
ミケさん
新シリーズのオメガがはじまったね。
真っ赤な顔のヒーローには驚いたけど、
これからの活躍が楽しみ!

あんのん君
赤いボディにスラッガーを持つから、
俺はセブンを連想したぞ。
オメガはたぶん「光の国」の戦士なんだろうな。
【オメガ】#1「宇宙人がやってきた」のあらすじ
赤い戦士がたったひとりで怪獣の群れと戦っていた。
彼は必殺技の光線で敵を一掃するが、舞台となった惑星は爆発してしまった。
その衝撃で彼は宇宙空間へと吹き飛ばされる。
地球に住むホシミコウセイは、倉庫の仕事が終わったので牛乳を飲んでいた。
美しい夕焼け空を見ると、そこには流れ星のようなものがあった。
しかし、その流れ星は何故か人のような形に見えた。
数日後、コウセイは昼食の焼きそばをつくった。
いざ食べようとした時、取引先の業者が納品にやってくる。
荷物を受け取って部屋に戻ると、テーブルの上の焼きそばが消えていた。
倉庫の方から妙な物音もするので、恐る恐る近づいてみると・・・
なんと、見知らぬ男が焼きそばを食べていたのだった。
おもな登場人物(敬称略)
謎の男(近藤頌利)
コウセイの倉庫に現れた人物。グライムと戦った後に「オメガ」と名乗る。
ホシミコウセイ(吉田晴登)
太陽倉庫で住み込みで働く青年。前向きで優しい性格。
登場怪獣(ヴァグセクト、グライム)
【オメガ】#1「宇宙人がやってきた」の感想
新しいウルトラがはじまる時はワクワクしますね。
いままでとはひと味違う、
斬新な設定で面白かったです!
主人公が記憶喪失なのはびっくりしましたし、
「大きくなれる気がする」と言った時は、もっとびっくりしました。
ずっと等身大で戦っていたんです。
オメガは冒頭でヴァグセクトという怪獣を倒しましたが、
かれの身長は25メートルしかないんですよ。
しかも多勢に無勢で、
共闘する戦士もいなかったので、
何か複雑な事情を抱えてると思いました。
ウルトラQに似た世界観
ウルトラシリーズの黄金ルールは、
「ヒーローが防衛チームに所属すること」ですが、
今作はまったく違います。
なぜなら主人公が降り立った地球には、
「怪獣が存在しない」と考えられていたからでした。
私たちが暮らす現実世界と、ほぼ同じ環境なんですよ。
でも突然、グライムが暴れ出し、
人々を恐怖のどん底に突き落としてしまいました。
主人公が地球に来たからなのか、
あるいは宇宙に何らかの異変が起こったためなのか、
いずれにしても怪獣は「目覚めの刻(とき)」を迎えてしまいます。
1966年に放送された「ウルトラQ」では、
自然界にアンバランスゾーンが発生すると、
怪奇現象が起こっていました。
その怪奇現象に立ち向かっていたのは、
万城目淳、戸川一平、江戸川由利子の3人でした。
3人は世界的権威の学者・一の谷博士のアドバイスを受けて、
怪奇現象を解決するために奮闘したんですよ。
実はウルトラマンオメガには「ウルトラQ」との共通点があります。
- メインの登場人物が3人(男性2人、女性1人)
- 民間の会社が登場する
- 昭和風な雰囲気がある
「ウルトラQ」には星川航空という会社が登場しますが、
今作には「太陽倉庫商会」が登場し、
主人公と彼のバディとなるホシミコウセイが所属することになります。
「太陽倉庫商会」には、
緑色の公衆電話や昔懐かしいラジカセがあったので、
昭和風な雰囲気が漂ってると感じました。
そして、2話から登場するイチドウアユムは、
江戸川由利子と一の谷博士を合わせたようなポジションなんです。
「ウルトラQ」の万城目淳は光の巨人に変身しませんでしたが、
今作は「Qの主人公が変身したら」という、
IFの物語なのではないでしょうか。
7月5日は金城哲夫さんの誕生日
ウルトラの物語は毎年7月からスタートします。
初代マンが1966年の7月から放送されたので、
その伝統を引き継いでいるんですね。
だから、毎年7月が楽しみなんですが、
今年はとくに感慨深いものがありました。
オメガの初回放送が7月5日だったからです。
7月5日はウルトラシリーズ創始者のひとりである、
金城哲夫さんのお誕生日なんです。
この日に「究極」という意味を持つ、
ウルトラマンオメガがはじまったのは、
本当に素晴らしいことですよ。
今までの作品と違って、
登場人物が非常に少ないですが、
その分、シンプルで味わいのある物語が、
展開して行くと思います。
これから半年間、しっかり応援して行きますね。
【オメガ】#1「宇宙人がやってきた」の情報

ミケさん
最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君
またの来訪を待っているぞ。