ミケさん伊豆沖に戦艦大和が現れたらしいよ。
沈んだ船が復活するなんて、おかしいよね。



確かにそれは妙だな・・・
もしかして、宇宙人が一枚かんでるのか?
だが、なんで戦艦大和なんだろう?
【セブン】#21「海底基地を追え」のあらすじ
北九州地区の海で第3黒潮丸が行方不明になった。
タケナカ参謀は最近の海難事故に違和感を覚える。
ダンとアンヌは黒潮丸の乗組員の遺族に会い、
事故当時の様子について証言を得ていた。
それによると、黒潮丸の乗組員たちは、
事故の直前、戦艦大和のような船影を見ていたという。
アマギは別の海難事故の現場を調査していたが、
そこには船の破片も油も見当たらなかった。
報告を聞いたキリヤマも普通の海難事故ではないと思った。
そんななか、パリ本部からの通信が入り、
地中海や大西洋でも船舶が遭難しているというのだった。
おもな登場人物(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
地球防衛軍(TDF)
タケナカ参謀(佐原健二)
アイアンロックスを危険のない海に持って行くことを提案する。
登場怪獣と宇宙人(アイアンロックス、ミミー星人)
【セブン】#21「海底基地を追え」の感想
ウルトラセブンが放送されたのは、
1967(昭和42)年10月から、
翌年の1968(昭和43)年9月までです。
戦後から、わずか20年しか経ってないんですね。
だからキリヤマ隊長やタケナカ参謀が、
戦中派と呼ばれるのは納得です。
この話ではキリヤマ隊長の名パイロット振りが、
いかんなく発揮されています。
ハイドランジャーに乗ったフルハシとアマギが、
次々と拘束されてしまいましたし、
ホーク3号に乗ったダンは、
アイアンロックスの砲撃にやられてしまったからです。
ウルトラ警備隊全滅のピンチだったんです。
アンヌとソガはポインターに乗っていたので、
どうにか難を逃れましたが、
地上にも砲弾の雨が降り注いでいたので、
本当に間一髪でしたよ。
それにしても、戦艦大和をモチーフにしたロボットとは、
非常に斬新でインパクトがありますね。
資源のリサイクルはいいことなのに・・・
ミミー星人は声だけで、
まったく姿を現しませんでしたが、
なかなか変わった宇宙人です。
来たかセブン。
引用元:ウルトラセブン21話(ミミー星人のセリフ)
君は我々の力を知らなすぎる。
我々は海底に眠るこの豊富な資源、
それも地球人が利用していないものをいただくだけだ。
総攻撃でミミー星人の威力を見せてやる!
つまり、海底資源をリサイクルして、
アイアンロックスを作ったというんです。
沈没船は海の藻屑なので、
実にコスパがいいアイデアじゃないですか。
材料費0円であれだけの兵器を作れるんですから、
ミミー星人の技術はたいしたものです。
とはいえ、そんな素晴らしいアイデアを、
地球侵略のために使ったのはいけません。
侵略してきた理由はわかりませんが、
バルタン星人のように母星に住めなくなったんでしょうか。
伊豆にあれだけの攻撃を加えたのは、
はなから共存する気はなかったんですね。
最後はフルハシとアマギの連携攻撃でやられましたが、
いいアイデアを持つ宇宙人だったので、
共存できなかったのが残念です。
【セブン】#21「海底基地を追え」の情報



最後まで読んでくれて、ありがとう。



またの来訪を待っているぞ。

