【ウルトラセブン】４６話あらすじと感想。サロメ星人が作ったにせウルトラセブン

ウルトラセブン４６話のあらすじ

平和な伊良湖岬に怪現象が起こるようになっていた。
ウルトラ警備隊はさっそく調査を開始するが、
秘密裡の行動のためダン・アンヌ・フルハシの３人は私服だった。
土木作業員に扮したフルハシは双眼鏡で沖合いを見る。
すると、一隻の怪しげな船が出現した。
その船は岬に着き、中から出てきた女は赤い車で逃げた。
ダンとアンヌの２人はさっそく尾行を開始する。
女はホテルのプールサイドでくつろいでいた。
ダンは本部に連絡を取り、アンヌは女を監視するが、
直後にキリヤマから緊急連絡が入った。
海底探索中のハイドランジャーがやられたのだ。
ダンとアンヌは犯人が女だと確信する。

ウルトラ警備隊（敬称略）

モロボシ・ダン（森次晃嗣）
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。

キリヤマ（中山昭二）
隊長。３８歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ（石井伊吉）
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ（古谷敏）
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ（阿知波信介）
九州出身。射撃の名手。

アンヌ（ひし美ゆり子）
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

ウルトラ戦士

人間体：モロボシ・ダン
活動時間：不定（第２５話の戦いで制限されるようになった模様）
変身アイテム：ウルトラアイ
年齢：１万９０００歳
身長：ミクロ～４０メートル
体重：ゼロ～３万５千トン
職業：恒点観測員（惑星や星間宇宙の環境変動を調査する仕事）

登場怪獣（侵略宇宙人サロメ星人）

身長：１．９メートル
体重：１２０キロ
出身地：サロメ星
演者：高橋正夫、嘉手納清美

ウルトラセブン４６話「ダン対セブンの決闘」の感想

私服姿のウルトラ警備隊

いつも思うんですが、
ダンってウルトラ・アイの管理がイマイチです。

セブンに変身するためのアイテムなんですから、
肌身離さず持っているとか、
プランクブレーンに置いとかなきゃダメですよ。

今回はアギラの時間稼ぎと、
決死の脱出方法でなんとかなったものの、
思わず突っ込んでしまいました。

まあ、サロメ星人のほうが、
大口を叩いていたわりには脇が甘かったので、
助けられたところはありましたね。

とはいえ、すごく楽しめたエピソードでした。

いつもクールに決めてるウルトラ警備隊の、
私服姿を見れるのは貴重です。

私服はそれぞれのキャラに合ったものでしたが、
フルハシの作業員姿がドンピシャすぎて、
大爆笑してしまいました。

ソガのアロハシャツと、
アマギのパーカー姿も良かったです。

キリヤマも私服姿だと３０代後半に見えます。

サロメ星人のコスチュームは、
おそらく星独特の制服なんでしょう。

だって彼らは「征服者」ですから。

そんなわけで正義の味方のウルトラ警備隊は、
私服姿となったんですよ。

また、サロメ星人の外見が、
ヒューマノイド型宇宙人だったのは、
予算不足が関係してると思います。

しょせん偽物は偽物

初代ウルトラマン１８話で、
ザラブ星人がにせウルトラマンになりましたが、
にせセブンは敵によって作られたロボットです。

サロメ星人は地球侵略をする前に、
入念にダンとセブンのことを調べていたんですよ。

そうでなければ、
いくら科学力が高くても、
あれほどそっくりな偽物を作ることはできません。

因みにセブンとにせセブンの見分け方は、
腰の位置のベルトです。

セブンにはベルトがありませんが、
にせセブンにはベルトがついていました。

そんなものをつけなければ、
本当に見分けがつかなかったのに、
性能を制御する関係でつけたんですかね。

まあ、どっちみち、
偽物が本物に勝つことはあり得ないので、
どうあがいても無駄な話なんですよ。

しょせん偽物は偽物なんです。

稀に「ウルトラマンオーブ」第９話に出てきたババルウ星人や、
「ウルトラマントリガー」で活躍したトリガーダークのように、
善良な心を持った偽物もいますが、
だいたいは本家に嫉妬する悲しい連中です。

そうは言ってみましたが、
偽物でもイーヴィルティガのように魅力的なヤツもいるので、
これからもウルトラヒーローとの対決は見逃せないですね！

ウルトラセブン４６話の視聴方法

ウルトラセブン４６話の基本情報

本放送日：１９６８（昭和４３）年８月１８日
制作順：４６
放送回：４６
脚本担当：上原正三、市川森一
登場怪獣、宇宙人：サロメ星人、にせウルトラセブン
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション：浦野光
特殊技術：大木淳
監督：鈴木俊継