妙香、ウルトラ警備隊に、
新しい隊員は入隊しないのか?
人数が多いほうが安心だと思うが。
今回は隊員候補の青年が出てくるよ。
でも、野心家で性格に難があるから、
他の隊員とうまくやれるかな。
マナベ参謀の推しなんだけどね・・・
ウルトラセブン30話のあらすじ
ウルトラ警備隊では野戦訓練が行われることになった。
明朝6時より「星が原」一帯で作戦行動に入る。
目標になる戦車はマグマライザーによって、
リモートコントロールされることになっていた。
訓練といえども実戦と同じと思わねばならないのだ。
フルハシとアマギは射撃場でライフルを撃っていた。
すると、大笑いする青年がやってきて、
空に飛んでいた鳥を次々に撃ち落とす。
その青年の名は青木といい、マナベ参謀の気に入りだった。
青木はウルトラ警備隊とともに、野戦訓練に参加するが、
独断で勝手な行動をとってしまう。
ウルトラ警備隊(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
ゲスト出演
マナベ参謀(宮川洋一)
目をかけている青木をキリヤマとダンに紹介する。
青木(山口暁)
マナベのお気に入り。自分の能力を過信している。
ウルトラ戦士
ウルトラセブンはカッコいいですよね。
必殺技もたくさんあります!
登場怪獣(プラスチック怪人プロテ星人)
スペースタンクと呼ばれる宇宙船で、
地球侵略にやってきた宇宙人だ。
星が原の砂の中に隠れていて、
ウルトラ警備隊のマグマライザーを強奪した。
そして野戦訓練を利用して攻撃を開始し、
地球防衛軍の壊滅を企んだんだ。
得意技は口からのプラスチック液で、
相手を固めて窒息死させてしまう。
だが、さすがのセブンには通じず、
エメリウム光線で身体を焼かれてしまった。
そのまま絶命したかと思われたが、
骨格はまだ生きており、
モロボシ・ダンを倒そうとした。
だが、青木の攻撃でとどめを刺されたぞ。
ウルトラセブン30話「栄光は誰れのために」の感想
有能でもチームワークを乱すのはダメ
青木隊員、めちゃくちゃイケメンでしたね。
昭和というより現代に近い顔立ちだったので、
思わず見とれてしまいました。
マナベ参謀は彼を気に入っていましたが、
ウルトラ警備隊の新隊員にしたかったんでしょうね。
確かに6人だけでは、
隊員たちが満足に休暇も取れないでしょうし、
敵が多方面から攻めてきた時は、
人員不足になってしまいます。
青木隊員は実力の面では申し分ない人でした。
でも、自分がなんでもできると思い込んでいるので、
独断専行で任務を進めてしまうんです。
防衛チームが一枚岩でなくなるのは、
いちばん良くないことですよね。
上層部が目をかけているとなると、
他の隊員から嫉妬されるのは間違いないですし、
青木のような性格の人は不適格だと思います。
軍において最も重要なのは「協調性」なので、
それが欠けている人を仲間に加えるのは、
要らぬトラブルの元じゃないですか。
青木はヴィランでよかったのでは
ウルトラシリーズでは、
主人公と張り合う人はあまりいないんですが、
青木はダンを勝手に競争相手と思っていました。
何故そう思ったのかはわかりませんが、
ウルトラ警備隊のレギュラー隊員になれば、
異例の大出世だからなんでしょう。
それが青木の目指す「栄光」なんです。
とはいえ、ダンに執着するなら、
青木は闇落ちヴィランでいいでしょう。
まあ、それだと、
救いようのない話になったかも知れませんが・・・
因みにウルトラQ8話でも、
同僚に嫉妬する男の話がありましたが、
ドロドロした内容であったものの、
男の行動理由に納得ができました。
ダンが瀕死の青木をビンタするのもNGです。
相手はまがりなにも怪我人なんですから。
そのことで青木が改心したのか、
プラチク星人の攻撃からダンを守ったのも、
ちょっと唐突な感じがしました。
因みに青木を演じた山口暁さんは、
1974年放送の「電人ザボーガー」で、
主人公の大門豊を演じています。
ウルトラセブン30話の視聴方法
ウルトラセブンはシリーズ史上、
最高傑作と言われている作品だぞ。
バンダイチャンネルでは、
1話たったの110円で観られるから、
興味を持った人はぜひ見てほしい。
月額550円のツブイマもオススメだ!
ウルトラセブン30話の基本情報
本放送日:1968(昭和43)年4月28日
制作順:30
放送回:30
脚本担当:藤川桂介
登場怪獣、宇宙人:プラチク星人
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:的場徹
監督:鈴木俊継
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。