妙香、ユウマが行った世界は、
星元市にソックリだな。
これが「マルチバース」というヤツか?
そうだよ。
「星下市」のある地球は元の世界に近いんだろうね。
でも、SKIPのメンバーは違う仕事をしてたよ。
あと、時間の流れも違ったみたい。
ウルトラマンアーク19話のあらすじ
アークはヘルナラクを追い返すために、
次元の裂け目に入ってしまった。
気絶したユウマが目を覚ますと、
そこは「星下市めいおう町」という、
元の世界とソックリな別世界だった。
そこでもヘルナラクは大暴れしており、
ユウマは防衛隊の一員である「石堂」と出会う。
また「リン」は警護班として活躍しており、
「ヒロシ」は彼女の上司であった。
この世界のウルトラマンはブレーザーと呼ばれ、
防衛隊の心強い仲間であった。
だが、ブレーザーは苦戦してしまい、
ユウマは彼を助けるためにアークに変身する。
SKIPのメンバー(敬称略)
飛世ユウマ(戸塚有輝)
主人公。SKIPの新人調査員で怪獣生物学が専門。
石堂シュウ(金田昇)
地球防衛隊宇宙科学局から派遣。宇宙生物学と物理学に詳しい。
夏目リン(水谷果穂)
天才プログラマーで機械工学担当。ユウマのお姉さん的存在。
伴ヒロシ(西興一郎)
SKIP星元市分所の所長。恐竜が好きで地質学の道に進んだ。
ユピー(CV:広瀬裕也)
リンが開発したAIロボット。分離して行動できる。
ウルトラ戦士
ウルトラマンアーク
オーブオリジンにどことなく似てるのと、
アークアイソードを使う時に、虹が輝くのが素敵ですね。
想像力を駆使して敵と戦います。
必殺技はアークファイナライザーです。
ウルトラマンブレーザー
ブレーザーは野性味があってカッコいいよな!
アークにエネルギーを分け与えたあと、
豪快に放り投げたのはビックリしたぜ。
登場怪獣
冥府闇将軍獣ヘルナラクと、
宇宙甲殻怪獣バザンガについて知りたい人は、
前回の感想を読んでください。
ウルトラマンアーク19話「超える想い」の感想
新たな出会いが力を授ける
いや、神回でした。
あのブレーザーとの共闘なので、
どちらもアーマーを装備して戦うかと思いきや、
シンプルな演出なのでビックリしました。
でも、2人は会って即座に意思の疎通ができましたし、
ウルトラタッチで力を分け与えてもらうシーンは、
すごく感動しましたよ。
それぞれの地球で違う敵と戦ったのも良かったです。
ヘルナラクはアークのいる地球に、
怪獣幕府を作ろうとしていたので、
そちらで倒す必要がありました。
またブレーザーが戦ったバザンガは、
前作のヴィランであるV99が送り込んだ、
「ファースト・ウェイブ」だったので、
それをやっつけるというのも印象的でした。
アークはブレーザーから力を授かったので、
新しくブレーザーキューブが使えるようになりました。
クライマックスでは2人のウルトラヒーローがシンクロして、
ヘルナラクとバザンガを撃破しましたが、
中の人の岩田栄慶さんの演技が本当に素晴らしかったです。
アークは想像力で戦うウルトラマンなので、
アーマー同士の共演ではなく、
シンプルでわかりやすいスタイルになったんだと思います。
でも、いつかどこかで、
ギャラクシーアーマーとファードランアーマーをまとった、
アークとブレーザーの戦いが見たいですね。
ヘルナラクも冥府闇将軍を名乗っていたのですから、
実は言葉を喋れるとか、往生際の悪さなどがあれば、
もっと盛り上がったのではないでしょうか。
SFモノとしても最高の出来
ウルトラシリーズの歴史は古く、
今から58年前の1966年にスタートしました。
最初の作品「ウルトラQ」には変身ヒーローがおらず、
民間人の仲良しトリオが自力で怪事件を解決する、
本格SFミステリーでした。
今回の話は特撮としても上出来なんですが、
SFファンも納得できる仕上がりになっています。
ユウマがたどり着いた世界は、
元の世界とそっくりな「別の地球」で、
防衛隊に所属するSKaRDという組織があり、
ブレーザーというウルトラマンがいました。
しかし、前作の主人公であるヒルマ・ゲントや、
SKaRDの隊員たちが出てこなかったので、
別の「パラレルワールド」という可能性もあります。
でも、宇宙侍のザンギルが、
ゲントのことを言ってましたし、
アークにブレーザーの面影を感じていたので、
前作の世界線で間違いないでしょう。
興味深かったのは、
SKIPのメンバーと同じ名前の人々がいたことですね。
彼らの職業が違うだけではなく、
石堂が紅茶好きになっているのは驚きました。
別世界のユウマは防衛隊に所属しているので、
おそらく元気でいるでしょう。
2人のユウマが出会わなかったのは、
同じ人物の「同時存在」で起こる混乱を、
避けるためだったと思われます。
「マルチバース」は「多元宇宙」とも、
「パラレルワールド」とも言われますが、
夢のある素敵な理論じゃないですか。
それは物事をポジティブに解釈することができるからです。
アーク世界のユウマと、
ブレーザー世界のユウマは、
同じ名前で同じ顔でもまったく人物でした。
想像力を解き放てば、
宇宙は限りなく広がるものなんです!
この世知辛い世の中はいいことばかりではなく、
理不尽で嫌なことにあふれていますが、
さわやかな感動を与えてくれるウルトラは、
燦然と輝く希望の光ですね。
ブレーザーの第2期エンディングテーマが名曲なので、
ここに貼っておきます。
何気に歌詞が今回の話とリンクしているんですよ。
ウルトラマンアークの公式ツイート
来週の『ウルトラマンアーク』は!?
— ウルトラマンアーク公式 (@ultraman_series) November 23, 2024
予告 第20話「受け継がれるもの」
所長の娘が職業体験に挑戦するという。普段は見せない父親の顔を覗かせる所長だが、少し寂しげな雰囲気も。
そんなとき古代怪獣ゴメスが現れるのだが、様子が…え?
↙YouTubeで再生https://t.co/ZsX5fxoxBq#ウルトラマンアーク pic.twitter.com/qa5tfvenxt
ウルトラマンアーク19話の基本情報
本放送日:2024(令和6)年11月23日
脚本担当:根元歳三
登場怪獣、宇宙人:バザンガ、ヘルナラク
オープニングテーマ「arc jump’n to the sky」access
エンディングテーマ「ミチカケ」ARCANA PROJECT
監督:武居正能
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。