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【ウルトラマン】36話「射つな!アラシ」あらすじと感想。厄介な敵には策が必要です!

あんのん君

妙香、イデとアキコの掘り下げ回はあったが、
アラシにはまだないよな。

岩松妙香

実は今回がアラシの掘り下げ回なんだよ。
でも、ちょっと気の毒なことになってしまうんだ。

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)
事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)
統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)
武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)
ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)
おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ゲスト出演

岩本博士(森塚敏)※科学センター長とは別人だと思われる
科特隊ブレーンの一人。ザラガスの特性について説明。

登場怪獣(変身怪獣ザラガス)

あんのん君

東京の市街地で謎の光を出していた怪獣だ。
地底怪獣の素質を持っているが、
出自はよくわかっていない。
武器はザラガスフラッシュという強力な光で、
これを見た者は視力を奪われてしまう。
光を武器にすることを考えると、
宇宙怪獣なのかも知れないな。

ウルトラマン36話「射つな!アラシ」のあらすじ

出典:ウルトラマン36話

児童会館に現れた謎の光

ムラマツ、アラシ、アキコの3人は、
新しく完成した児童会館を訪問しました。

エレベーターで5階に上がり、フロアの扉を開けると、
そこには美しい公園があったんです。

感動したアキコは「太陽がいっぱい!」といいますが、
職員はソックリに作られた空だと説明しました。

アラシがその出来ばえに感心していると、
突然、ドームの天井にヒビが入ります。

そして、強烈な閃光がほとばしり、
それを見た職員は倒れ込んでしまいました。

目を負傷したアラシ

科特隊本部に戻ったムラマツは、
謎の光について6000万カンデラだと説明します。

直接その光を見た人は、
角膜を傷つけられ、失明してしまうのでした。

科特隊は謎の光の正体を突き止めるため、
昼夜兼行でパトロールを続けました。

すると、数日後・・・

再び謎の光が出現し、
赤い煙の中から怪獣が姿を現します。

アラシは怪獣にスパイダー・ショットを放ちますが、
閃光によって、目をやられてしまいました。

怪獣は倒されていなかった

それでもアラシは休養せず、
イデとジェットビートルに乗って出撃します。

「怪獣を見ると闘志が湧く」というんです。

ムラマツは2機のジェットビートルで、
ウルトラ十文字作戦を行い、怪獣にミサイルを叩きこみました。

ドスンと倒れたので、勝ったと思いきや、
口から赤い煙を出し、背中の甲羅を外した怪獣は、
立ち上がってしまったんです。

その姿は前よりも強くなっているようでした。

攻撃耐性を持つザラガス

事態を重く見た防衛軍の上層部は、
ムラマツに攻撃中止命令を出します。

イデは4年がかりで完成したQXガンがあるのに、
攻撃できなくて悔しそうでした。

当然、アラシも納得していません。

ザラガスと名付けられた怪獣は、攻撃に対する耐性が非常に強く、
1つの攻撃を加えられると、
次の瞬間にはそれに耐えられるよう変化する、
特殊な習性を持っていたんです。

岩本博士はザラガスの特徴について、
そのように説明しました。

科特隊本部に逃げ遅れた子供たちが、
児童会館に閉じ込められていると連絡が入ります。

ムラマツは全員に出動を命じましたが、
子供たちを助けることが最優先で、
「ザラガスには絶対に手を出すな」と言うのでした。

ウルトラマン36話「射つな!アラシ」の感想

出典:ウルトラマン36話

アラシは何も悪くない

攻撃すると怪獣が強くなるから、攻撃するのはやめなさい。

もっともな意見だと思いますが、
防衛隊の上層部が言うべき言葉じゃないですね。

人類と地球を守るのが、防衛隊の使命じゃないですか。

たとえザラガスが特殊な習性を持っていても、
生物には必ず弱点があるんですから、
英知を振り絞って対処しなきゃダメですよ。

どんな動物にも、
必ず嫌いなものがひとつはあるものです。
もし、あなたが怪獣に襲われたら、
何をさておいてもまずそれを探すことです。

引用元:ウルトラQ5話(エンディングナレーション)

ウルトラQ5話に出てきたぺギラは、
南極に生えていた苔が大嫌いで、
それを主成分にしてペギミンHが作られました。

ザラガスは6000万カンデラの閃光を放つので、
猛烈な熱を持っていることは間違いありません。

だったら麻酔弾を撃って眠らせたあとに、
絶対零度の液体窒素で凍らせてしまえば、
攻撃を受けるたびに強くなるという特性は、
なくなってしまうと思いますよ。

そこにQXガンを撃ち込むんです。

科学センター長の岩本博士だったら、
そういう案を考えたのではないでしょうか。

厄介な敵と戦う場合は単なる力押しではなく、
有効な策をしっかり立てないといけません。

アラシがキャップの命令に背いたのは、
科特隊の法規に反することですが、
彼の正義感から出た行動なので、大目に見てほしかったです。

悪い怪獣と戦うというのは、
人として当たり前のことですよ。

ひとつ気になったのは、
スペシウム光線で倒されたザラガスが、
他の怪獣のように爆散しなかったことです。

赤い煙を出して進化しなかったので、
たぶん大丈夫だと思いますが、

スペシウム光線への耐性を持ってしまったら、
最強クラスの怪獣になってしまいます。

なんだか、ウルトラQを連想させる終わり方でした。

ウルトラマン36話の基本情報

本放送日:1967(昭和42)年3月19日
登場怪獣、宇宙人:変身怪獣ザラガス
制作順:36
脚本担当:山田正弘
音楽:宮内國郎
ナレーション:浦野光
特技監督:高野宏一
監督:満田かずほ
視聴率:38.4%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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