ミケさん人間の世界にはブラックな上司がいるんだね。
ソラトたちのところに来た雷音寺って、
めっちゃ意地悪そうだよ。
あんのん君雷音寺みたいなヤツは、
なぜか「自分は有能だ」と思ってるんだ。
いったい、どこをどうすれば、
そういう変な思考回路になるんだろうな。
【オメガ】#21「雷音寺、荒ぶる」のあらすじ
サユキが国際会議に出席中のため、
ウタ班ではアユムが「班長代理」となった。
そんななか、怪特隊の本部から、
雷音寺マコトという男が太陽倉庫に派遣されてくる。
だが、雷音寺はサユキを勝手にライバル視しており、
さらには「ライオネル・メソッド」という、
独自の怪獣対策について書いた本を、
なんと8800円で売りつけようとする。
雷音寺の態度に辟易するソラトたちだったが、
岐阜県角田市に怪獣が出現したという情報を聞き、
さっそく調査に駆けつける。
おもな登場人物(敬称略)
オオキダソラト(近藤頌利)
空からやってきた宇宙人。オメガに変身して怪獣と戦う。
ホシミコウセイ(吉田晴登)
太陽倉庫で働く青年。前向きで優しい性格。
イチドウアユム(工藤綾乃)
国立自然研究センターに勤務する生物学者。
ゲスト出演
雷音寺マコト(福澤重文)
怪特隊本部から派遣された監督官。キザで高圧的な人物。
タケコ(寺田浩子)
タケノコ好きな女性。知人との電話中に怪獣を目撃する。
登場怪獣(ガボラ)
【オメガ】#21「雷音寺、荒ぶる」の感想
今回は少々辛口になりますが、ご容赦ください。
最近のニュージェネは、
終盤直前に日常回を入れることが多いです。
いわゆる「嵐の前の静けさ」ということですが、
しっかり伏線回収したほうがいいんじゃないでしょうか。
雷音寺は7話に登場したオオカミ君と同じく、
自己中を極めた人物で、まったく可愛げがありませんでした。
せっかく下の名前がマコトなんですから、
R/Bの愛染マコトのように、
茶目っ気のあるキャラだったら、面白かったんですけどね。
サユキとの関係性も、
一方的に彼女に嫉妬してるだけで、
とくに有益な情報は聞けませんでした。
ライバルなら、ライバルらしく、
相手のいいところはちゃんと評価すべきです。
雷音寺は出てきた怪獣のことも、ちゃんと調べないで、
「イッカクキング」と命名してしまいました。
彼は怪特隊の幹部ですが、
コネで出世したのかと思いましたね。
空を飛ぶガボラ
そんなこんなでゲストはイマイチでしたが、
怪獣はスペシャルだったので嬉しかったです。
なんとガボラが、
59年ぶりにTVシリーズに出てくれたんですよ!

造形が美しいし、敵にしては可愛らしいので、
私はかれが大好きなんです。
ちなみにガボラは2022年公開の映画、
「シン・ウルトラマン」に登場していましたが、
あちらは世界観が大きく異なる作品なので、
禍威獣(かいじゅう)という扱いだったんです。

今回は初代マン8話をリブートしただけではなく、
ガボラに飛行能力を持たせたのも秀逸でした。
首の周りのヒレをプロペラ替わりにするとは、
なかなか考えましたね。
謎の物質「カエン102」
また、ウラン怪獣の二つ名ですが、
コンプラ上の問題から放射性物質を出すわけには行かず、
ガボラの好物は「カエン102」になりました。
この物質、後に出てくる怪獣も使うようなので、
もしかしたら、すごく重要なアイテムなのかも知れません。
アユムが「ライオネル・メソッド」をしっかり読んでいたので、
「カエン102」にたどり着けたんですが、
彼女は部下の鏡ですね。
不始末をしでかして、サユキの顔に泥を塗るわけには行かないと、
必死になってがんばったんですよ。
アユムのおかげで、オメガはガボラに勝つことができました。
初代ではヒレをむしり取られて可哀想でしたが、
今回はヴァルジェネスハルバードでカットされたんです。
その時の面食らったガボラの表情が最高だったので、
できれば、倒さずに捕獲してほしかったですね。
ともあれ、雷音寺のおかげで怪獣騒動は一件落着しました。
彼も高圧的な態度や、キザな物言いを改めれば、
学者としてはそれなりに役に立つと思うので、
これをキッカケに改心することを期待したいです。
SNS企画「コウセイの秘密の日報」その21
【オメガ】#21「雷音寺、荒ぶる」の情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。

