妙香、人間と怪獣はいつも戦っているが、
本当に仲良くすることはできないんだろうか?
怪獣は人間と生態が違うし、
町やインフラを破壊するからなんだよ。
でも、同じ地球の命なんだから、
できれば共存してほしいよね。
ウルトラマンアーク7話のあらすじ
星元市では連日のように酷暑が続いていた。
最高気温は日が変わるごとに更新され、
ついに48℃になる事態に。
あまりの暑さにユウマたちSKIPのメンバーも、
すっかり参ってしまった。
しかし、ユピーがアイスコーヒーを入れると、
4人は少し元気を取り戻すのだった。
そんななか、市民から出動要請の電話がかかってきた。
なんと町の真ん中に間欠泉のようなものが出現したのだ。
ユウマは怪獣の存在を疑うが探知機は無反応であった。
SKIPのメンバー(敬称略)
飛世ユウマ(戸塚有輝)※立花利仁(幼少期)
主人公。SKIPの新人調査員で怪獣生物学が専門。
石堂シュウ(金田昇)
地球防衛隊宇宙科学局から派遣。宇宙生物学と物理学に詳しい。
夏目リン(水谷果穂)
天才プログラマーで機械工学担当。ユウマのお姉さん的存在。
伴ヒロシ(西興一郎)
SKIP星元市分所の所長。恐竜が好きで地質学の道に進んだ。
ユピー(CV:広瀬裕也)
リンが開発したAIロボット。分離して行動できる。
ゲスト出演
飛世タカコ(牧佳子)
ユウマの母。息子に「誰かを守ること」の大切さを教えた。
ウルトラ戦士
オーブオリジンにどことなく似てるのと、
アークアイソードを使う時に、虹が輝くのが素敵ですね。
想像力を駆使して敵と戦います。
必殺技はアークファイナライザーです。
登場怪獣
地底灼熱怪獣ホムガー
ホムガーはネコ科の動物に似てるから、
なんだか他人に思えなかったな。
普段は地底で暮らしているんだが、
食事をするため地上に出てきてしまった。
しかもお腹の中には新しい命がいたんだ。
一生懸命戦ったのは、
可愛い子供を守るためだった。
ケンカに強かったおふくろを思い出して、
切なくなってしまったぜ。
精霊・杏樹
何千年も前から、
ホムガーを見守っていた精霊です。
ユウマに対して厳しく注意し、
ホムガーへの攻撃をやめさせようとしました。
ウルトラマンの正体を知っているのは、
過去にも似たような出来事があったんでしょうね。
ホムガーの出産が無事に終わると、
安心したように子供たちと去って行きました。
ウルトラマンアーク7話「満月の応え」の感想
人間と怪獣の棲み分けを
前回に続き今回も神回でした。
ホムガーの縞模様がトラ猫みたいですし、
暴れないで眠っている所は、
初代ウルトラマンに出てきたスカイドンにそっくりなので、
倒さない解決策で良かったです。
ホムガーは太古の昔から伝説として語られていて、
火山のない市街地で爆発を起こしていました。
何故、爆発するかというと、
ホムガーにはたいへん珍しい習性があって、
出産するときに子供にエネルギーを分け与えるんです。
つまり、母親が自らの命を犠牲にして、
次の世代につなげて行くんですよ。
実際の生態系でも、
サケなどは卵を産んだ後に命を落としますが、
それと似た進化を遂げたんです。
ホムガーは激しく切ない一生を終える怪獣なので、
精霊は彼らを守る役割を与えられたんでしょう。
ただ、杏樹の主張は、
人間の事情に配慮しない物言いでしたし、
最初からホムガーが身重だと説明すれば、
もう少し早く事態を収拾することができました。
とはいえ、ルーナアーマーをつけたアークは、
めっちゃカッコ良かったですね!
ルーナアーマーはユウマが幼い頃、
「さいきょうのせんし」につける鎧として、
スケッチブックに描いたんですが、
それはお母さんとの思い出にリンクしていました。
ある満月の夜。
ユウマのお母さんは空を見ながら、
息子にこう語りかけます。
ユウマ、悲しい時には月をながめるの。
たとえ、そこに見えなくても、
いつもみんなを見守ってくれてる。
お月様みたいに、みんなを守れる人になってね。
ユウマの想像力から誕生したルーナアーマーのおかげで、
ホムガーは無事に子供を産むことができ、
星元市にも被害が及ばずに済みました。
人間だけでなく怪獣も守ることができたとは、
本当に素晴らしいですね。
ただ、人間とホムガーが共存して行くためには、
しっかりと棲み分けをしなければいけません。
ホムガーが人間のいない区域で暮らすようになれば、
誰にも迷惑がかからなくなるのでベストだと思いますよ。
アークのコンセプトは「異種との共存」か
地球上には何千何万にも及ぶ多様な生物がいますが、
人間にもさまざまな価値観を持つ人がいます。
そのため現代社会はトラブルが絶えることがありません。
私は「ウルトラQ」が始まった1966年の生まれで、
物心ついた頃からウルトラシリーズを観てきました。
そこでいつも疑問に思っていたのが、
「なんで怪獣や宇宙人はやっつけられるんだろう?」でした。
確かに人間に悪いことをするのは良くないですが、
彼らには彼らなりの事情があって、
やむなく人間と対立した例もあります。
正義というものに絶対的な正解はないので、
私は怪獣や宇宙人が倒されるだけでなく、
和解する話があってもいいと思うようになりました。
ウルトラヒーローは邪心のない相手を、
むやみやたらに傷つけるようなことはしません。
前回のアークは逃げ出したシャゴンを見逃しています。
またホムガーも人間に敵意があったわけではなく、
出産のために地上に出てきただけなので、
次に命をつなぐための手助けをしてあげました。
アークの世界は「やさしい」とよく言われますが、
それは異なる命を否定するのではなく、
認めて受け入れているからではないでしょうか。
多様性の時代に、
こういったコンセプトを持つ作品は、
いろんなことに悩む人にとっての希望となります。
今回はヒロシ所長の名言にも感動しましたよ。
死んで行くことは必然。
だが、この世に生まれることは、
奇跡みたいなものなんだろうな。
ウルトラマンアークの公式ツイート
来週の『ウルトラマンアーク』は!?
— ウルトラマンアーク公式 (@ultraman_series) August 24, 2024
予告 第8話「インターネット・カネゴン」
今度は星元市の経済危機!?星元市で流行している電子通貨「ホシペイ」がデジタル怪獣に食べられてしまった。SKIP出動…ってデジタル怪獣に…どう対処する?
↙YouTubeで再生https://t.co/JMYCiQFil9#ウルトラマンアーク pic.twitter.com/FZvPDLIfZd
ウルトラマンアーク7話の基本情報
本放送日:2024(令和6)年8月24日
脚本担当:勝冶京子
登場怪獣、宇宙人:ホムガー
オープニングテーマ「arc jump’n to the sky」access
エンディングテーマ「メラメラ」ARCANA PROJECT
監督:越知靖
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。