妙香、前回のブレーザーは悔しかったな。
スパイラルバレードがニジカガチに通じないんじゃ、
今回も苦戦は必至だぜ・・・
私も「ブレーザー撤退」という衝撃で、
2日くらいよく眠れなかったよ。
でも、横峯教授の本当の目的が気になるね。
個人的な恨みで国を滅ぼしたいのか、
それとも、学者としてのポリシーで暗躍してるのか・・・
日本各地にかかる厄災を呼ぶ逆さ虹。
ウルトラマンブレーザーをも退けたニジカガチを前に、
SKaRDはアースガロンの新装備導入を決断する。
次回『ウルトラマンブレーザー』
「虹が出た・後編」
賽の目は神のみぞ知る。
(ウルトラマンブレーザー8話 予告ナレーション)
ウルトラマンブレーザー8話のあらすじ
ブレーザーを撤退に追い込んだニジカガチは、
日本全国に7個の台風を出現させてしまう。
その7個の台風は1つにまとまろうとしていた。
ニジカガチは台風の目の中にいたが、
そこは大昔に「国のリセット」が行われた比土羅市だった。
巨大な台風による暴風雨で、
防衛隊は航空部隊も精密誘導弾も使えない。
気絶して入院していたゲントは、
自ら点滴を外して現場の指揮を執ることにする。
そして、テルアキとアンリに、
横峯教授がこの事態を引き起こしたと語るのだった-
SKaRDのメンバー(敬称略)
ヒルマ・ゲント(蕨野友也)
隊長。ここぞの時の決め台詞は「俺が行く。」
アオべ・エミ(搗宮姫奈)
本作のヒロイン。МITを17歳で卒業した天才。
ナグラ・テルアキ(伊藤祐輝)
副隊長兼作戦参謀を務める。階級は1等特尉。
ミナミ・アンリ(内藤好美)
工学学校からの叩き上げ。階級は2等特尉。
バンドウ・ヤスノブ(梶原颯)
元木更津基地輸送機部隊のパイロット。階級は3等特尉。
ゲスト出演
横峯万象(佐藤貢三)※幼少期:藤井健
地球防衛大学の教授。怪獣学の権威。
ウルトラ戦士
ブレーザーは野性味があってカッコいいですよね。
でも、ピョンピョン跳ねる時は可愛らしいです。
たくさんある必殺技も大好きです!
登場怪獣(天弓怪獣ニジカガチ)
前回に引き続き、SKaRDが戦う怪獣だ。
ゲントの予想では横峯教授の腕輪を破壊すれば、
動きが止まるとのことだったが、
果たしてそうだろうか?
勝敗のカギはアースガロンMod.2が握ってるぞ!
ウルトラマンブレーザー8話「虹が出た(前編)」の感想
国のリセットは誰も望んでいない
前編ではブレーザーが敗北し、
横峯教授の真意もよくわからなかったので、
モヤモヤした気持ちが残ってしまいました。
ゲントとは7年振りの再会でしたが、
その間に何かとんでもないことがあって、
闇落ちしてしまったのかと思いましたよ。
でも、そうじゃなかったんですね。
横峯教授は怪獣と人間の共生を研究して行くうちに、
世界が歪んでいることに気づいたんです。
それは人間が豊かさを追求するあまり、
多くの森林を伐採したり、海洋汚染などを繰り返して、
深刻な環境破壊を行っていたからです。
おそらく文明が発達していなかった頃は、
怪獣と人間は持ちつ持たれつの関係で、
上手くやっていたのではないでしょうか。
しかし、人間社会が豊かになるにつれ、
食料や資源を求めるために、
怪獣の縄張りを荒らすことになってしまって、
次第に敵対するようになったんですよ。
横峯教授は変わり者とのことなので、
人づきあいが苦手だったのかも知れません。
きっと学者の友だちもおらず、
ひとりで黙々と研究を続ける中、
怪獣が心の拠り所になったんだと思います。
だけど「国のリセット」なんて、
誰も望んでいません!
怪獣たちと仲良くやって行きたいなら、
ニジカガチを使った武力行使でなく、
テリトリーやルールを設けて、
互いに害がないように暮らせばいいじゃないですか。
それに今まで築かれてきた文明を、
たったひとりの意思で壊そうとするのは、
本当に傲慢すぎる考えです。
そんなことが許されるのは、
「歴史改変」が可能なゲームの中だけですよ。
何の罪もない市民たちに多大な迷惑をかけて、
清らかな新世界なんて作れっこないですから。
生命の本質に切り込んだテルアキの名言
横峯教授の説得はゲントではなく、
テルアキがすることになりましたが、
この2人のやり取りが神でした。
とくにテルアキが言った、
「僕はもっと生きたい!」のくだりは、
生命の本質に切り込んだ名言です。
横峯教授、あなたが、
この事態を引き起こしたことはわかってます。
おとなしく投降してください。
ヒルマ・ゲントの部下か?
