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【女神の教室~リーガル青春白書~】6話あらすじと感想。Crowの正体は過去の裁判の被告人だった

出典:女神の教室~リーガル青春白書~6話

妙香、雫と青南ローの学生たちが、
不審なストーカーに狙われているぞ。
勉強の邪魔にならなければいいが・・・

正体不明の人物が近くにいるのは怖いよね。
犯人は何の目的があって雫たちを狙うんだろう?
司法試験に落ちた人物の嫉妬なのかな。

前回の感想はこちら

出典:女神の教室~リーガル青春白書~6話

雫と5人の学生たち対する嫌がらせは、
すべて鳥に関するものだった。
SNSには「Crow」というアカウント名で、
雫と学生たちの写真が次々に投稿される。
だが、肖像権の侵害には当たらないため、
警察が動くことはできなかった。
捜査一課の風見は「Crow」は裁判官の法衣だと推理。
狙われているのは雫であると考える。
そんななか、藍井塾選抜テストの発表があった。
結果は誰もが驚く予想外のものだった。
目次

おもな登場人物(敬称略)

出典:女神の教室~リーガル青春白書~6話

青南大学法科大学院(教員)

柊木雫(北川景子)

東京地裁の裁判官。教員として派遣される。

藍井仁(山田裕貴)

エース教員。司法試験に勝つための講義を行う。

青南大学法科大学院(学生)

照井雪乃(南沙良)

厳しめの学生。雫に過去のトラウマを話して打ち解ける。

真中信太郎(高橋文哉)

人権派弁護士を目指す学生。奇妙な嫌がらせに遭う。

桐矢純平(前田旺志郎)

お調子者の学生。検察官になることが目標。

水沢拓磨(前田拳太郎)

寡黙な学生。バイトと勉強の両立で苦労する。

天野向日葵(河村花)

やる気のない学生。選抜テストで大健闘した。

青南大学法科大学院(指導者)

里崎健一郎(小堺一機)

教務主任。選抜テストに落ちた学生が退学を願い出たという。

守宮清正(及川光博)

学院長。雫の学生時代の恩師。

雫の同期

横溝太一(宮野真守)

検察官。東京地検公判部所属。

安藤麻理恵(佐藤仁美)

弁護士。雫がなんでも話せる相手。

その他の人々

風見颯(尾上松也)

警視庁捜査一課の刑事。嫌がらせの犯人は法に詳しい人物という。

津山邦彦(安井順平)

