
ミケさん
ウルトラ警備隊にユシマ博士が来たよ。
新しい武器でも開発されるのかな?

あんのん君
そうだな。
だが、ユシマ博士はなんだかアヤシイぞ。
信用しすぎるのは危険だと思う。
【セブン】#5「消された時間」のあらすじ
南極の地球防衛軍科学センターから、
ユシマ博士が来日することになった。
キリヤマをはじめ、ウルトラ警備隊は全員で出迎え、
フルハシが警備を担当することになる。
しかし、ダンはユシマ博士に違和感を覚えた。
数日後、ウルトラ警備隊の長距離レーダーに、
ユシマ博士が発明した「ダイオード」を設置することになった。
ダンはその作業を手伝うが、直後にレーダーが故障してしまう。
ユシマ博士は地球侵略を企むビラ星人に、
意識を乗っ取られてしまっていたのだ。
おもな登場人物(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
ゲスト出演
ユシマ博士(山本耕一)
地球の頭脳と呼ばれる科学者。ビラ星人に利用される。
登場宇宙人(ビラ星人)
【セブン】#5「消された時間」の感想
ユシマ博士は29歳の若さですが、
すでに5つの博士号を持っていました。
アンヌも思わず「素敵ね」といいます。
しかし彼は、ウチワエビにそっくりな、
ビラ星人に目をつけられてしまいました。
宇宙人が地球侵略をするときは、
ストレートに武力行使するか、
地球人を利用するかのどちらかなんですが、
ビラ星人は後者を選びます。
姿が怪獣に近いですし、戦闘力も低いので、
策略を使うことにしたんですよ。
権威のあるユシマ博士を操ってしまえば、
誰もが彼の言葉を信用し、
作戦がやりやすくなりますから。
この話、アイデア自体は面白かったんですが、
脚本に致命的なミスがありました。
ダンがユシマ博士をホテルに迎えに来た時、
心の中でこうつぶやいたんですよ。
この男、本当にユシマ博士なのだろうか・・・
引用元:ウルトラセブン5話(モロボシ・ダンのセリフ)
いや、間違いない。前に写真で見たことがある。
しかし、なぜ、
あんなことを言ったのだろうか。
僕が宇宙人だということを知ってたのだろうか。
まさか、そんなことはありえない。
いずれにしても注意しなければ・・・
ユシマ博士は来日してから、
宇宙人のことは一切語っていなかったので、
ダンの勘違いだと思ってしまいました。
実は制作段階で、
ユシマ博士が宇宙人の夢を見たというシーンが、
諸事情でまるまるカットされてしまい、
つじつまが合わなくなったんです。
ユシマ博士はその夢の内容について、
「地球防衛軍に宇宙人が紛れ込んでいて、
僕の仕事の邪魔をするんだよ」と言っています。
地球防衛軍にいる宇宙人とは、
もちろん、ウルトラセブンのことです。
結局、ダンとユシマ博士は、
防衛軍の装備をめぐって、
つかみ合いの喧嘩になってしまいました。
ビラ星人に洗脳されたユシマ博士は、
長距離レーダーだけでなく、
ホーク1号も破壊しようとしてたからです。
ダンはユシマ博士が敵だと主張しますが、
キリヤマには信じてもらえず、
独房に入れられてしまったんですよ。
いつも一緒にいる隊員よりも、
急にやってきた来訪者を信用したことに、
なんだか悲しくなってしまいました。
ビラ星人との戦闘シーンは和風
見た目は単なるエビなのに、
狡猾な作戦を立てたんですから、
ビラ星人の知能は大したものです。
世界的科学者のユシマ博士ではなく、
肩書のない人物が洗脳されていたら、
ダンが閉じ込められることはなかったでしょうね。
一時はどうなることかと思いましたが、
ダンはセブンに変身して脱走し、
ビラ星人と直接対決します。
この戦闘シーンがなかなかユニークでして、
セブンとビラ星人は、
日本庭園をバックに向かい合いました。
さらにホーク1号と3号が撃墜した円盤は、
三重塔や神社の鳥居付近に落ちたんですよ。
エビは日本料理の食材ですから、
和風テイストに仕上げたんでしょう。
セブンに倒されたビラ星人は、
こんがりと焼き上がりましたし・・・
洗脳されていたユシマ博士は、
記憶喪失となって目を覚ましました。
ビラ星人のことは忘れているでしょうが、
エビを見てパニックにならなければいいですね。
【セブン】#5「消された時間」の情報

ミケさん
最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君
またの来訪を待っているぞ。