ミケさん

セブンでは変身アイテムが狙われるの?
モロボシ・ダンもたいへんだね。

あんのん君

敵はダンがセブン本人だと知ってるんだ。
セブンがいなければ戦いが有利になるからな。
だが、ダンはカプセル怪獣を持ってるから、
そう簡単には行かないと思うぞ。

【セブン】#3「湖のひみつ」のあらすじ

木曽谷に未確認飛行物体が落下した。
ダンとフルハシはウルトラホーク3号で調査に。
吾妻湖では釣りをしている男性がいた。
ダンとフルハシが男性と話してると、獲物がかかった。
だが、湖を泳いでいた少女が勝手に獲物を外す。
彼女はウナギによく似た魚に、
「あなたには大事な役目がある」と言い聞かせる。
ダンとフルハシは未確認飛行物体の居場所を突き止めた。
そこには何故か、先ほどの不思議な少女がいた。
すると突然、催眠ガスが発生して、
ダンは少女にウルトラアイを盗まれてしまう。

おもな登場人物(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

登場怪獣と宇宙人(エレキング、ピット星人)

別名:宇宙怪獣
身長:20センチ〜53メートル
体重:500グラム〜2万5千トン
出身地: ピット星⇒木曽谷の吾妻湖
スーツアクター: 鈴木邦夫

種別:変身怪人
身長:1メートル55センチ~2メートル
体重:60㎏
出身地:ピット星
スーツアクター:不明
演者:高橋礼子

【セブン】#3「湖のひみつ」の感想

エレキングはウルトラファンじゃない人でも、
名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

この話が初登場なんですが、
宇宙怪獣特有の凶悪さはあまりありません。

むしろ飼い主であるピット星人のほうが怖かったです。

ピット星は女性しか存在しない世界で、
数個の惑星と湖があるといわれています。

環境問題や戦争などで、
居住不可能になったわけではなく、
彼女が地球侵略しようと思ったのは、
ただ単純に「地球が欲しかったから」なんです。

確かに宇宙から見た地球は、
サファイヤのように美しく輝いていますし、
手に入れたくなるのはわかるんですよ。

でも、人類を完全に淘汰して、
自分たちだけが住むというのは、
あまりにもエゴじゃないですか。

彼女は目的のためなら手段を択ばない性格で、
人間の少女になりすまして、ダンとフルハシを油断させ、
ウルトラ警備隊の基地に潜り込んでしまいます。

そして、コントロールパネルを破壊してしまうんですよ。

悪事がばれて警備隊の職員に捕まりそうになると、
ウルトラホーク2号に乗って逃げ出しました。

ピット星人の一連の行動は迷いがなかったので、
地球に来る前に綿密な計画を立てていたんでしょうね。

人間体の演者さんは可愛かったんですが、
ピット星人の性格が最悪だったので、引いてしまいました。

でも、ウルトラマンデッカーに登場するピット星人は、
まったく凶悪ではなく、
ヒロインのイチカと友だちになっています。

セブンの地球とデッカーの地球は、
まったく別の世界なので、
ピット星人の性格も違ったんでしょうね。

ウルトラアイはプランクブレーンに保管して

ピット星人はモロボシ・ダンが、
ウルトラセブンであることをすでに知っていて、
変身アイテムのウルトラアイを盗んでいます。

地球侵略を完璧にやり遂げるには、
セブンが最大の障害になるので、
変身できないようにしたんですよ。

前作のウルトラマンでは、
ハヤタがベーターカプセルを盗まれることはなかったですが、
怪獣殿下の手に渡ったり、取れない場所に落ちたことはあります。

ダンはウルトラアイについて、
「僕の命なんだ」と言っていました。

それだったら、敵が絶対に手を出せない場所に、
保管したほうがいいですよね。

たとえば、シン・ウルトラマンに出てきた、
プランクブレーンです。

ピット星人は相当な策士でしたが、
他にも悪辣な宇宙人はたくさん出てくると思うので、
貴重なアイテムは敵の目につかない場所に、
置いておくのが得策です。

とはいえ、事件は解決したので安心しました。

キリヤマ隊長のトレードマーク「何!?」も聞けましたし、
ウルトラホーク3機すべてが見れたのも大満足でしたよ。

【セブン】#3「湖のひみつ」の情報

本放送日:1967(昭和42)年10月15日
制作順:1
放送回:3
脚本担当:金城哲夫
音楽:冬木透
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:高野宏一
監督:野長瀬三摩地

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。