ミケさん

人間の世界には妖怪がいるんだね。
頭にお皿があるカッパは面白そう。

あんのん君

カッパのネタは有名だぞ。
芥川龍之介の小説ににもなってるし、
回転寿司にはかっぱ巻きもある。
でも、今回の宇宙人は可愛くなかった。

【セブン】#41「水中からの挑戦」のあらすじ

静かな山の中にあるイシュウ湖では、
魚がまったくいなくなるという異変が起きていた。
釣り人の男はカッパらしき化け物を見たという。
噂を聞きつけた「日本カッパ研究会」のメンバーは、
さっそくカッパ探しをはじめるが、
見つけたのは、ウルトラ警備隊のフルハシとダンだった。
イシュウ湖周辺は何が起こるかわからないので、
ダンはメンバーに注意したが、彼らは探索をやめなかった。
そしてついに、メンバーのひとりが犠牲になってしまう。
事件は基地にいるキリヤマに報告され、
ウルトラ警備隊は謎の生物との戦いをはじめるのだった。

おもな登場人物(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

登場怪獣と宇宙人(テペト、テペト星人)

別名:カッパ怪獣
身長:38メートル
体重:8千トン
出身地:テペト星
スーツアクター:松島映一

別名:水棲怪人
身長:1メートル80センチ
体重:55キロ
出身地:テペト星
スーツアクター:池島美樹、春原貞雄

【セブン】#41「水中からの挑戦」の感想

名作で有名な6話「ダーク・ゾーン」を執筆した、
若槻文三さんの担当回だったんですが、
ツッコミどころが盛りだくさんでした。

カッパ研究会のメンバーは、
ダンが注意してもどこ吹く風でしたし、
テントの近くで火を焚いていたのに、
誰も番をしてなかったんです。

もし、火事にでもなったら、
えらいことになってしまうんですが・・・

フルハシとアマギもカッパの妖術にやられたのか、
ダンとアンヌが行方不明になったとき、
ボートの上で叫ぶだけなんですよね。

キリヤマとソガはホーク3号で出撃しましたが、
敵は水中にいるんですから、
ここはハイドランジャーが最適解でしょう。

テペト星人との水中戦なんて、
なかなか面白いじゃないですか。

まあ、でも。

フルハシとアマギはボートで叫ぶだけじゃなく、
テペト星人をやっつける手柄をあげてますし、
セブンがしっかりテペトを倒してくれたので、
イシュウ湖の怪事件はなくなりました。

ただカッパ研究会のメンバーは、
ひどい目に遭ったのに、まだ諦めてなかったんです。

カッパをはじめとする妖怪は、
伝説だからこそ、ワクワクするのであって、
本物に遭遇したら興ざめするんじゃないでしょうか。

不思議生物探しというのは、そういうものですよ。

いつもと雰囲気が違ったアンヌ

話の内容もビックリでしたが、
いちばん驚いたのはアンヌの髪型ですね。

何故か今回、ロングになっていたんです。

いつもはショートなので、
ウィッグをつけたのかも知れませんが、
カッパ騒動より彼女のことが気になって、
いろいろと想像してしまいました。

アンヌの心境の変化はわかりませんでしたが、
エンディングでダンと水上デートしてるのは良かったですね。

サブタイはカッコよく決めたものの、
かなり荒唐無稽なエピソードでした。

42話と43話が非常に重いので、
あえて箸休めにしたんだと思います。

【セブン】#41「水中からの挑戦」の情報

本放送日:1968(昭和43)年7月14日
制作順:42
放送回:41
脚本担当:若槻文三
音楽:冬木透
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:高野宏一
監督:満田かずほ

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。