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【ウルトラマンデッカー最終章旅立ちの彼方へ】あらすじと感想。デッカー誕生の謎が解けた

あんのん君

妙香、今日は円谷プロダクションの創立記念日だ。
今年で60周年になったぞ。

岩松妙香

わあ、めっちゃめでたいね!
ウルトラファンにとってはお正月だね。
ちょっと遅くなっちゃったけど、
いい日だから、劇場版デッカーの感想を書くよ。

目次

ウルトラマンデッカー最終章旅立ちの彼方へのあらすじ

突然、クリオシティに奇妙な音が鳴り響き、
道行く人々が次々に倒れ込んでしまう。
調査に向かったGUTS-SELECTの隊員、
アスミ・カナタ、キリノ・イチカ、リュウモン・ソウマは、
謎の異星人軍団と戦闘状態になる。
業を煮やしたペダン星人は宇宙ロボット・キングジョーを召喚し、
市街地で破壊活動を開始する。
ハネジローはデラフェイザーに乗って応戦するが、
思わぬ反撃を食らってしまった。
すると、カナタたちを助けた謎の女性が、
Dフラッシャーをかざしてウルトラマンに変身するのだった。

おもな登場人物(敬称略)

主人公とGUTS-SELECTのメンバー

アスミ・カナタ(松本大輝)
元は老舗せんべい屋の看板息子。TPU訓練校の後輩たちを指導する。

キリノ・イチカ(村山優香)
カナタの同期。宇宙開発の仕事をする夢を持つ。

リュウモン・ソウマ(大地伸永)
カナタの同期。次のGUTS-SELECT隊長に内定する。

カイザキ・サワ(宮澤佐江)
GUTS-SELECTの副隊長。怪獣と人間が争わない道を探す。

ムラホシ・タイジ(黄川田雅哉)
GUTS-SELECTの隊長。再びTPU訓練校に復帰する。

HANE2(CV:土田大)
通称ハネジロー。有能なAIでカナタの良き相棒。

ともに戦う異星人

ディナス(中村加弥乃)
ラヴィー星人。ウルトラマンダイナから光を授かる。

宇宙の友人たち

グレゴール人グレース(CV:中村浩二)
誇り高き宇宙格闘家。お世話になったムラホシに恩返しする。

メトロン星人ナイゲル(CV:甲斐田裕子)
TPU内部調査局長。GUTS-SELECTの窮地を救う。

登場怪獣

プロフェッサー・ギベルス

身長:2メートル50センチ
重さ:250キログラム
出身地:ゾゾギガ星
得意技:皇獣への変身
スーツアクター:岡部暁

あんのん君

全宇宙の支配を企む悪の天才科学者だ。
最も効率の良い侵略方法を実験する。
惑星を滅ぼすのが目的ではなく、
自身の研究のために軍事行動を行っているらしい。
彼の配下には様々な種族の宇宙人がいるが、
ほとんどがウルトラセブンとゆかりのある連中だ。
また地球人に対しては、
スフィアを倒した勇敢な種族と言って、
一定の評価をしている。
とはいえ、一人称が「余」であり、
傲岸不遜な態度を取る食えない野郎だぜ。

銀河皇獣ギガロガイザ

身長:61メートル
重さ:4万8千トン
出身地:宇宙
得意技:要塞艇ゾルガウスとの合体
スーツアクター:石川真之介

ミケちゃん

ギベルスが変身した形態です。
地球人の精神を怪獣に移植しようとしていたので、
ギベルス本人が自らに改造を施した可能性があります。
実験要塞艇ゾルガウスと合体すると、
銀河要塞獣ゾルギガロガイザになり、
さらに凶悪な怪獣になります。
とはいえ、戦闘能力の多くをゾルガウスに頼っているため、
単体ではそれほど強くないと思われます。
実験はやはり実験に過ぎませんね。

ウルトラマンデッカー最終章旅立ちの彼方への感想

リュウモン新隊長の誕生が嬉しい

この映画はテレビ版ウルトラマンデッカーの、
その後を描いています。

テレビ版ではバズド星人アガムス、
そしてスフィアとの激闘が描かれました。

でも、終盤でムラホシ隊長が負傷してしまいました。

そこでリュウモンが代わりに指揮を執ることになり、
みごとに勝利することができたんですよ。

リュウモンのリーダーシップは本当に素晴らしくて、
10年後くらいには隊長になると思いましたが、
まさか劇場版で実現するとは思いませんでした。

私がデッカーの登場人物で、
いちばん推していたのはリュウモンなので、
最高に嬉しかったです。

20歳そこそこで隊長というのは、
異例の若さではありますが、
リュウモンの実力は申し分ないですし、
スフィアを倒した功績は絶大ですからね。

いわゆる「二階級特進」ということでしょう。

しかし、次期隊長の内定をもらったリュウモンも、
ギベルス軍団との戦いでは不安を感じてしまいました。

敵がTPUの本部を占拠してしまったからです。

ここで詰んでしまうのかと思いきや、
カナタの励ましとディナスの決意、
そして宇宙の友人たちの協力で、
危機を乗り越えることができました。

デッカーがギベルスをやっつけたあと、
リュウモンは正式にGUTS-SELECTの隊長になります。

部下はTPU訓練校時代から知ってる、
サトウ、ノジマ、イソザキの3人です。

またサポートAIがHANE2から、
後継機のHANE3(ハネサブロー)になったんですが、
それがすごく可愛かったですね。

始まりのディナスとは

デッカーの主人公はアスミ・カナタですが、
この映画ではディナスの活躍が光りました。

彼女は自然豊かなラヴィー星の出身で、
ペットの怪獣と静かに暮らしていた人です。

ところが、ラヴィー星の平和は、
ギベルス軍団の手によって破られてしまい、
ディナスも重傷を負ってしまいました。

そこにウルトラマンダイナがやってきて、
ギベルス軍団を一掃し、
ディナスの怪我を治してくれたんです。

ディナスはその時、
ウルトラマンに変身する力を授かり、
ともにダイナと戦うことになりました。

ダイナと一緒に故郷を守り切った彼女は、
ギベルスの野望を阻止するために、
地球にやってきたんです。

ディナスが変身したウルトラマンはとても不思議でした。

デッカーに瓜二つな見た目と、
女性なのにウルトラウーマンではないんですよ。

またラヴィー星人が戦いに向いていないためか、
光線技は一切使わず、怪獣カードを使って戦います。

ゼットンのカードを使ったのは、
普通にすごいと思いましたね。

しかし、ディナスは終盤、
ゾルギガロガイザとの戦いで亡くなったカナタを救うために、
自らの力を彼に「継承」します。

そのおかげでカナタは再びデッカーに変身しますが、
ギガロガイザとの最終決戦でダイナミックになっていないので、
テレビ版のデッカーとは微妙に違うんです。

ディナスからカナタ、
そしてカナタの子孫のデッカー・アスミ。

さらにデッカー・アスミから、
テレビ版デッカー第1話のカナタに、
ウルトラマンの光は伝わって行きました。

この映画のキャッチコピーは、
「カナタの終の戦い、始まりのディナス」ですが、
彼女がダイナから光を授かったから、
デッカーが誕生したんですね。

ディメンションカード怪獣がいたのも、
ディナス由来と考えると納得できます。

ディナスとカナタとの出会いは、
なんとなくラブコメを思わせる演出でしたが、
2人がパートナーになる未来があるのでしょうか。

ディナスとデッカー・アスミの服装が似ていたので、
その可能性は高いかも知れません。

ウルトラマンデッカー最終章旅立ちの彼方への基本情報

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