X(旧Twitter)では猫まみれ!Follow Me!

【ウルトラセブン】31話あらすじと感想。花に紛れた宇宙細菌ダリーの恐怖

あんのん君

妙香、地球にはいろんな細菌がいるが、
宇宙にもいるのだろうか?

岩松妙香

うん、ダリーという細菌がいるね。
人間の血液を主食にする厄介なヤツなんだ。
今回のエピソードは戦いというより、
ダリーに感染した患者を治す話だよ。

目次

ウルトラセブン31話のあらすじ

美しい花畑で少女たちが遊んでいた。
香織は銀色の花びらを見つけたので、
その匂いを嗅ごうとした。
だが突然、香織は気絶して倒れこんだ。
病院に運ばれた香織は血液が不足していたため、
同じ血液型のアマギから輸血を受けた。
担当医師の説明によると、
血小板が非常に少なくなっているという。
しかし、病気の原因はさっぱり分からなかった。
その深夜、香織は巡回している看護師の隙をついて、
勝手に病室を抜け出してしまうのだった。

ウルトラ警備隊(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

ゲスト出演

香織(松坂慶子)
宇宙細菌に感染した少女。血液が不足して衰弱してしまう。

北村博士(松尾文人)
地球防衛軍所属の医師。香織の治療にあたった。

ウルトラ戦士

人間体:モロボシ・ダン
活動時間:不定(第25話の戦いで制限されるようになった模様)
変身アイテム:ウルトラアイ
年齢:1万9000歳
身長:ミクロ~40メートル
体重:ゼロ~3万5千トン
職業:恒点観測員(惑星や星間宇宙の環境変動を調査する仕事)

岩松妙香

ウルトラセブンはカッコいいですよね。
必殺技もたくさんあります!

登場怪獣(宇宙細菌ダリー)

身長:1ミリ
重さ:0.1グラム
出身地:宇宙空間

あんのん君

こいつは宇宙細菌だが、見た目はダニにソックリだ。
香織が拾ったのはヤツの卵の殻で、
彼女に寄生して吸血鬼に変えてしまい、
夜な夜な同じ血液型の人を襲わせた。
主食は人間の血液の中にある、
「フィブリノーゲン」という物質だ。
これを奪われた人は急激に衰弱してしまう。
現代医学ではどうにもならないと思われていたが、
セブンの活躍で香織は救われたぞ。

ウルトラセブン31話「悪魔の住む花」の感想

若き日の松坂慶子さんが素敵

セブンの名作のひとつです。

まだ無名だった頃の松坂慶子さんが、
ダリーに寄生される少女・香織を演じています。

香織はダリーに寄生されたことによって、
近くにいる人間を次々に襲ってしまうんですよ。

これがなかなか怖かったですね。

キリヤマとアンヌも彼女の襲撃を受けて、
行動不能になってしまいました。

ダリーは人間の血を主食にしてるので、
キリヤマとアンヌの血も狙われると思いましたが、
2人は香織とは違う血液型だったので、
気絶させられるだけで済みました。

香織を診察した医師が、
彼女のことを珍しい血液型と言ってました。

たぶん、RHマイナスABのことですね。

アマギは彼女と同じ血液型だったので、
輸血に協力することができたんです。

香織は夜な夜な徘徊して、
同じ血液型の人々を襲っていましたが、
RHマイナスABの人がたくさんいたんでしょうか。

まあ、ツッコミ出すとキリがないので、
この話ではそういうことにしておきます。

香織の役は最初、
違う女優さんが選ばれるはずだったんですが、
諸事情あって松坂慶子さんに決まりました。

でも、彼女で大正解でしたよ。

香織の役は非常に難しいので、
演技力の高い人じゃないと務まりませんから。

因みに私は、子供の頃から松坂慶子さんの大ファンで、
時代劇の「江戸を斬る」は毎週観てました。

彼女が紫頭巾になって、
悪者を退治するのがカッコよかったんですよ。

松坂慶子さんは日本を代表する女優さんですが、
このエピソードの時から素敵なオーラが出ていましたね。

低予算の中で作られた人体構造

いつもとは趣が違って、
セブンが人命救助をする話でしたが、
体内構造がすごく良くできてたので、
鮮烈に印象に残りました。

当時、セブンの制作スタッフは、
かなりの低予算に苦しんでいたので、
布の端切れや風船など、
安いアイテムを使って体内環境を作ったそうです。

実はこの話、1966年に公開された、
SF映画の名作「ミクロの決死圏」のオマージュでした。

「ミクロの決死圏」は循環器が舞台ですが、
香織に取りついたダリーは肺の中にいたので、
ミクロ化したセブンは呼吸器の中に入って行くんですよ。

とはいえ、人体という未知の世界ですから、
セブンはいつも通りに戦えません。

エメリウム光線もパワーを落としたものしか使えず、
ダリーの反撃にあって敗北寸前になってしまいました。

形勢逆転できたのは、
香織の担当医が新しい薬を注射したからです。

これによって香織の体内環境が変わり、
セブンはウルトラバブルを放って、
ダリーを退治することができました。

香織は病気になった時のことを、
まったく覚えていませんでしたが、
思い出さないほうが幸せだと思います。

だからアマギも、
彼女に会ったことがあるとは言いませんでした。

香織の体内から脱出したミクロのセブンが、
バラの花の中にいたのが可愛かったです。

ウルトラセブン31話の視聴方法

あんのん君

ウルトラセブンはシリーズ史上、
最高傑作と言われている作品だぞ。
バンダイチャンネルでは、
1話たったの110円で観られるから、
興味を持った人はぜひ見てほしい。
月額550円のツブイマもオススメだ!

ウルトラセブン31話の基本情報

本放送日:1968(昭和43)年5月5日
制作順:31
放送回:31
脚本担当:上原正三
登場怪獣、宇宙人:宇宙細菌ダリー
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:的場徹
監督:鈴木俊継

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

シェアは更新の励みになります!
  • URLをコピーしました!
目次