ミケさん

怪獣はみんな、本当に悪いヤツらなの?
中にはいい怪獣もいるんじゃないの?

あんのん君

怪獣も地球の生命のひとつだからな。
中には善良なヤツもいるかも知れない。
どうにかして、人間と共存できれば、
みんなが幸せになれるんだが・・・

群れを成して飛ぶデルタンダル。
世界各地に現れるタガヌラー。
次々と巻き起こる異変は地球にとって何を意味するのか?
次回『ウルトラマンブレーザー』
「ヴィジター99(きゅうきゅう)」
宇宙の深淵より最大の脅威来たる!

引用元:ウルトラマンブレーザー第23話(予告ナレーション)

【ブレーザー】#23「ヴィジター99」のあらすじ

小笠原諸島の上空でデルタンダルが飛んでいた。
ブレーザーとアースガロンMod.3はかれを追跡する。
テイルVLSで1体を撃破し、レインボー光輪で1体を撃破。
しかし、もう1体は大気圏外に逃げてしまった。
エミは複数出現したデルタンダルに違和感を覚えていた。
テルアキもこの1か月で5体現れたのはおかしいと言う。
ゲントは激務続きのため、医者の診察を受けていた。
彼は疲れから来る体調不良だと部下にいうが、
実は命にかかわるほどの症状だった。

SKaRDのメンバー(敬称略)

ヒルマ・ゲント(蕨野友也)
隊長。ここぞの時の決め台詞は「俺が行く」

アオべ・エミ(搗宮姫奈)
本作のヒロイン。МITを17歳で卒業した天才。

ナグラ・テルアキ(伊藤祐輝)
副隊長兼作戦参謀を務める。階級は1等特尉。

ミナミ・アンリ(内藤好美)
工学学校からの叩き上げ。階級は2等特尉。

バンドウ・ヤスノブ(梶原颯)
元木更津基地輸送機部隊のパイロット。階級は3等特尉。

アーくん(石田彰)
アースガロンのAI音声。穏やかで礼儀正しい。

GGF日本支部

ハルノ・レツ(加藤雅也)
SKaRDの攻撃妨害に対して責任を取るという。

源川稔(川野太郎)
防衛隊の幹部。タガヌラーに熾烈な攻撃をしかけた。

ゲスト出演

ミッチー(中山卓也)
アマチュアの天文学者。天体に関して衝撃的な事実を発見する。

登場怪獣(デルタンダル、タガヌラー)

別名:月光怪獣
身長:45メートル(F)、300メートル(B)
体重:1万4千トン(F)、8万4千トン(B)
出身地:地球の空
スーツアクター:永地悠斗(F、B共に)

別名:甲虫怪獣
身長:60メートル
体重:5万トン
出身地: 地球
スーツアクター:高橋舜

【ブレーザー】#23「ヴィジター99」の感想

あのタガヌラーが益獣だったとは。
怪獣も見た目だけではわかりませんね。

新世代エネルギー・液化ティーテリウムを主食にしていたので、
人類にとって厄介な存在だと思っていました。

でも、地球にとってはありがたい存在だったんです。

タガヌラーがブレーザーと交戦した時、
上空に向けて摂氏100万度のビームを放ちましたが、
それは地球に迫りつつあったゲバルガに命中していました。

このため、ゲバルガの到着は大幅に遅れて、
先にガラモンとセミ人間がやってきたんですよ。

ロボット怪獣のガラモンは、
チルソナイトという宇宙の鉱物で作られていましたが、
SKaRDはその破片から、チルソナイトスピアを作り出します。

ブレーザーはこれを「チルソナイトソード」に変化させて、
ゲバルガを撃退することに成功しました。

もしタガヌラーがビームを撃っていなければ、
ブレーザーが強化することはなく、
地球は「セカンド・ウェイブ」の侵略によって、
滅びていたのではないでしょうか。

今回、世界中にタガヌラーが現れたのは、
ゲバルガよりもはるかに強い「サード・ウェイブ」が、
地球にやってくるのを知っていたからだと思います。

デルタンダルも同じですね。

彼らは人間にとっては厄介かも知れませんが、
地球にとっては必要不可欠な怪獣なんですよ。

ブレーザーのテーマはコミュニケーションですが、
怪獣の言葉を翻訳することができて、
タガヌラーやデルタンダルと対話すれば、
心強い味方になってくれたでしょう。

自らの身を犠牲にしてまで、
「サード・ウェイブ」の襲来を阻止しようとした、
タガヌラーの最期には泣かされました。

ヴァラロンとは何者なのか

以前からずっと指摘されていた「サード・ウェイブ」ですが、
ようやくヴァラロンという怪獣だとわかりました。

どことなくドラコに似ているような気もしますが、
爆弾怪獣なので違う種族でしょう。

かれの存在はアマチュア天文家のミッチーが発見しました。

時空を歪めながら進んでいる隕石の正体に気づき、
タガヌラーたちが警戒していたものだとわかったんです。

観測の成果に大喜びしたミッチーは、
謎の隕石に「みっちー27」と名付けますが、
これこそが「サード・ウェイブ」なので、
ちょっと微妙な気持ちになりました。

一歩間違えば、地球が滅亡してしまうんですよ。

爆弾怪獣がラスボスというのは、
いままでに前例がない気がします。

これはヴァラロン自体の意思ではなく、
彼を操る黒幕が地球を爆破したいと思ってるんでしょうね。

ブレーザーの防衛隊は前々から変な感じですが、
益獣のタガヌラーを新型爆弾で殲滅しようとしたのは、
本当におかしいと思いました。

源川はタガヌラーを助けたSKaRDに対しても、
「なんでことをしてくれたんだ!」と激怒したんですよ。

ハルノ参謀長はすべての責任を取るといいましたが、
彼もゲバルガ襲来の際に誰かへの電話で、
「セカンド・ウェイブ退けました」と言っていたので、
本当に味方なのかはわかりません。

黒幕の可能性は低くなってきたんでしょうか?

でも、防衛隊の内部に、
よからぬ人間がいることは間違いないでしょう。

【ブレーザー】#23「ヴィジター99」の情報

出典:ウルトラマンブレーザー23話
本放送日:2023(令和5)年12月23日
脚本担当:小柳啓伍
オープニングテーマ「僕らのスペクトラ」きだたにひろし
エンディングテーマ「Brave Blazar」MindaRyn
音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
予告ナレーション:吉本元喜
監督:中川和博

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。