雫が仙台地方裁判所時代に担当した、仙台社員寮放火事件の被告人。

女神の教室~リーガル青春白書~6話の感想

出典:女神の教室~リーガル青春白書~6話

人生をやり直すのは難しい

今までとは違って、

かなり重苦しい話でしたね。

司法試験に合格できなかった人が、

嫉妬心から嫌がらせをしていたと思ってましたが、

そういうことではなかったんですよ。

雫は5年前に、

仙台社員寮放火事件の裁判を担当したことがありました。

その時の被告人は津山邦彦という男でしたが、

実は嫌がらせをしていた人物「Crow」とは、

彼のことだったんです。

津山は雫を逆恨みしていたんですよ。

彼は会社を不当解雇されたことに激怒して、

放火をしてしまいました。

その怒りはわからなくもないですが、

じっくり冷静に考えれば、

法に訴えることもできるんですよね。

犯罪に手を染めるという事は、

自ら奈落の底に落ちるようなものです。

結局、津山には懲役5年の判決が下りました。

雫の相談に乗った藍井は、

「妥当な量刑だ」といいます。

津山が雫に敵意を持ったのは、

ある言葉を彼女から聞いたからでした。

『どうか、一からやり直してください』

親の莫大な借金を抱え、

やっと就職できた会社をリストラされた彼には、

なかなか残酷な言葉でした。

もちろん、雫は悪気があって言ったのではなく、

罪を償って更生してほしいと思ったからなんですが、

未来を絶望している人間にとっては、

まったくの逆効果だったんです。

言葉は刃物ぞ。

気をつけて使え。

これは麒麟がくるで斎藤道三が言ったセリフですが、

思わぬ一言が相手を深く傷つけてしまうんですよね・・・

人間には何をやっても上手く行かない時や、

不運続きでやさぐれてしまう時がありますが、

そんなどん底から人生をやり直すのは、

なかなか難しいことです。

本人の強い意志と、

周囲の人の協力がなければダメでしょう。

津山はもともと、

雫のことを良く思っていなかったから、

彼女の質問には何も答えませんでした。

だから「一からやりなおしてください」が、

とどめの一撃だったんですね。

でも、雫の言葉で傷ついたからといって、

学生たちにまで嫌がらせをするのは間違っています。

そんなことをしても、

誰も幸せにならないじゃないですか。

最後は自ら命を絶ってしまいましたが、

そうなる前に引き返すべきでしたね。

嫌がらせは解決したはずなのに

雫と学生たちの周囲で起きていた事件は、

これにて一件落着となりましたが、

どうも私はすっきりしないんですよ。

ひっかかる点がいくつかあるからです。

  • 選抜テストの結果写真をSNSにアップしたこと
  • 憎んでいる雫との面会に応じたこと
  • 亡くなる直前に病院の写真を撮ったこと

津山は法の網をかいくぐる嫌がらせをしていた男です。

青南ローの建物の中に入るというのは、

建造物不法侵入になります。

巧妙に忍び込んで写真を撮ったのかも知れませんが、

もともとキャンパス内にいても違和感のない人物が、

写真を撮ったと考えるのが自然でしょう。

また「絶対に許さない」というほど雫を嫌っているなら、

普通は対話には応じないと思います。

いちばん気になったのは、

SNSで最後にアップした病院の写真です。

津山本人が入院していたのか、

たまたま撮ったものなのかはわかりませんが、

その写真の投稿を最後に、

「Crow」は嫌がらせをやめました。

捜査一課の風見は、

病院で雫と電話していましたが、

なんか彼もあやしいんですよ。

そもそも彼はなぜ、

無罪判決が確定した事件を、

洗い直ししているのでしょうか。

「Crow」の嫌がらせとは無関係に思えますが、

意外なところで2つの事件はつながっているかも知れません。

女神の教室~リーガル青春白書~6話の名言

出典:女神の教室~リーガル青春白書~6話

柊木雫①

私はあの時、年齢も性別も関係なく、

あなたをひとりの個人だと思って、

向き合っていました。

何故なら法廷はそういう場所だからです。

柊木雫②

憲法14条。すべて国民は法の下に平等であって、

人種、信条、性別、社会的身分または門地により、

政治的、経済的、または社会的関係において差別されない。

私の思いとは裏腹に、

偉そうに見えてしまったんだとしたら、

申し訳ありませんでした。

柊木雫③

当時、私はあなたのことを知りたくて、

たくさん質問したと思います。

でも、あなたは何も答えてくれなかった。

私に悔いがあるとしたら、そのことです。

柊木雫④

あなたが身に着けた法律の知識は、

この先必ず、あなたを守ってくれます。

柊木雫⑤

自分の思いを主張できて、

それを聞いてくれる人がいて。

少し気持ちが楽になったんだなって思った。

そこからかな、こういう職業に興味を持ったのは。

藍井仁

司法試験の問題は大きく3つに分けられる。

誰もが解ける基礎的な問題が5割。

受験者のほとんどが解けない問題が1割。

そして合否を分ける問題が4割だ。

1割の難問は捨て、この4割を徹底的にたたき込む。

照井雪乃

効率が悪くても、

誰かを救うことがあるんですね。

天野向日葵

藍井先生、質問があります。

藍井塾で学んだ内容を、

ゼミ生以外の人に伝えてもいいでしょうか。

みんな少しも諦めていません。

今でも変わらず、法曹界を目指しています。

守宮清正

柊木先生ひとりでは、

答えにたどり着けなかったと思いますよ。

考え方の違う教員がいて、学生がいて。

立場の違う者同士が意見を出し合い議論したから、

見えた答えじゃないんですか?

無駄ばかりじゃないでしょう。

そういうのも。

女神の教室~リーガル青春白書~6話の基本情報

出典:女神の教室~リーガル青春白書~6話

  • 本放送日:2021(令和5)年2月13日
  • 脚本:大北はるか、神田優
  • 音楽:武部聡志
  • 演出:澤田鎌作
  • 制作著作:フジテレビ
  • 視聴率:6.3%

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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