妙香、照井は自他ともに厳しいよな。
ストイックなのは悪くないが、
なんだか窮屈そうにみえるぞ。
過去に人間不信になるようなトラウマがあるのかも。
誰かに悩みを打ち明けられるといいね。
良い法律家を目指すなら、優しさも大切だから。
前回の感想はこちら
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出典:女神の教室~リーガル青春白書~5話
雫は藍井が行った選抜テストの結果が気になっていた。
しかし、藍井は発表を来週に延期してしまう。
真中・桐矢・水沢・天野・照井の5人も、
そのことに疑問を持っていた。
ある日のこと、雫は登校してきた真中から、
奇妙な鳩のレプリカを見せられる。
いたずらにしては悪質だったため、
雫は「何かの罪に問えないか」と学生たちに聞く。
さらにこのことを藍井に相談してみたが、
誰にも起こり得ることだと反論されてしまう。
おもな登場人物(敬称略)
出典:女神の教室~リーガル青春白書~5話
青南大学法科大学院(教員)
柊木雫(北川景子)
東京地裁の裁判官。教員として派遣される。
藍井仁(山田裕貴)
エース教員。司法試験に勝つための講義を行う。
青南大学法科大学院(学生)
照井雪乃(南沙良)
厳しめの学生。雫に過去のトラウマを話して打ち解ける。
真中信太郎(高橋文哉)
人権派弁護士を目指す学生。奇妙な嫌がらせに遭う。
桐矢純平(前田旺志郎)
お調子者の学生。検察官になることが目標。
水沢拓磨(前田拳太郎)
寡黙な学生。バイトと勉強の両立で苦労する。
天野向日葵(河村花)
やる気のない学生。選抜テストで大健闘した。
青南大学法科大学院(指導者)
里崎健一郎(小堺一機)
教務主任。選抜テストに落ちた学生に未来はないという。
守宮清正(及川光博)
学院長。雫の学生時代の恩師。
雫の同期
横溝太一(宮野真守)
検察官。東京地検公判部所属。
安藤麻理恵(佐藤仁美)
弁護士。雫がなんでも話せる相手。
その他の人々
風見颯(尾上松也)
警視庁捜査一課の刑事。嫌がらせの犯人は法に詳しい人物という。
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女神の教室~リーガル青春白書~5話の感想
出典:女神の教室~リーガル青春白書~5話
犯罪のない世の中になってほしい
照井は高校生の頃、
満員電車の中で痴漢の被害に遭っていました。
彼女は「やめてください」と言えなかった自分が許せずに、
ずっと苦しんできたんですよ。
痴漢を告発するのは非常に難しいです。
加害者は「やってない」と白を切るでしょうし、
被害者は周囲の人々の目線が気になります。
結局、多くの女性たちが、
泣き寝入りということになってしまうんですが、
照井は悪質な性犯罪者と戦うために、
検察官になる道を選びました。
雫はそんな照井のことを、
「強いね」といって共感します。
いままで雫のことを嫌って、
ずっと論破してきた照井でしたが、
腹を割って話したおかげで、
ようやく打ち解けることができました。
性犯罪はデリケートな事案なので、
なかなか相談できる相手がいません。
でも、照井はようやく肩の荷が降りたんですよ。
雫の実務演習は時間のムダと思っていましたが、
信頼できる先生だと思ったので、
照井は再び参加することになりました。
真中・桐矢・水沢・天野の4人が、
親身になって心配してくれたからでもあります。
絆とか仲間って、青臭いと思われがちですが、
信じあえる人がたくさんいるのは、
本当にいいことなんですよ。
雫は法律の数が2000個あると言いました。
そこで驚いたのは、
ペットは「器物」として扱われることです。
よく猫ちゃんやワンちゃんの虐待事件がニュースになりますが、
それに対する刑罰は軽すぎます。
愛猫家や愛犬家の気持ちを考えると、
見直す必要があるのではないでしょうか。
この世の中で起こる犯罪は、
どれも卑劣なものばかりですが、
女性やペットなど弱い者に対する行為は、
本当に許せません。
犯罪がなくなってしまうと、
法律家の存在はいらなくなってしまいますが、
みんなが安心して暮らせる社会になってほしいものです。
犯人はこの中にいる
照井に笑顔が戻って良かったと思いきや、
青南ローでは奇妙な嫌がらせが起きていました。
しかも雫の実務演習に出ている生徒たちが、
男女問わず狙われていたんです。
犯人がやっているのは、
いずれも鳥を使った嫌がらせで、
法律の網をスレスレでかいくぐるものでした。
藍井は雫からの相談を、
「カクテルパーティ現象だ」と一刀両断してしまいました。
