
ミケさん
怪獣がいっぱい出てくる話は面白いよね。
でも、デッカーがひとりで戦うのは大変そう・・・

あんのん君
心配いらないぞ。
今回はリュウモンが大活躍したからな。
彼の性格やポリシーもわかるいい話だった。
おもな登場人物(敬称略)
アスミ・カナタ(松本大輝)
GUTS-SELECTの隊員。ウルトラマンデッカーに変身する。
キリノ・イチカ(村山優香)
カナタの同期。宇宙開発の仕事をする夢を持つ。
リュウモン・ソウマ(大地伸永)
カナタの同期。非常にストイックな性格。
カイザキ・サワ(宮澤佐江)
新生GUTS-SELECTの副隊長。ナースデッセイ号の操舵手。
ムラホシ・タイジ(黄川田雅哉)
新生GUTS-SELECTの隊長。元はTPU訓練校の校長だった。
HANE2(CV:土田大)
通称ハネジロー。ガッツホークを無人操縦する。
登場怪獣(パゴス、グドン、テレスドン、ツインテール、アギラ)
【デッカー】#6「地底怪獣現わる!現わる!」のあらすじ
希少な植物として有名なサザメダケが120年振りに咲きました。
ソラフネシティではニュースとして取り上げられ、
多くの観光客が花を見に集まります。
しかし、サザメダケの開花は天変地異の前触れだったんです。
観光客の女性が空を見上げると、
金色の虹のようなものが見えました。
次の瞬間!
大きな地震が起こり、 地底から怪獣パゴスが現れました。
GUTS-SELECTではカイザキ副隊長が、
地底怪獣パゴスについて説明します。
パゴスは学名をパゴトータスといい、
8年前にも存在した怪獣でした。
脅威なのは口から吐く分子破壊光線で、
もっとも古い記録では北京郊外に出現したといいます。
パゴスは空に浮かぶ謎の発光現象とともに、
現れるという習性を持っていました。
さらにわずか2秒で2キロ先に移動しましたが、
カイザキ副隊長は「パゴスにそんな敏捷さはない」と言います。
ムラホシ隊長は「地底怪獣の生態はまだまだ分からない」といい、
カナタとリュウモンに現地調査を命じました。
リュウモンはパゴスとの戦いで負傷
ソラフネシティに到着したカナタとリュウモンは、
さっそく仕事を開始します。
サザメダケの花はほとんど散ってしまい、
葉っぱしか残っていませんでした。
その根は地下で広範囲に伸びており、
自然界に異変が起きた時に影響を受けやすいんです。
カナタは周辺住民に聞き込みを、
リュウモンは土壌のサンプルを採取することにしました。
カナタは地元に詳しい老婦人から話を聞きます。
老婦人は「地震が起こるのは土地神様の怒り」といい、
造成地に工場ができたせいで、サザメダケの花が咲いたと言いました。
カナタは一枚のパンフレットを眺めます。
それはソラフネ地下エネルギー精製工場のものでした。
工場では地下3200メートルにある超臨界メタルを精製し、
エネルギー結晶を作っていたんです。
カナタの話を聞いたリュウモンは、
「地底怪獣の巨大な身体を維持するには、
莫大なエネルギーが必要のはず」といいます。
すると、再びパゴスが現れました。
リュウモンはカナタに住民の避難誘導を頼み、 パゴスを一人で足止めしますが、
猛烈な反撃に遭って瓦礫が崩れ、下敷きになってしまいました。
パゴスはリュウモンが予想した通り、
精製工場のエネルギータンクを狙っていたんです。
100点でなければ0点と同じだ
カイザキ副隊長はハネジローとパゴスについて解析しました。
空に浮かんだ金色の虹は地磁気の乱れによって、
空気中のイオンがプラズマ化する現象だとわかりました。
パゴスの活動による地盤のひずみが原因でした。
ムラホシ隊長は任務中に負傷したリュウモンを心配しました。
カイザキ副隊長は、 リュウモンの検査結果に異状はないものの、
大事をとって一日休むよう指示したんです。
しかし、リュウモンは熱心に筋トレをしていました。
カナタは一人でがんばるソウマに飲み物を渡しますが、
リュウモンは糖質制限中でした。
あまりにもストイックなので、 カナタは不思議に思いました。
リュウモンは裕福な家に生まれて何不自由なく育ったが、
自分のチカラで得たのはこの仕事くらいだと語ります。
「お前はどうなんだ?」と聞かれたカナタは、
「なんとなく適当にやってるよ」と答えました。
でも、隠れて練習していることがソウマにばれていたんです。
