あんのん君妙香、カナタはいいヤツだよな。
自分一人だけ逃げない、
困っている人を放っておけない。
ウルトラマンになる条件を、
完璧に満たしてるじゃないか。
岩松妙香その正義感が校長先生の心を動かしたみたいね。
でも、カナタはあれから変身できなくなったんだ。
いったい、どうしちゃったんだろう？
おもな登場人物（敬称略）
出典：ウルトラマンデッカー２話
主人公と新生ＧＵＴＳ－ＳＥＬＥＣＴのメンバー
アスミ・カナタ（松本大輝）
１年間のＴＰＵ訓練生を経て、新生ＧＵＴＳ－ＳＥＬＥＣＴの一員となる。
キリノ・イチカ（村山優香）
カナタの同期。宇宙開発の仕事をする夢を持つ。
リュウモン・ソウマ（大地伸永）
カナタの同期。非常にストイックな性格。
カイザキ・サワ（宮澤佐江）
新生ＧＵＴＳ－ＳＥＬＥＣＴの副隊長。ナースデッセイ号の操舵手。
ムラホシ・タイジ（黄川田雅哉）
新生ＧＵＴＳ－ＳＥＬＥＣＴの隊長。ＧＵＴＳファルコンでデスドラゴと戦う。
ＨＡＮＥ２（ＣＶ：土田大）
身長３０センチのＡＩロボット。ＧＵＴＳホークを無人操縦する。
登場怪獣
破壊暴竜デスドラゴ
あんのん君８年振りに現れた地球怪獣だ。
めちゃくちゃ狂暴で角を失っても攻撃をやめないぞ。
ミクラスがいなかったらデッカーは危なかった。
ディメンションカード怪獣ミクラス
ミケちゃん足をケガして苦戦するデッカーをサポートしました。
デスドラゴに突進してのしかかり、
形勢逆転のキッカケを作ったんですよ。
ディメンションカード怪獣は、ミクラスの他に２体います。
ウルトラマンデッカー２話「カナタの決意」のあらすじ
出典：ウルトラマンデッカー２話
カナタはＴＰＵの一員になる
スフィア襲来から１年が経ちました。
カナタはＴＰＵ訓練校怪獣対策課に入学して、
イチカ、リュウモンと訓練に励みます。
地球の外に出ることも、
他の惑星との交信もできないままですが、
それ以外は異状がなく、 人々の生活は落ち着いていました。
カナタはスマホの写真を見て、
火星旅行に行った両親のことを心配します。
そして皆を困らせているスフィアを破るために、
デッカーに変身しようとするのですが、
Ｄフラッシャーが出現しません。
「何故、俺なんだ？」
カナタは自分がウルトラマンに選ばれたことを、
不思議に思うのでした。
行軍訓練で仲間割れ？
訓練生たちの成績が壁に張り出されていました。
１位はリュウモン、カナタは１２位です。
スフィア襲来によってＧＵＴＳ－ＳＥＬＥＣＴが再編成されるので、
訓練生たちは誰が隊員になるのか、興味津々でした。
リュウモンは自分より成績が下の訓練生３人が、
「隊員になるかも知れない」と聞いて、イライラしてしまいます。
そんななか、
最後の行軍訓練が行われることになりました。
カナタとイチカはＢ班に編成され、
リュウモンがリーダーに任命されました。
ムラホシ校長は全員が無理せず、
無事にゴールできることを祈るといい、
１０時までに集合するよう指示を出します。
行軍訓練は６０キロの長距離でしたが、
カナタは「散歩にはちょうどいい」といいました。
リュウモンは訓練生たちの噂を聞いてから、
ずっと機嫌が悪いので、
カナタとイチカのペースを考えずに、
さっさと歩いて行ってしまいます。
その頃、カイザキ・サワは、
ナースデッセイ号の内部にいました。
１年前のスフィアザウルスとの戦闘で故障してしまったので、
大幅なメンテナンスが必要だったんです。
カイザキと通信していたムラホシは、
「スフィアは必ず再来します」といい、
ウルトラマンについて、
「彼とも仲良くなれるといいんですけどね」といいました。
ウルトラマンデッカー２話「カナタの決意」の感想
出典：ウルトラマンデッカー２話
イチカのセリフがすごく良かった
カナタとリュウモンが激しく対立してたので、
一時はどうなることかと心配でしたが、
イチカのおかげで事なきを得ました。
リュウモンは訓練生の中で最も成績が良かったのに、