ナグラ・テルアキと申します。
撃ちたければ撃て。もとより覚悟の上だ。
あなたほどの人が、何故です?!
話しても無駄だ。君たちには理解できんよ。
あなたの危機感は理解できます。
確かに人間は、この星の自然を破壊してきました。
ですが、人間も自然の一部です。
その人間を滅ぼそうというのも、
この星の生態系に対する冒涜ではないですか。
ヒルマ・ゲントと同じことを言うんだな。
人間を守るのが我々の仕事です。
生物は絶滅を繰り返す。それも自然の摂理だよ。
だが、そこまでするつもりはない。
あくまで現代文明を洗い流すだけだ。
そして生き残った人類は、新たな道を歩き出す。
親から子へ、子から孫へ。
自然の恐ろしさを語り継ぎながら、
今とは違う文明を築いて行く。それが私の願いだ!
ようやく理解できました。
怪獣の目、このタイトルは怪獣の純粋さに魅了された、
あなたの気持ちを表したものです。
でも、この目はあなた自身の目でもあった。
あなたは怪獣の目を通して、
人類のあるべき姿を模索されていたんです。
あなたの著書はどれも、
人類に対する厳しいまなざしに満ちていました。
しかし、そこには厳しくも深い愛情があった。
人という種族と、あなたほど真摯に向き合った人を、
僕は他に知りません。
・・・
確かに人類は改めるべきです。
そこは賛同します。
でも、他の生き物はどうなるんです?
草木や虫や動物たち、
そして怪獣すら洗い流そうというんですか?
・・・・・・
僕はこの世界でもっと生きたい!
他の生き物だって。
生きたいと思う気持ちこそ、
すべての生物が持つ、絶対に奪ってはいけない、
いちばん大切なものなんじゃないですか!?
正しいな、それも・・・
まさに真理だよ。
だが、同時に2つの正解はあり得ない!
君か、私か。
間違ったほうが淘汰され、正しいものが生き残る!
テルアキが横峯教授の7色の腕輪を壊すと、
宝石の光はニジカガチのもとに飛んで行きましたが、
これがブレーザー勝利のキッカケとなりました。
虹はブレーザーの味方になった
腕輪の光を吸収したニジカガチは、
虹光線を4発も放つほど暴れましたが、
アースガロンの「伏せ撃ち」によって形勢が逆転します。
ヤスノブが放ったレールキャノンが、
虹光線の発射口に命中したんです!
ブレーザーは空中に飛びあがると、
ニジカガチからあふれ出た虹をつかみました。
すると、ゲントの腕の中に「ニジカガチストーン」が現れます。
ブレーザーは巨大なレインボー光輪を作り出すと、
向かってくるニジカガチを一刀両断にしました。
見事な逆転勝利と、
虹が味方に変わったことに胸が熱くなりましたね。
戦後、ゲントはテルアキの実家に行き、
農作業の手伝いをしましたが、
その平和そうな光景もよかったです。
キレイに実っていたトマトを見て、
テルアキが言っていた名言の素晴らしさを、
改めて感じました。
この地球に存在する生命には、
それぞれにちゃんとした意味があるんですよ。
だから、どんなことがあっても、
大切にしないといけません。
ニジカガチが完全に倒されなかったのは、
自然そのものであることと、
怪獣との共生がテーマだったからですね。
来週の放送も楽しみです!
ウルトラマンブレーザー8話の公式ポスト
🌟見逃し配信中🌟
— ウルトラマンブレーザー公式 (@ultraman_series) September 2, 2023
『ウルトラマンブレーザー』
第8話「虹が出た 後編」
🔹ニジカガチを撃破すべくアースガロンの新装備”Mod.2”の実戦投入を決めるゲント。首謀者横峯のもとへは彼を心から尊敬していたテルアキが説得に向かう。
⬇視聴はコチラhttps://t.co/yboGB0itOE#ウルトラマンブレーザー pic.twitter.com/JYfmSt68kW
めっちゃ感動的な後編だったな。
1発しかないレールキャノンを見て、
初代マンのラスボス・宇宙恐竜ゼットンを倒した、
ペンシル爆弾を思い出したぞ。
この戦いのМVPはテルアキとヤスノブだ。
ニジカガチはきっと穏やかな神に戻っただろう。
ウルトラマンブレーザー8話の基本情報
本放送日:2023(令和5)年9月2日
脚本担当:山崎太基
登場怪獣、宇宙人:天弓怪獣ニジカガチ
オープニングテーマ「僕らのスペクトラ」きだたにひろし
エンディングテーマ「BLACK STAR」MindaRyn
予告ナレーション:吉本元喜
監督:中川和博
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。