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周囲が騒がしく、沢山の人が雑談をしている中でも、
自分に強く関係する情報や、
自分が興味ある情報は他の情報と比べて聞き取りやすい現象を、
「カクテルパーティ効果」という。
例えば、電車で居眠りをしていても、
降りる駅の手前や、駅名がアナウンスされた瞬間に、
自然と目が覚めるのも、カクテルパーティ効果が働いているためである。
引用元:https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/cocktail-party-effect/
そこで雫は捜査一課の風見に相談しました。
話を聞いた風見は、
「犯人は法律に詳しい人物」といいます。
そうなると・・・
金田一少年の事件簿のように、
『犯人はこの中にいる!』となりそうですね。
見た目からあやしそうなのは藍井ですが、
彼は選抜テストの採点が忙しくて、
それどころではないでしょう。
学院長は食わせ者ですが、
腹黒ではありませんし、
教務主任も性格からして違うと思います。
真中・桐矢・水沢・天野・照井以外の学生なのか、
あるいは卒業生の誰かなのか。
前に司法試験に4回落ちて、
田舎に帰ったOBがいましたが、
まさか彼が犯人なのでしょうか。
でも、それだと安直すぎるので、
もっと意外な人物なんでしょうね。
捜査一課の風見は「人気塾講師が無罪」になった事件を、
再度洗い直していますが、
それとも関係しているのではないかと思います。
いずれにしても、
ロースクール内部にに犯罪者がいるのは怖いです。
女神の教室~リーガル青春白書~5話の名言
出典:女神の教室~リーガル青春白書~5話
柊木雫①
法律はそういった解釈の難しい、
いろんな問題にぶつかるたびに、
改正されたり、新たに制定されて、
今じゃ2000個くらいある。
柊木雫②
みんなで話し合うって、
すごく貴重だと思うんだ。
プロになるとさ、
裁判官は裁判官と、
弁護士は弁護士と関わるばっかりで、
法曹三者が交わる機会って少ないんだよね。
だから今のうちに、
いろんな考えを持つ人と、
話しておくほうがいいよ。
柊木雫③
怒るよ。同じ女性として、
ううん、人間として。
柊木雫④
照井さんは強いね。
嫌なことがあるとさ、
忘れるほうが楽でしょう?
でも、照井さんは、
ちゃんと向き合ってがんばってる。
検事になろうとしてる。
強いよ。
柊木雫⑤
法律ってね、生きてるんだよ。
誰かの思いで変わって行く。
照井さん、戦ってるのは、
あなたひとりじゃないよ。
藍井仁①
懲役3年、罰金400万円と揶揄されるくらいですからね。
ロースクールに恨みを持つ者は多いかと
学生たちを無闇に混乱させたくはありません。
一刻も早く被害状況を確認する必要がありますよね。
学生たちを守ることは、われわれ教員の使命ですよね?
藍井仁②
近年の日本の再犯率は約5割。
つまり半数近くが再犯しているという計算になる。
司法の役割としては、適正な刑罰を与えることが重要だ。
だが、罰を与えるだけで、
繰り返し犯罪を招いては意味がない。
そうした昨今の犯罪情勢をかんがみるに、
君たちの出した結論は正しいとは思う。
藍井仁③
いや、興味ではなく、
理解できない者への理解したいという欲求、
ただそれだけです。
何故あのような者が裁判官になれたのかと。
照井雪乃①
私も、電車に乗りたくても乗れなかった。
自分の気持ちだけじゃ、
どうにもならないことってあるのかも。
照井雪乃②
被害者の立場になって考えた時、
いちばん望ましい社会は再犯が減り、
犯罪自体がなくなることです。
そのためには加害者のことも、
たとえ共感できなくても、
理解し、知る必要があると考えました。
真中信太郎
行動で反省の意を示すことは、
弁護人として彼を不起訴に導く上で、
有益な活動であると考えます。
水沢拓磨
人って自分たちが思う以上に、
意思が弱いんじゃないかな?
ダメってわかってるのに、
そうしちゃうっていうか・・・
守宮清正
確かに優秀とはいえない学生でした。
成績はいつも最下位で、暗記がとにかく苦手で。
ただ深く考えることだけは得意だった。
そしてある時期から、急激に成績が伸び始めたんです。
彼女の授業を見ていたら、ご理解いただけるかと。
女神の教室~リーガル青春白書~5話の基本情報
出典:女神の教室~リーガル青春白書~5話
- 本放送日:2021(令和5)年2月6日
- 脚本:大北はるか
- 音楽:武部聡志
- 演出:谷村政樹
- 制作著作:フジテレビ
- 視聴率:6.8%
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。