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【ウルトラマン】8話「怪獣無法地帯」あらすじと感想。人間を助けた友好珍獣ピグモン

こんにちは。岩松妙香(@annon_0211)です。

1966(昭和41)年に始まったウルトラシリーズは、

怪獣ブームの火付け役となりました。

いろんな人気怪獣が誕生しましたが、

レッドキングとピグモンは知名度が高いですね。

暴君のようなレッドキングと、

子供のように愛らしいピグモン。

まったく対照的な2匹が、

多々良島でドラマを繰り広げました。

前回の感想はこちら

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)

事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)

統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)

武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)

ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)

おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ゲスト出演

松井(松本朝夫)

多々良島測候所の観測員。ピグモンに助けられて生き残った。

登場怪獣

どくろ怪獣レッドキング

有翼怪獣チャンドラー

地底怪獣マグラー

友好珍獣ピグモン

怪奇植物スフラン

怪獣がこんなに出てくるとはたまげたな。
俺はスフランが怖かったぞ。

普通の植物にソックリですからね。
でも、アラシさんが撃退してくれて良かったです。

ウルトラマン8話「怪獣無法地帯」のあらすじ

出典:ウルトラマン8話

多々良島での異変

火山活動のために無人となっていた多々良島に、

気象観測員が派遣されることになりました。

約2年半ぶりのことでした。

松井所員をリーダーとする4名は、

意気揚々と出航して行きます。

しかし、到着してから10日経つのに、

一行からは何の音沙汰もありません。

事態を重く見た気象庁は科特隊に救援要請しました。

ムラマツたちはジェットビートルに乗って、

さっそく出動します。

多々良島にはあと2分で着く予定でした。

科特隊は二手に分かれて探索

多々良島では2体の怪獣が決闘していました。

長い尾のレッドキングと翼のあるチャンドラーです。

2体が激しい鳴き声をあげていたので、

地底で眠っていたマグラーも目を覚ましてしまいます。

レッドキングとチャンドラーは互角の戦いでしたが、

翼をもぎとったレッドキングが勝ちました。

レッドキングは上空を飛ぶジェットビートルに気が付きます。

科特隊もレッドキングの姿を確認しました。

イデは平穏であるはずの多々良島に、

大きな怪獣がいるので驚きます。

アラシは「犯人はこいつだったのか」といい、

ロケット砲で攻撃することを提案しました。

ムラマツは観測所員の救助のほうが先で、

怪獣退治はそのあとだと言いました。

ジェットビートルは観測所の近くに着陸します。

誰かいるかと思いきや、 中はめちゃくちゃで足の踏み場もなく、

クモの糸が張り巡らされていました。

ムラマツはジャングルや洞窟に逃げていれば、

所員たちが助かっているかも知れないと言います。

科特隊は二手に分かれることにしました。

アラシ、イデ、アキコは西のジャングル地帯を、

ムラマツとハヤタは東の溶岩地帯を探索することにします。

「何かあったら必ず連絡する」 5人はそう決めて、

行方不明の観測所員たちを探すのでした。

ハヤタたちはマグラーに襲われる

アラシは川田所員の制服を発見しますが、

血だらけだったので不審に思います。

イデは流星バッジでムラマツに連絡しようとしますが、

ノイズが入ってしまって通信できません。

島の磁場が乱れていたんです。

方位磁石の針がくるくると回りました。

アキコが花を見つけて眺めていると、

どこからか奇妙な葉っぱが伸びてきて、

身体に巻きついてしまいました。

助けようとしたイデも捕まります。

アラシがスパイダーで葉っぱを焼き払ったので、

アキコとイデは助かりました。

ムラマツとハヤタが探索中の溶岩地帯には、

所員がいる気配がまったくありません。

ハヤタはアラシたちが向かったほうで、

「何か手掛かりがつかめるかも知れない」と言います。

ムラマツが「連絡を取ってみろ」といったので、

ハヤタは流星バッジを使いました。

しかし、ノイズで通信はできませんでした。

その時、地底からマグラーが現れました。

ムラマツはナパーム弾で攻撃しろと指示します。

ハヤタは崖を伝ってマグラーに近づこうとしますが、

尻尾のなぎ払いで跳ね飛ばされてしまいました。

ウルトラマン8話「怪獣無法地帯」の感想

出典:ウルトラマン8話

レッドキングは脳筋キャラ

この話には5体の怪獣が登場しましたが、

そのうち3体は既存の怪獣の着ぐるみを利用しています。

スフランは操演なので例外です。

  • レッドキング(新作)
  • チャンドラー(ぺギラ:ウルトラQ5話、14話)
  • マグラー(ネロンガ:ウルトラマン3話)
  • ピグモン(ガラモン:ウルトラQ13話、16話)

既存怪獣のアレンジが多くなったのは、

「予算」という大人の事情でしょうね。

ピグモンは本当にやさしくていい子でしたが、

松井所員を助けて亡くなってしまいました。

レッドキングはピグモンだけでなく、

チャンドラーもいじめていました。

チャンドラーは片翼をむしり取られて、

酔っぱらいのおじさんのように退場しましたが、

死んだかどうかは分かりません。

もしチャンドラーがべギラだったら、

マイナス130℃の冷凍光線を吐いて、

レッドキングをやっつけたでしょうね。

チャンドラーは同じ島に棲む怪獣です。

なぜ仲良くしないのか不思議でした。

怪獣同士の縄張り争いもありますし、

レッドキングは典型的な脳筋キャラだったので、

自分の強さを誇示したかったんですね。

でも、ウルトラマンには負けました。

上には上がいるんです。

多々良島に怪獣が出現したのは、

火山活動による自然の変化が原因でした。

これでこの島も南海の楽園に帰るだろう。

だが自然はこの夕日のように、

いつも美しいとは限らないってことを忘れてはならないね。

引用元:初代ウルトラマン8話(ムラマツのセリフ)

自然の脅威は恐ろしいですからね。

人間の都合で破壊してしまうと、

いつまた怪獣が出てくるか分かりませんよ。

ハヤタの特殊能力とハイスペックなムラマツ

多々良島では火山活動で磁場が乱れてしまい、

流星バッジで通信することが不可能でした。

イデとアラシはノイズをうるさいと思いましたが、

ハヤタは平気だったんですよ。

それもすごいですが、

いちばんビックリしたのは、

崖から転落したのに死ななかったことです。

ウルトラマンと一体化して、

特殊能力を身につけたおかげでしょうか。

通信機のノイズはともかく、

高さ20メートル以上はありそうな崖から落ちたら、

普通の人間は死んでしまいますよ。

でも、ムラマツキャップも負けてはいません。

バラージでは青い石でアントラーを退治しましたが、

今度はナパーム弾をみごと命中させて、

ハヤタをなぎ払ったマグラーを倒しました。

伝説のピッチャー金田正一さんもビックリの強肩です。

ウルトラマンに変身するのはハヤタですが、

「もしムラマツキャップだったら?」と妄想してみたくなりましたね。

ウルトラマン8話の基本情報

  • 放送日:1966(昭和41)年9月4日
  • 登場怪獣、宇宙人:友好珍獣ピグモン、他4匹
  • 制作順:4
  • 脚本担当:金城哲夫、上原正三
  • 音楽:宮内国郎
  • ナレーション:石坂浩二
  • 特技監督:高野宏一
  • 監督:円谷一
  • 視聴率:36.6%

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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