【オーブ】#15「ネバー・セイ・ネバー」絶望の先には希望が待っている

ミケさん

ギャラクトロンって何なの?!
なんで突然、地球にやってきて、
なんで勝手にリセットしようとするの?!
意味が分かんない・・・

あんのん君

確かに地球の生態系や、人類が築き上げた文明には、
100%正しいと言い切れない部分がある。
だからといって、すべてを滅ぼしていいわけじゃない。
暴力からは破壊と憎しみしか生まれないからな。

目次

【オーブ】#15「ネバー・セイ・ネバー」のあらすじ

シンはギャラクトロンが、
地球をリセットすると宣言したので傷ついてしまった。
「永遠なる勇者」すなわち正義のロボットだと、
思い込んでいたからだった。
そんなシンに対して小舟社長は、
「二種類の人間がいる」と言って励ました。
他の人の言葉を信じる者と、そうでもない者のことだ。
発明家には両方の側面が必要だという。
ギャラクトロンはオーブに猛攻を加え、
地球をリセットするためのコマンドを実行していた。
オーブは地球と無関係なのだから、
邪魔はするなと言い放った。
さらにギャラクトロンは食物連鎖を残虐だと決めつけ、
地球文明を低レベルだと罵ってしまう。
ガイは捕らえられたナオミを救うために、
再びオーブに変身するのだが、
強大なギャラクトロンに勝つには、
サンダーブレスターになるしかなかった。

おもな登場人物(敬称略)

クレナイ ガイ(石黒英雄)
オーブニカを吹きながら旅する青年。ウルトラマンオーブに変身する。

怪奇現象追跡サイト(通称:SSP)

夢野ナオミ(松浦雅)
SSPのリーダー。ジェッタとシンからはキャップと呼ばれる。

早見ジェッタ(髙橋直人)
SSPのメンバー。サイト更新担当で有名人になることが目標。

松戸シン(ねりお弘晃)
SSPのメンバー。調査分析担当で様々なアイテムを開発。

ビートル隊

渋川一徹(柳沢慎吾)
情報特務隊隊長。ナオミの叔父で何かと彼女を気にかける。

ゲスト出演

小舟惣一(木之元亮)
コフネ製作所の社長。ビートル隊に納品するバネを作っている。

登場怪獣(ギャラクトロン)

別名:シビルジャッジメンター
身長:61メートル
体重:6万1千トン
出身地:サイバー惑星クシア

【オーブ】#15「ネバー・セイ・ネバー」の感想

ウルトラには必ず、
重いテーマを扱うエピソードがあります。

ジャミラ登場回は、
超大国の思惑によって遭難を隠蔽された宇宙飛行士が、
人類に復讐しに来る話でした。

またノンマルトは、
有史以前に地球に存在していたといわれる種族で、
人間を「侵略者」だと断罪します。

どちらも、人間の負の側面にフォーカスしたものでしたが、
前回と今回のオーブは、
「地球の進化の歴史」に切り込んできました。

食物連鎖は残酷なのか

ギャラクトロンはハイスペックなロボットなのに、
自分で言葉を発することができません。

そこでナオミを体内に取り込んで、
言語伝達装置として使ってしまいました。

かれは地球の進化そのものを痛烈に否定します。

人間の文明から争いがなくならないのは、
この星の残虐な自然界を模倣しているからだ。
この宇宙には、最初から有り余るほどのエネルギーが満ちている。
別の生物からエネルギーを奪わずとも済むように、全てがデザインされている。
だが、この星の生態系は、
自分の命を永らえさせるために他の命を奪い、
この星そのものを傷つけ、疲弊させ、
天然資源を掘り尽くすような、低レベルの文明を良しとしている。
耳が痛いか、だから君たちは耳をふさぐ。
都合の悪いことは無視する。
だが、この星は君たちの都合で存在しているのではない。
よって、この星の文明と、
食物連鎖という間違った進化を選んだ生態系を、
全てを、リセットする-

引用元:ウルトラマンオーブ15話(ギャラクトロンのセリフ)

