ミケさんコウセイ、どうしちゃったのかな。
オメガもトライガロンも負けちゃったし、
本当に心配だよ・・・



バディの呼吸は乱れちゃダメだよな。
だが、負けたとはいうものの、
命は取られてない。
まだ挽回の余地はあるぞ。
【オメガ】#12「俺のやりたいこと」のあらすじ
グライムを吸収したエルドギメラの攻撃により、
オメガは変身解除されてしまった。
太陽倉庫で目を覚ましたソラトは、
自分の戦いにコウセイを巻き込んだことを後悔して、
ひとり出て行くことを決意する。
コウセイは止めることもできず、ただうろたえるだけだった。
無意識のうちにNDFの作戦現場にたどり着いたコウセイは、
大量の荷物を抱える研究者の女性と出会う。
一方、NDFではアユムとの協力で、
エルドギメラを倒すための秘策が練られていた。
おもな登場人物(敬称略)
オオキダソラト(近藤頌利)
空からやってきた宇宙人。オメガに変身して怪獣と戦う。
ホシミコウセイ(吉田晴登)
太陽倉庫で働く青年。前向きで優しい性格。
イチドウアユム(工藤綾乃)
国立自然研究センターに勤務する生物学者。
ゲスト出演
タイラカズヤス(長田成哉)
現場指揮を執るNDF士官。合理的だが実直な人物。
研究者の女性(山本未來)
失意のコウセイにフィールドワークを手伝わせる。
登場怪獣(エルドギメラ)
【オメガ】#12「俺のやりたいこと」の感想
戦いでいちばんやっちゃいけないのは、
勇み足で突っ走ることなんですよね。
戦国武将の柴田勝家が、
豊臣秀吉と激突した賤ヶ岳の戦いでも、
勝家の配下の佐久間盛政の独断専行によって、
敗北してしまいました。
若くて血気盛んなのはいいことです。
コウセイは純粋ですから、
ソラトやみんなのためになると思って、
懸命に戦ったんですよ。
でも、感情だけではどうにもなりません。
冷静な判断力と、
周囲と呼吸を合わせる協調性がなければ、
勝利を導くことはできないんです。
ソラトはケガをしてから変身しましたが、
もし万全の状態だったら、
エルドギメラに一方的にやられなかったでしょう。
負ける時というのは、
こうした悪条件が重なるものなんですね・・・
フィールドワークで見つかったもの
コウセイにとってショックだったのは、
ソラトが出て行ったことだけでなく、
彼が怒らなかったことです。
こういう状況の時って、
本気になってケンカしたほうが、
お互いスッキリすることが多いですからね。
2人の意思の疎通が上手く行かないのは、
観ていて本当に歯がゆかったですが、
コウセイが外に出たのは正解だと思いました。
しかもやってきたのは、
エルドギメラに攻撃されたNDFの拠点だったんです。
気持ちをリセットするには、
振り出しに戻ったほうがいいと、
無意識のうちに思ったんでしょう。
そこでコウセイはひとりの女性と出会います。
彼女は研究者で、
怪獣の痕跡を集めるために、
フィールドワークに出かけるところでした。
落ち葉には、
引用元:ウルトラマンオメガ12話(女性研究者のセリフ)
怪獣の体液が付着してるかも知れない。
巨人が踏んだ土には、
未知なる成分が沁み込んでるかも知れない。
科学は幾千の「かも知れない」の積み重ね。
成り行きで彼女を手伝うことになったコウセイは、
思わず自分の悩みを口にします。
俺・・・やりたいこと、ずっと探してたんです。
引用元:ウルトラマンオメガ12話(ホシミコウセイのセリフ)
それで最近、見つかったような気がして。
自分ではうまくやれてるような気がしてたけど、
調子に乗って、失敗しちゃって・・・
自分がやりたかったことって、なんだったのか。
わからなくなってきたっていうか・・・
すると彼女はこう答えました。
私だったら、失敗しようが何しようが、
引用元:ウルトラマンオメガ12話(女性研究者のセリフ)
やらずにはいられないけどね。
やりたいことっていうのは、そういうもんでしょう?
誰だって間違えることはあるよ。
そのまま逃げるか、挽回するか。
決められるのは自分だけ。
なぜ君が、それをやりたいと思ったか。
大事なのは、そこじゃない?
がんばった結果、ダメだったことがあったとしても、
自分にとって本当にやりたいことだったら、
あとでまたやり直せばいいんです。
彼女のおかげで気持ちが晴れたコウセイは、
エルドギメラの肉片を発見するという、
大手柄をあげました。
オメガには地球人の力が必要
貴重な手掛かりを手に入れたアユムは、
エルドギメラの細胞を分析します。
すると、過剰なエネルギーを与えられると、
キャパシティの限界を超えてしまい、
自滅してしまうことがわかりました。
そこでNDFは対怪獣用アンカーをエルドギメラの腹に打ち込み、
大量のエネルギーを流し込む作戦を立てます。
ドグリドまで吸収してしたので、
作戦は難航するかと思いきや、
冷静さを取り戻したコウセイがレキネスを操り、
オメガとの見事なコンビネーションで協力します。
NDFのタイラカズヤスは、
オメガがエルドギメラの攻撃から拠点を守ったのを見て、
「巨人」が味方であると判断しました。
こうして全員が力を合わせたことで、
凶悪な人類の敵を撃破することができたんですよ。
自分の「やりたいこと」に気づいたコウセイは、
嬉しそうな顔でソラトに言いました。
俺、理由をはき違えてた。
引用元:ウルトラマンオメガ12話(ホシミコウセイのセリフ)
おまえと一緒にうまくやれて、嬉しかったり、
感謝されるのが、気分良かったり。
いつの間にか、そっちにばっか気が行っちゃってさ。
でも、思い出した。
俺、ほんとはみんなを守りたかったんだ。
この話を観て思ったんですが、
ウルトラマンオメガというのは、
ソラトとコウセイが一緒になって戦うことで、
生まれる存在なのかも知れません。
往年の名作「ウルトラマンA」では、
北斗星司と南夕子がウルトラタッチで変身しましたが、
バディという点ではまったく同じです。
やっぱり、コウセイは優しいだな・・・って。
引用元:ウルトラマンオメガ12話(オオキダソラトのセリフ)
そういうおまえだから、俺には必要なんだ。
一件落着したのは良かったんですが、
アユムにとうとうバレてしまいました。
2人はこれまでのことを、
どんな風に説明するのでしょうか。
SNS企画「コウセイの秘密の日報」その12
【オメガ】#10「密着! 2人の素顔」の情報



最後まで読んでくれて、ありがとう。



またの来訪を待っているぞ。


