ミケさん宇宙の帝王ってどんなイメージだと思う?
あたしはカイザーベリアルとか、
エンペラ星人みたいなのを想像するんだけど・・・



俺も同じだ。
だが、宇宙人の思考は特殊だから、
見た目と実力がそぐわないのに、
勝手に「帝王」を名乗るヤツもいるんだ。
【セブン】#19「プロジェクト・ブルー」のあらすじ
これといった事件がなく、平和な日々が続いていたため、
ウルトラ警備隊のフルハシは暇を持て余していた。
キリヤマは事件がないことは「良い事だ」といい、
宮部博士が開発した地球防御バリアのことを説明する。
その計画は「プロジェクト・ブルー」と呼ばれ、
地球全体を磁力線の網で包んでしまうものであった。
あまりに壮大な計画なので、フルハシは面食らった。
宮部博士は妻のグレースと家で寛いでいたが、
地球侵略を企むバド星人が忍び込んでいることには、
まったく気づいていないのだった。
おもな登場人物(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
地球防衛軍(TDF)
タケナカ参謀(佐原健二)
宇宙ステーションV2とV3の間に防御バリアを張った。
ゲスト出演
宮部博士(野村明司)
地球防御システムであるプロジェクト・ブルーの開発者。
グレース(リンダ・マルソン)※CV:栗葉子
宮部の夫人。バド星人に脅迫されてしまう。
登場宇宙人(バド星人)
【セブン】#19「プロジェクト・ブルー」の感想
サブタイトルは非常にキレイなんですが、
話はツッコミどころとお笑い要素が満載でしたね。
バド星人がもう少しカッコいい宇宙人なら、
ピリッと引き締まったエピソードになったと思います。
でも、見た目があの感じですし、
性格も小悪党だったので、コメディになってしまいました。
実はバド星人の造形って、もともとはこれだったんですよ。


でも、諸事情あって、
20話に登場するシャプレー星人となってしまい、
情けない「宇宙の帝王」が誕生しました。
まあ、でも。
見栄とハッタリだけは一人前だったので、
どこかの小宇宙では、威張っていられるのかも知れません。
磁力線の網はヴァン・アレン帯が元ネタ?
プロジェクト・ブルーは、
地球全体を防御バリアで包むという、
宇宙規模の壮大な計画でした。
でも、わざわざそんなことをしなくても、
もともと地球はヴァン・アレン帯に覆われているんです。
太陽風や宇宙線からの粒子が、
引用元:ウィキペディア(ヴァン・アレン帯)
地球の磁場に捕らわれて形成されると考えられている。
電子は太陽が起源、陽子は宇宙線が起源とされている。
地磁気の磁力線沿いに運動しており、
北極や南極では磁力線に導かれ、
進入してきた粒子と大気が、
相互作用を引き起こすことによってオーロラが発生する。
オーロラはヴァン・アレン帯の粒子が原因であるため、
太陽活動が盛んなときは極地方以外でも観測されることがある。
人類が宇宙飛行をする時も、
当然、ヴァン・アレン帯をすり抜けることになるんですが、
その放射線を突破するのは容易ではないといいます。
だから、アポロ計画が成功して月に行ったというのは、
本当にスゴイことなんですね!
そういえば今回、ソガとアマギは月で仕事をしていて、
本編には出てきませんでした。
プロジェクト・ブルーが成功するかどうか、
月から様子を見ていたんでしょう。
タケナカ参謀は試験的に防御バリアを張りましたが、
バド星人はそれを回避して地球に来てしまいました。
やはり宇宙人に対抗するには、
単なる防御バリアではなく、迎撃ミサイルなどが必要ですね。
それにしても、宮部博士は何故、
奥さんの洋服に設計図を描いたんでしょうか?
もし彼女がバド星人に捕まっていたら、
大事な計画が水の泡になるところでしたよ。
【セブン】#19「プロジェクト・ブルー」の情報



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