このおぞましいセリフをナオミに言わせるなんて、
ギャラクトロンは本当に最悪ですね。

意見なら、自分の口でするのが流儀じゃないですか。

しかし、食物連鎖に関しては、
私も子供の頃に「残酷だ」と思ったことがあります。

わが家ではよく、魚を網で焼いて食べていました。

母がイワシが大好きだったので、
よく魚屋さんで尾頭付きを買ってきたんですよ。

それを網の上に乗せて、母がガスの火をつけた時、
イワシが死んでしまうと思った私は、
「おかあさん、やめて!」と言って、大声で泣きました。

今なら、生きたままのイワシは、
魚屋さんで売られていないとわかりますが、
当時の私は3歳だったので、
めちゃくちゃ怖かったんですね。

長姉が泣いている私を見て、
「食べないで腐らせると、余計に可哀想なんだよ」と、
やさしくなだめてくれました。

それから数年後、学校で食物連鎖の仕組みと、
意味をきちんと学んで、
人類が生きて行くためには、
絶対に必要なことだと理解できました。

ちなみに、食物連鎖がなくなってしまうと、
地球はとんでもないことになります。

食物連鎖(食べる・食べられるの関係)や、
生態系のバランスが崩れたりなくなったりすると、
特定の生物が異常発生したり絶滅したりし、
自然界の秩序が連鎖的に崩壊します。

引用元:Google検索AI

つまり、食物連鎖は、
この星の「グランドデザイン」なんです。

ギャラクトロンの言い分は、
一見、理屈が通っているようですが、
根本的に間違ってるんですよね。

そもそも、何処から来たのか分からない馬の骨が、
偉そうに意見することなど言語道断です。

同じ星に暮らす者が、
異なる意見をぶつけ合うのは歓迎ですが、
ギャラクトロンごときに、
説教される筋合いはありませんよ。

サンダーブレスターは苦肉の策だった

オーブがバーンマイトや、
ハリケーンスラッシュでギャラクトロンと戦えたら、
ナオミは重傷を負わなかったでしょう。

でも、ギャラクトロンは、
歴代の魔王獣よりも強敵だったので、
ガイはサンダーブレスターに変身するしかなかったんです。

サンダーブレスターはベリアルカードを使うので、
玉響(タマユラ)姫はガイに手渡した時に忠告していました。

『強すぎる力は災いをもたらすことがあります』

まさに「毒を以て毒を制す」ことになりましたが、
サンダーブレスターの暴れっぷりは、
ウルトラマンとは呼べない代物でした。

まるでプロレスのヒールが、
やりたい放題やっているような感じだったんです。

ベリアルカードの邪悪さもありますが、
ギャラクトロンに「地球をリセットする」と言われ、
さらにナオミまで人質になったので、
ガイの頭に血が上っていたんですよ。

大切な仲間と地球を「これでもか」と、
無残に傷つけられたんですから。

ジェッタが泣いて止めるほど、
凄惨な戦いになってしまいましたが、
サンダーブレスターでなければ、
ギャラクトロンは倒せなかったと思います。

ベリアルカードは凶悪ですが、
もう1枚は光の国の勇者・ゾフィーですからね。

社長の言葉に救われた

本当に悲しい話だったので、
最後まで見るのが辛かったんですが、
コフネ製作所がいい仕事をしていたが良かったです。

サンダーブレスターがギャラクトロンに戦いを挑んだ時、
ビートル隊が派遣したジェットビートルを、
森の中に叩き落としてしまいました。

搭乗していたパイロットは亡くなった・・・と思いきや、
製作所でつくったバネが緊急脱出用装置に連動して、
パイロットは奇跡的に助かっていたんですよ。

科学に失望していたシンも、
この出来事には安心できたのではないでしょうか。

社長は心が折れかけたシンに、こう言っています。

機械には体温を測れても、想いの熱さは測れねえ。
人間は違うだろう?
人は、人の想いの強さに共感できる。

引用元:ウルトラマンオーブ15話(小舟惣一のセリフ)

本当に行き詰まってしまった時は、
頭で考えるのではなく、
心が感じたままに動くと、
いい結果につながりますからね。

ガイはナターシャを失った時と、
同じ過ちを繰り返したと思い、
「俺はオーブを許せない」とつぶやきます。

社長はそんな彼にも、温かい言葉をかけました。

自分の闇ってのはな、
力づくで消そうとしちゃいけないんだ。
逆に抱きしめて、電球みたいに自分自身が光る。
そうすりゃあ、ぐるっと360度。
どこから見ても、闇は生まれねえ。

引用元:ウルトラマンオーブ15話(小舟惣一のセリフ)

その通りです。

光と闇は一心同体なんですから、
無理に否定するんじゃなくて、
自分の中に受け入れて変化させればいいんですよ。

絶望のトンネルを抜けた先には、
きっと希望の光が待っていますから。

【オーブ】#15「ネバー・セイ・ネバー」の情報

本放送日:2016(平成28年)年10月15日
脚本担当:小林弘利
音楽:小西貴雄
オープニングテーマ:オーブの祈り(歌・水木一郎 with ボイジャー
エンディングテーマ:Shine your ORB(歌・ボイジャー feat.クレナイガイ & SSP)
監督:アベユーイチ

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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