ミケさん

人間社会にはたくさんの車があるよね。
あまり多すぎると、いろいろとたいへんになりそう。

あんのん君

そうだな。
車は移動に便利だが、
排気ガスや交通事故の問題もある。
渋滞も深刻な悩みのひとつだ。

【セブン】#38「勇気ある戦い」のあらすじ

箱根山中で原因不明の濃霧が発生した。
ウルトラ警備隊は調査に向かうことになったが、
何故かダンが基地にいなかった。
ダンはある人物のお見舞いで病院にいたのだ。
入院していたのはアンヌの友人の弟で、
杉崎治という少年だった。
治は重い心臓病にかかっていたのだが、
新聞記事を読んでから、手術を怖がるようになってしまった。
そこでダンは治が頑張れるように励ます。
しかし、正体不明のロボットが現れ、
ダンは任務に向かうことになるのだった。

おもな登場人物(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

ゲスト出演

杉崎治(吉田継明)
心臓病で入院している少年。ダンのファン。

杉崎ゆき子(川口恵子)
治の姉。落ち着かない弟に手を焼く。

ユグレン博士(ピーター・ウィリアムス)
心臓病の権威。世界中の患者から頼りにされている。

登場怪獣(クレージーゴン)

別名:ロボット怪獣
身長:42メートル
体重:3万トン
出身地:バンダ星
スーツアクター:松島映一

【セブン】#38「勇気ある戦い」の感想

バンダ星人は名前だけで、
姿はまったく見せなかったんですが、
どうしようもない連中ですね。

文明の発達した星ならどこでも、
鉄などの資源が不足するのは当たり前です。

それを無人の星ではなく、
地球から強奪しようとするなんて、
本当に言語道断ですよ。

宇宙はとんでもなく広いんですから、
鉄が豊富にある惑星は地球以外にもあるでしょうし、
無人のほうが作業もはかどるんじゃないですか。

クレージーゴンはその昔、
「クレイジー」と呼ばれたことがありました。

渋滞する車をつかんで格納庫にしまう仕草が、
捕食するように見えたからでしょう。

あまり知られてないエピソードですが、
脚本はジャミラを一躍有名にした佐々木守さんなので、
独特な雰囲気がありますね。

ダンが任務中に大けがをしてしまい、
一時はどうなることかと思いましたが、
なんとかクレージーゴンを倒すことができました。

なんともシュールな必殺技

とはいえ、セブンの決め技になったのは、
「ステップショット戦法」という珍しいものだったんです。

ウルトラ警備隊はクレージーゴンを倒すため、
嘘の交通ニュースを流して、目的地におびき寄せました。

渋滞している車の中には、
スぺリウム爆弾がセットされています。

何も知らないクレージーゴンは、
車を次々と格納庫に放りこみ、バンダ星人の円盤に戻りました。

すると、大爆発が起きたので、
クレージーゴンは倒されたはずでした。

ところが、主を失ったクレージーゴンは、
制御が利かなくなって暴走してしまい、
治が入院してる病院の近くに迫ってしまったんですよ。

ダンは重傷を負っていましたが、
治を助けるためにセブンに変身します。

でも、クレージーゴンには、
エメリウム光線もアイスラッガーも通用しませんでした。

そこでセブンは自分を縮小すると、
フルハシが使っていたバズーカの弾丸となって、
クレージーゴンに体当たりしたんです。

これが必殺の「ステップショット戦法」なんですね。

クレージーゴンを撃破することはできましたが、
演出がかなりシュールでしたし、
ダンの体調が心配になりましたよ。

【セブン】#38「勇気ある戦い」の情報

本放送日:1968(昭和43)年6月23日
制作順:40
放送回:38
脚本担当:佐々木守
音楽:冬木透
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:高野宏一
監督:飯島敏弘

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。