ミケさん平和って難しいよね。
「戦いをなくすために戦う」って、
あるゲームのセリフで聞いたし・・・
あんのん君平和や正義には、
これといった正解がないし、
みなそれぞれに考え方が違うからな。
実に頭の痛い問題だ・・・
【オメガ】#22「星を見つめる人」のあらすじ
オメガは市街地に現れたドグリドを撃破した。
しかし、アユムは妙な違和感を覚える。
ドグリドは水のあるところに生息しているからだ。
サユキはNDFとの打ち合わせに行こうとするが、
珍しく新型兵器の開発について愚痴をこぼす。
ソラトはそんな彼女を励ますのだった。
そんななか、ゾヴァラスの脳波と同じものが感知され、
ソラトとコウセイは調査に向かった。
2人はそこで謎のホログラムに映る人物から、
衝撃的な話を聞くことになる。
おもな登場人物(敬称略)
オオキダソラト(近藤頌利)
空からやってきた宇宙人。オメガに変身して怪獣と戦う。
ホシミコウセイ(吉田晴登)
太陽倉庫で働く青年。前向きで優しい性格。
イチドウアユム(工藤綾乃)
国立自然研究センターに勤務する生物学者。
登場キャラクターと怪獣(アーデル、タガヌラー)
【オメガ】#22「星を見つめる人」の感想
ようやくソラトの出自がわかりました。
彼は高度な文明が存在する惑星を調査する、
宇宙観測隊(=ナギル・エグラータ)の一員だったんですよ。
ゲネス人最後の生き残りで、
ゾヴァラスを開発した科学者である、
アーデルの証言によって明らかになりました。
「宇宙観測隊」は、
「シン・ウルトラマン」に出てきたゾーフィと、
なんとなく立ち位置が似ていますが、
どこの星の所属なのかハッキリしていません。

宇宙観測隊の役目は、
『文明の発生から滅亡までの記録を取り、
それを元に未来永劫続く完全なる平和を築く』というものです。
ソラトこと「宇宙観測員オメガ」は、
想像を絶するほどの昔から地球を見てきた存在でした。
だから、出てきた怪獣のことに詳しかったんですね。
観測員オメガからオオキダソラトへ
でも「観測員オメガ」は、
ある日を境に運命が大きく変わりました。
浮遊する宇宙要塞ゲネスが、
太陽系内に侵入してきたからです。
ゲネスはもともと、
地球より発達した文明を持った惑星でしたが、
人間と怪獣の生存競争である「目覚めの刻」の戦いで、
生物が居住できない不毛の地となってしまいました。
それでも、わずかに生き残ったゲネス人は、
自らの肉体をエネルギーに転化して、
新天地を探す旅に出たんですよ。
彼らは地球人に近い性質だったので、
地球を「第二のゲネス」にしようと考えました。
ちょうど地球にも「目覚めの刻」が到来していたので、
怪獣が出現するドサクサに紛れて、侵略しようと企んだわけです。
それに待ったをかけたのが「オメガ」でした。
「オメガ」は『地球にこれ以上近づくな』と警告しましたが、
ゲネスはそれを無視して、ヴァグセクトをけしかけたんですよ。
「オメガ」が戦った結果、
ゲネスの宇宙要塞は破壊されましたが、
彼自身もゾヴァラスのビーム攻撃を受けて、
地球に落下してしまいました。
そのショックで記憶喪失になった「オメガ」は、
ホシミコウセイと出会って、オオキダソラトと名乗ることになります。
観測員の使命とゲネスの逆恨み
コウセイと意気投合し、
一緒に暮らすようになったソラトは、
人間を脅かす怪獣たちと戦うようになりました。
明るくて食いしん坊で、
仲間を励ましてくれるめっちゃいいヤツです。
サユキ地球の問題は地球人で解決しないと。
ソラトどうやったら、解決なんだ?
人間か、怪獣か。
どっちかがいなくなればいいのか?
怪獣のほうこそ、人間なんかいなくなればいいのにって、
思ってるかもしれない。
サユキ難しいね、人間も考え方がバラバラだから。
ソラトそれに、頼ることがいけないこととは思えない。
俺はコウセイに頼りっぱなしだ。
だからこそ、力になりたいって思ってる。
サユキ私たちはオメガの力になれるのかな?
ソラト一緒にいれるだけで嬉しいって、思ってるかもよ。
しかし、地球人を救うことは、
「宇宙観測隊」のルールに反することだったんです。
観測対象である惑星で起きた揉め事に、
関わることはダメなんですよ。
改変されていない純粋な歴史を記録するために、
決められたことでした。
実に残酷なルールです。
地上で阿鼻叫喚の戦いが繰り広げられているのに、
まったく手助けもせず、ただ見ているだけなんですから。
この画像を見る限り、
「宇宙観測隊」が平和を守っているようには思えません。

各観測員の顔がないですし、
デッカーに出てきたスフィアみたいじゃないですか。
惑星イアリムが作った人工知能のエディオムの方が、
まだ人間味がありました。
世間ではよく、
『憎悪よりも無関心が怖い』といいます。
だから、ゲネス側の怒りもわからなくはないです。
しかもアーデルは、
地球に落ちた「オメガ」を助けた恩人で、
ソラトがコウセイに説明した「親切な人」だったんです。
もし「オメガ」がウルトラマンにならず、
ただの地球人として暮らしていたら、
アーデルが怒りだすこともなかったでしょう。
ただ、ゲネスは最悪の選択をし続けた上に、
まったく関係ない地球を侵略しようとしたんですから、
逆恨みとしか言いようがないですよ。
「オメガ」がオオキダソラトになったのも、
元はといえば、ゲネスとの戦いが原因ですし・・・
それにしても、ソラトが本来の記憶を取り戻した時が怖いですね。
「宇宙観測隊」というのは、
何か得体の知れない異質の存在ですし、
もしかしたら、これこそが本作のラスボスかも知れません。
SNS企画「コウセイの秘密の日報」その22
【オメガ】#22「星を見つめる人」の情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。

