする天体です。

 

理想と現実のギャップって、

そういうものではないでしょうか。

 

桐矢は悩み相談に乗ってほしいといって、

4人を居酒屋に呼び出しますが、

実は仕事で悩んでいる彼らに、

ストレス解消させてあげようと仕組んだんです。

 

自分が崖っぷちに追い込まれてるのに、

友だちを励ますなんて、めっちゃ偉いじゃないですか。

 

その想いは4人に通じて、

彼らは現場で前向きになることができました。

 

そして、今度は真中たちが、

桐矢に「諦めるな」と言ったんですよ。

 

この励まし合いは、観てて胸が熱くなりましたね。

 

私が今ここにいるのは法律に救われたから

 

仲間からのエールを受けた桐矢は、

苦労した末に司法試験を突破します。

 

雫や里崎教務主任はもちろん、

クールな藍井も合格を喜びました。

 

桐矢は遅咲きでしたが、

その分、苦労を重ねたので、

いい検事になると思います。

 

雫のいう「良い法律家」の3つの素質を備えていますから。

 

  • 人に寄り添える
  • 広い視野を持つ
  • 人を知ろうとする

 

もし、このドラマのスペシャルがあったら、

法律家になった桐矢の姿を見てみたいですね。

 

このドラマは途中でリタイヤすることなく、

最後まで完走できましたが、

それは私がかつて、

法律に救われたことがあったからでした。

 

今から17年前、

とある生活トラブルで窮地に陥った私は、

弁護士の先生に助けていただいたことがありました。

 

その時のことを思い出して、

雫や5人の学生たちを応援していたんです。

 

いま私がこうしてブログを書き、

日々の生活を楽しく過ごせているのも、

法律によって未来を拓けたからです。

 

昔から法律に興味を持ち、

叔父の家にあった六法全書を内緒で読んでいましたが、

諸事情あって、大学に行くことができず、

法律家になる道は断念せざるを得ませんでした。

 

でも、このドラマを観ることによって、

まるで自分が青南ローにいるような気分になり、

どんどん気持ちが前向きになりました。

 

視聴率はいまひとつでしたが、

私の心には鮮明に残った作品です。

 

そして、山田裕貴さんのファンになりました。

 

4月からはTBS系列で、

「ペンディングトレイン」がスタートするので、

そちらの感想も書いて行きたいと思います。

 

www.youtube.com

 

女神の教室は主題歌も素晴らしくて最高でした。

ノベライズとDVDもゲットしたいですね!

 

女神の教室~リーガル青春白書~最終回の名言

 

出典:女神の教室~リーガル青春白書~最終回

 

柊木雫①

 

私はこう考えます。

法律家は必ずしもエリートである必要はない。

 

柊木雫②

 

決して成績が優秀ではなかった、

平凡な私が裁判官となり、

今こうして、教員として立てているのも、

ロースクールでたくさんの人たちと出会い、

時間を共に過ごしてきたからです。

お酒が大好きなシングルマザー、

泣き虫で気が弱いのに、検事になった友人。

そして、法律を学ぶ楽しさを、

イチから教えてくれた恩師。

そうした素晴らしい人たちとの出会いのおかげで、

私はそれまで知らなかった、

新しい視点や考え方、感情を知り、

人として豊かになることができました。

 

柊木雫③

 

その豊かさは、私が法律家として生きて行く上で、

かけがえのない武器になっていると思います。

何故なら、私たちが扱う法もまた、

様々な人々の豊かな人生の上に、

成り立っているものだと思うからです。

私はロースクールで得たものを、

この先も、この身を持って、

伝えて行きたいと思っています。

 

桐矢純平

 

俺とは違って、せっかく合格できたのに。

プロになれたのに。

思い描いていたものとは違った?

現実は上手く行かない?

そんなの、当たり前だろ!

ふざけんなよ。

そんな悩み、俺からしたら、

全部、贅沢なんだよ!

せっかく法律家になれたんだから、

乗り越えろよ、乗り越えてくれよ。

 

照井雪乃

 

現実と向き合うのは辛いと思います。

でも、もし、話したいことがあるのなら、

話してください。

これは、あなたの裁判です。

 

横溝太一

 

ロースクールが、

本当になくなったら、嫌だな。

ローがなければ、

俺たちがこうして出会うこともなかったし、

俺なんて絶対、検事になる夢、

途中で諦めてたよ。

 

安藤麻里恵

 

学校ってさ、

勉強するだけの場所じゃないんだよね。

そこで出会った人たちと、

泣いたり、笑ったり、

同じ感情を共有することで、

人として成長できるっていうか。

 

守宮清正①

 

日頃、私が気にしているのは、

合格できずに法曹界への道を諦めていった、

983名の元学生たちです。

合格できなかった彼らにとって、

ローでの3年間はどういうものだったのか。

ただ、無駄な時間とお金を費やした、

後悔の時間なのか。

それとも、実りある3年だったと、

思える場所なのか・・・

願わくば、後者であってほしいと思っています。

 

守宮清正②

 

司法試験には合格できたとしても、

人の気持ちの解からない法律家を育てたところで、

本末転倒ではないでしょうか。

 

女神の教室~リーガル青春白書~最終回の基本情報

 

出典:女神の教室~リーガル青春白書~最終回

 

  • 本放送日:2021(令和5)年3月20日
  • 脚本:蓼内健太、大北はるか
  • 音楽:武部聡志
  • 演出:森脇智延
  • 制作著作:フジテレビ
  • 視聴率:6.1%

 

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。