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【ウルトラマン】7話「バラージの青い石」あらすじと感想。5000年前に現れたノアの神

こんにちは。岩松妙香(@annon_0211)です。

ムラマツキャップ率いる科特隊は、

おもに東京付近で戦います。

しかし、パリ本部が解決できない事件が起きた時は、

日本を出て活躍するんですよ。

今回は中近東のバラージ(架空の町)まで行きました。

出典:ウルトラマン7話

しかし、宇宙から飛来した謎の隕石のせいで、

磁力怪獣アントラーが5000年の眠りから覚めたんです。

前回の感想はこちら

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)

事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)

統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)

武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)

ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)

おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ゲスト出演

ジム(エドガー・ケイザー)

科特隊パリ本部から来た連絡員。バラージまでムラマツたちを案内する。

チャータム(弓恵子)

バラージを統治する女性。会った人の心を読む力を持つ。

登場怪獣

磁力怪獣アントラー

中近東の砂漠に落ちた隕石で復活した怪獣だ。
虹色の磁力光線はジェットビートルを航行不能にさせ、
スパイダーショットやスーパーガンも引き寄せてしまった。
ウルトラマンが苦戦するほどの強さだったんだ。

ウルトラマン7話「バラージの青い石」のあらすじ

出典:ウルトラマン7話

科特隊、謎の町バラージに行く

中近東に巨大な隕石が落下しました。

それから不思議な事件が続々と起こってしまいます。

付近を航行中の旅客機が消息を絶ったんです。

科特隊のインド支部とトルコ支部は、

直ちに調査団を派遣しましたが、 なぜか行方不明になってしまいました。

パリ本部は完全装備の態勢で現地に向かったものの、

やはり調査団は戻ってきませんでした。

そこで日本支部に調査命令が下ります。

パリ本部は連絡員としてジムを派遣し、

事件の原因を突き止めることにしました。

ムラマツたちに面会したジムは、 中近東の地図を眺めます。

ジムは巨大隕石が落下した場所を「魔の地点」といい、

『謎の町バラージ』があると言いました。

目的地がわかったムラマツは出動命令を出します。

アキコは本部で留守番となりましたが、

何かあった場合の待機要員でした。

砂漠に現れた光の壁

ムラマツ、ハヤタ、アラシ、イデ、 そして連絡員ジムの5人は、

ジェットビートルに乗って中近東に向かいました。

その途中、虹色に輝く光の壁が現れて、

ジェットビートルが操縦不能になってしまいます。

ムラマツはハヤタに「光の壁に突っ込め」と言いました。

ハヤタは驚きましたが、 光の壁は下から来ているので、

脱出するには上昇するしかありません。

ムラマツの指示は正解でした。

ジェットビートルは光の壁を抜け出すことができたんです。

しかし光の壁は磁力光線だったので、

ジェットビートルはエンジンをやられてしまいました。

どうにか砂漠に着陸できたものの、墜落に近い状態でした。

ムラマツたちは気を失うだけで済みましたが、

イデは額にケガをしてしまいます。

科特隊本部との通信もできません。

中近東の地理に詳しいジムは、

「バラージは近いはずだから歩いて行こう」と、

ムラマツたちに声をかけました。

ハヤタも「近くを調べれば何かわかるかも知れない」と賛成します。

イデは一緒に行けないのを残念がりましたが、

ムラマツはビートルの無線機を修理して、

本部との連絡係になってほしいと言いました。

アリジゴクに潜んでいた怪獣

ムラマツたちが砂漠を歩いていると、

アラシのガイガーカウンターが反応しました。

例の隕石が見つかりましたが、

光の壁になる磁力光線は出していません。

イデは通信機を修理していました。

すると何処からか怪獣の声が聞こえてきます。

頭を強く打ったショックでしょうか。

イデは「脳みそが吠えてやがる」とつぶやきました。

怪獣はジェットビートルの近くまで来ていたんです!