他のメンバーが隊員に選ばれると聞いて、ショックだったんです。
だからといって、仲間の気持ちを考えずに、
勝手に任務を進めようとするのはダメですよ。
ムラホシ校長は能力だけでなく、
訓練生の性格も見ているんですから。
リュウモンのペースに追いつけないイチカは、
「少し早すぎるんじゃない？」と注意します。
カナタはバリバリの熱血漢ですが、
元はせんべい屋の息子なので体力は普通でした。
すると地震が発生しました。
カナタは派手にひっくり返ってケガしてしまいます。
リュウモンはカナタの状態を考えて、
「行軍訓練はリタイヤしよう」と言いますが、
カナタはそれに反対しました。
「やれるだけやってみたい」というんです。
平地での訓練ならともかく、
何があるか分からない山中は危険ですし、
そもそも地震があったばかりです。
リュウモンの判断は間違ってないと思うんですけどね。
お互いの意思がぶつかりあって、
カナタとリュウモンは険悪な雰囲気になってしまいました。
そんな２人を見たイチカは止めに入ります。
リュウモン君の言ってることは正しいと思う。
引用元：ウルトラマンデッカー２話（キリノ・イチカのセリフ）
でも、カナタの気持ちもわかる。
リュウモン君、もう少し３人でがんばってみない？
無理だと思ったら、絶対に私が止めるから。
私、ずっと宇宙開発の仕事がしたいって思ってた。
けど、スフィアのせいでできなくなっちゃって。
今は宇宙に行った先輩たちや、大勢の人を助けたい。
またみんなで普通に夢を追いかけられるような世界に戻したい。
本当にできるかどうかなんて分からない。
けど、自信があるからやるんじゃないよ。
やらなきゃいけないって思うから、
やらずにはいられないから、やるんだよ。
イチカの言葉、熱いですね。
”やらずにはいられないから、やるんだよ”って、
めちゃくちゃグッとくるじゃないですか。
こんな風に説得されたら、
にらみ合っていた２人も矛を収めるしかないでしょう。
スフィアのせいで叶えたい夢がつぶれてしまったというのは、
コロナ禍にも通じるところがあります。
カナタも火星にいる両親に会えなくなってしまいましたし、
早くスフィアを倒して平和な世界にしたいですね。
ウルトラセブンの要素もある
ムラホシ校長はデスドラゴについて、 よく知っていました。
パイロットとしての経験も豊富だったようで、
デスドラゴの角を１本落としています。
でも、デスドラゴはパワーアップしていたので、
その程度のダメージでは進撃をやめません。
怪獣のエネルギー源は、
地球をバリアで覆ってるスフィアなんでしょうか？
カナタは１年振りにデッカーに変身して、
狂暴なデスドラゴを迎え撃ちますが、
行軍訓練で足をケガしていたので、
うまく力が発揮できませんでした。
デッカーが倒されるのかと心配しましたが、
ディメンションカード怪獣ミクラスのおかげで逆転勝利します。
ミクラスはオールドファンにとっては懐かしい存在です。
ウルトラセブンの時代から活躍していて、
当時は「カプセル怪獣」と呼ばれていました。
ディメンションカードは３枚あったので、
アギラとウィンダムも出てくるんでしょうね。
ＨＡＮＥ２が自動操縦していた戦闘機の名前もガッツホークですし、
デッカーにはウルトラセブンの要素があります。
デスドラゴがつり橋を壊したのに、カナタたちが無事だったとか、
ＧＵＴＳファルコンが撃墜されたのに、ムラホシ校長が無事だったなど、
ウルトラならではのツッコミどころがありましたが、
安心して楽しめるのがいいですね。
ウルトラマンデッカー２話の基本情報
出典：ウルトラマンデッカー２話
本放送日：２０２２（令和４）年７月１６日
脚本：根元歳三
監督：武居正能
登場怪獣：デスドラゴ、ミクラス
オープニングテーマ：Wake Up Decker!（歌・SCREEN mode）
エンディングテーマ：カナタトオク（歌・影山ヒロノブ）
あんのん君最後まで読んでくれて、ありがとな。
岩松妙香またのご訪問をお待ちしています。