リュウモンは「努力したって結果が出なければ意味がない」と、
厳しい言葉を続けました。
それはGUTS-SELECTが人の命を救う仕事だからです。
「100点でなければ0点と同じだ」というリュウモンに、
カナタは少し疑問に思いつつも、頷くしかありませんでした。
【デッカー】#6「地底怪獣現わる!現わる!」の感想
先週の予告で「サザメダケ」と聞いて、
ウルトラQファンの私はとても嬉しくなりました。
「サザメダケ」はウルトラQ18話に出てくる架空の植物で、
大好きなおばあちゃんを助けたい少女が、
帽子のアクセントに使っていた花です。
今回の話はウルトラQ18話のオマージュですが、
元ネタを上回る素晴らしい出来になっています。
ウルトラQ18話ではパゴスの吐く分子破壊光線が、
金色の虹となって空に現れたんですが、
今回は「地磁気の乱れによるプラズマ現象」となりました。
また主食も超臨界メタルになっており、
放射性物質との関わりは一切なくなったんです。
デッカーは土曜の朝9時台に放送しているので、
低年齢の視聴者に配慮したんでしょう。
パゴスを目撃した老婦人は、
なかなか的を得たことを言ってますね。
地下エネルギーかなんだか知らないけど、
引用元:ウルトラマンデッカー6話(避難する老婦人のセリフ)
地面の奥底をほじくり返すから、 サザメダケの花も咲くって。
人間の環境破壊による怪獣出現というのは、
ウルトラQのコンセプトと同じです。
5種類の怪獣が出てくるのは、
初代ウルトラマン8話「怪獣無法地帯」みたいで最高でした!
とくに群れとなって出て来たツインテールは強烈だったので、
Twitterのトレンドでバズったんですよ。
リュウモンがGUTS-SELECTに入った理由
私は初回からデッカーを観ていますが、
リュウモンの第一印象は良くなかったんですよ。
カナタとは訓練中に一触即発の事態になりましたし、
プライドが高そうな子だと思ったからです。
でも、今回の話で大ファンになりました。
リュウモンはお金持ちの家に生まれましたが、
ワガママで甘ったれたお坊ちゃんではありません。
真面目で自分の行くべき道を選択できる、
すごく賢い人なんですよ。
彼が完璧にこだわるのは、
GUTS-SELECTの隊員としての責任感です。
ウルトラシリーズの防衛チームは、
ヒーローを援護するサブ的な役目だと思っていたので、
リュウモンのセリフにはビックリしました。
そして彼は言葉通り、
完璧に仕事をやり遂げたんです。
リュウモンは的確な判断で地底怪獣に苦戦するデッカーを助け、
逆転勝利のキッカケを作りました。
卓越した観察力、動体視力、射撃の正確さ。
引用元:ウルトラマンデッカー6話(カイザキ・サワのセリフ)
今回はリュウモン隊員に助けられましたね。
彼は「見つめる天才」です。
引用元:ウルトラマンデッカー6話(ムラホシ・タイジのセリフ)
すべてを見つめ、 ひとりで完璧に任務をこなそうとする。
だが、同時にそれは彼の弱点。 脆さでもある。
このチームが成長して行くのが楽しみです。
GUTS-SELECTのトップ2人は、
リュウモンのことを高く評価しました。
今回の戦果を見れば当然ですね。
とはいえ、ひとりで任務をこなすのではなく、
カナタやイチカと協力して、
いい結果を出すことを隊長たちは期待しています。
前に、小さい頃、
引用元:ウルトラマンデッカー6話(リュウモン・ソウマのセリフ)
怪獣災害に遭ったって言っただろ?
怪獣に襲われて、親とはぐれて何もできなくて。
そんな俺を守ってくれたのはTPUの隊員だった。
その時、思ったんだ。
俺もこの人みたいになろう。
人の命を守る仕事に就こうって。
人命救助の俺たちにミスは許されない。
俺たちは完璧でなきゃいけないんだ。
リュウモンはGUTS-SELECTに入った理由を、
カナタに語りました。
リュウモンがストイックにがんばるのは、
親に自立した姿を見てほしいからなんでしょうね。
まったくタイプの違う2人ですが、
いいバディになりそうです。
【デッカー】#6「地底怪獣現わる!現わる!」の情報

ミケさん
最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君
またの来訪を待っているぞ。