ビックリしたイデは外に飛び出し、

「怪物を見た」とムラマツに報告します。

しかし、怪獣はいつの間にか姿を消していました。

イデのおっちょこちょいは毎度のことなので、

誰も怪物のことは信じませんでした。

ところが、ジェットビートルが、

アリジゴクに落とされていたんです。

アラシはアリジゴクを調べようとしますが、

途中の落とし穴にはまってしまいました。

ハヤタはロープを投げてアラシを助けます。

怪獣がアリジゴクの中から出てきました。

ムラマツはスパイダーで攻撃しましたが、

磁力光線に引き寄せられてしまいます。

科特隊一同はこれ以上の被害を避けるため、

霧の中を撤退して行きました。

そんな彼らの目の前に、

謎の町・バラージが現れたのでした。

ウルトラマン7話「バラージの青い石」の感想

出典:ウルトラマン7話

ウルトラファンになったキッカケの話

私は小学生の頃、

この話を観てウルトラに魅了されました。

科特隊が異国で活躍するというのが、

すごく不思議だったからです。

バラージは実在しない町ですが、

オリエンタルで素敵な雰囲気があります。

聖書に出てくるアララト山の近くで、

ウルトラマンが「ノアの神」として崇められているのが、

子供心に深く焼きついたんですよ。

1話から6話までは、

日本国内の町(おもに東京など首都圏)に怪獣や宇宙人が出てきて、

ウルトラマンと科特隊で戦う話ですからね。

また、いつも余裕で戦っているウルトラマンが、

アントラー相手に苦戦するのもビックリしました。

スペシウム光線がまったく効かないんです。

まさかの打つ手なしだし、

ラータイマーが点滅して時間がなくなるし、

ウルトラマンが負けるんじゃないかと冷や冷やしました。

でも、打開策があったんですよ。

バラージの女王のチャータムが「ノアの神のお告げ」といって、

ムラマツキャップに青い石を渡したんです。

キャップは青い石をアントラーに投げました。

次の瞬間、大爆発が起きて、

バラージの町を破壊したアントラーは退治されました。

これがなかったらウルトラマンは負けていたので、

本当に良かったです。

ムラマツキャップはプロ野球選手も顔負けの強肩で、

コントロールも抜群でした。

もしかしたら、趣味で野球をやっていたのかも知れません。

アントラーの弱点は青い石でした。

これは「ノアの神」が宇宙から持ってきた鉱石なんでしょうか?

中近東付近はラピスラズリの産地ですが、

最強のパワーストーンとして名高く、

モーセの十戒や仏典にも出てきます。

『バラージの青い石』はおそらく、

瑠璃とも呼ばれるラピスラズリがモデルなんでしょうね。

ノアの神の正体は?

さて、ここで気になるのは、

チャータムとバラージの民が崇拝する「ノアの神」が、

いったい誰なのかということです。

「ノアの神」は5000年前にバラージの町に現れ、

アントラーに苦しめられている民を救いました。

偶像がウルトラマンにソックリなので、

ウルトラ戦士なのは間違いないでしょう。

いくつか説があるのでリストアップしてみました。

  • ゾフィー
  • ウルトラマンティガ
  • ウルトラマンノア
  • リピア

「ノアの神」にはカラータイマーがなかったので、

私はリピア(シン・ウルトラマン)が最有力だと思います。

とはいえ、初代ウルトラマンで語られる「光の国」と、

シン・ウルトラマンに登場した「光の星」は違うので、

なんとも言えないところです。

でも「ノアの神」という名前は、

めちゃくちゃカッコいいと思いました。

ウルトラマン7話の基本情報

  • 本放送日:1966(昭和41)年8月28日
  • 登場怪獣、宇宙人:磁力怪獣アントラー
  • 制作順:4
  • 脚本担当:南川竜、金城哲夫
  • 音楽:宮内国郎
  • ナレーション:石坂浩二
  • 特技監督:高野宏一
  • 監督:野長瀬三摩地
  • 視聴率:34.0%

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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