【オメガ】#20「刻をこえて」感想。タイムスリップする怪獣と不穏な未来

ウルトラマンオメガのオリジナルアイキャッチ画像
ミケさん

あたしね、
タイムスリップする話が好きなんだ。
過去や未来を移動できるって、
なんだかドラマチックじゃない。

あんのん君

確かにな。
だが、時空を移動した先は、
予想外の光景があることも多いんだ。
今回のオメガもそうだった。

目次

【オメガ】#20「刻をこえて」のあらすじ

コウセイは大事な荷物がネズミに荒らされないように、
金網でできた罠をしかけていた。
ソラトはそれを見て複雑な表情になる。
そんななか、アユムが2人のもとにやってきた。
神奈川県ハマグリ市で謎の重力波が観測されたという。
怪獣出現の可能性があるため、3人は調査に向かい、
現地でリーダーのサユキと合流した。
コウセイは廃工場の近くで足跡を発見する。
それは全長2メートルの前後の小型怪獣のものだった。
サユキは3人に「捕獲ミッション」を命じるが、
怪獣は神出鬼没でなかなか捕まらなかった。

おもな登場人物(敬称略)

オオキダソラト(近藤頌利)
空からやってきた宇宙人。オメガに変身して怪獣と戦う。

ホシミコウセイ(吉田晴登)
太陽倉庫で働く青年。前向きで優しい性格。

イチドウアユム(工藤綾乃)
国立自然研究センターに勤務する生物学者。

ウタサユキ(山本未來)
アユムの恩師。冷静で快活な女性。

登場怪獣(クロノケロス)

別名:時空漂流獣
身長:2メートル(子)、38メートル(母)
体重:510キロ(子)、1万8千トン(母)
出身地:未来の地球
スーツアクター:高橋舜

【オメガ】#20「刻をこえて」の感想

タイムスリップといえば「時をかける少女」や、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が有名ですね。

どちらも偶然起きたことが原因で、
主人公が時渡りをしてしまうんですが、
オメガではクロノケロスが原因で、
コウセイがタイムスリップをしてしまいました。

時空間トンネルの中は、
たくさんの写真が流れる不思議な空間でした。

過去・現在・未来の歴史が、
大河のように流れているんでしょう。

コウセイとクロノケロスは、
どの時代に飛んだかはわからず、
30分後に元の廃工場に戻ってきました。

コウセイの時計がソラトたちと30分ずれていたのは、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のワンシーンと同じですね。

クロノケロスは怯えていましたが、
妙な機械を身体につけられて、ケガをしていたからです。

それは神経伝達を阻害するという、
実に恐ろしい代物で、現代の技術では造れないものでした。

クロノケロスは危うく命を落としそうになりましたが、
ソラト機械の除去とソラトたちの心臓マッサージで、
助かることができました。

猫ちゃんの喉鳴らしのようにグルグルいってましたし、
ソラトに懐いたのは本当に可愛かったです。

未来の地球のあり得ない光景


クロノケロスは大事なお母さんを助けるために、
ソラトとコウセイを連れて、未来の地球に戻ります。

ところが・・・

そこは市街地がめちゃくちゃに破壊された挙句、
誰もいない不毛の世界だったんですよ。

人類は怪獣を倒すために進化し続けた結果、
守るべきものさえ失くしてしまったようです。

しかも、クロノケロスのように敵意を持たない怪獣にさえ、
容赦ない攻撃をするという、悪魔になっていました。

クロノケロスのお母さんは、
謎のミサイル艦隊の攻撃によって、瀕死の重傷でした。

ソラトはオメガに変身すると、
アユムから教わった心臓マッサージと、
レティクリュート光線による電気ショックで、
蘇生させることに成功します。

ミサイル艦隊は何度も邪魔をしてきましたが、
コウセイがレキネスの念動力を使い、攻撃を無効化しました。

それでも数が減らないどころか、
ますます増えてしまったので、
業を煮やしたオメガはレキネスアーマーをまとうと、
怒りの一太刀でミサイル艦隊を粉砕します。

あれは本当に人類が指揮するものだったんでしょうか?

もしそうだとしたら、
人類がウルトラマンと戦うという、
最悪のシナリオになってしまいます。

未来は確定されたものではない

すべての怪獣がクロノケロスのように、
善良で可愛い存在ならいいんですが、
中にはグビラやエルドギメラのように、
人間を襲う輩もいます。

怪獣と戦い続けるのは、
ある意味、人類の宿命であり、
地球の生命体としての生存競争なんですよね。

だからといって、
自分の暮らす街さえ破壊するほどの武力を持つのは、
絶対に間違っています。

どうすれば、そんなディストピアにならずに済むのか。

実は先にあげた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に、
ヒントが示されていたんです。

タイムマシンを発明したドクターブラウンは、
パート1のラストシーンで、
「未来に道など必要ない」と言っていました。

つまり未来というのは、
あらゆる可能性の中のひとつであって、
確定されたものではないんですよ。

彼らの見てきた光景が、
ただひとつの未来とは限らない。
未来は変えられる。

引用元:ウルトラマンオメガ20話(ウタサユキのセリフ)

サユキも研究者なので、
ドクターブラウンと同じ考えなんですね。

ただ、ソラトとコウセイが見てきた未来の地球は、
あまりにも悲惨で禍々しかったので、
私は違う星じゃないかと思いました。

瞬間移動では時間も場所も別のところに移動することが、
ごく稀にあるみたいですから。

SNS企画「コウセイの秘密の日報」その19

【オメガ】#20「刻をこえて」の情報

本放送日:2025(令和7)年11月29日
脚本担当:本田雅也
オープニングテーマ「BRIGHT EYES」ASH
エンディングテーマ「共鳴レボリューション」ASH x mindaryn
音楽:NARASAKI
監督:辻本貴則

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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