ミケさんゼロはいつ見ても颯爽としてカッコいいなぁ。
光の国のスーパースターだし、宇宙最強の戦士だからね!
あんのん君確かにな。
だが、ゼロも一朝一夕で、
最強の戦士になったわけではない。
かつては闇落ちしそうになったこともあったんだぞ。
【テオ】#12「闘う者の覚悟」のあらすじ
テオ世界の地球にやってきたウルトラマンゼロは、
華麗な必殺技でブラックドグルフを撃破する。
その戦闘力に圧倒されたテオは、
ゼロと運命的な初対面を果たすのだった。
地球ではエマが「骨むき出しマン」と名付けた、
憑依怪獣バデロバが暴れ回っていた。
ゼロはバデロバを追いかけて地球に来たのだ。
ビルの倒壊から少女をかばった少年が、
瓦礫の下敷きになって瀕死の重傷だったので
ゼロは彼の命を救うために身体を拝借した。
バデロバは怪獣に乗り移る習性があった。
しかも恐ろしいことに、相手の怪獣の特色や能力を、
どんどん吸収するチカラを持っていた。
そのため、乗り移られた怪獣は皆死んでしまった。
テオは前回の戦いの時、バデロバに止めを刺すタイミングがあった。
しかし、命を奪わずに解決したいと思っていたので、
あと一歩のところで勝利を逃してしまう。
少年の姿のゼロはそのことについて、イブキに厳しい言葉を投げかける。
おもな登場人物(敬称略)
光石イブキ(岩崎碧)
明心大学獣医学部獣医学科3年。ウルトラマンテオの人間態。
風間エマ(神谷天音)
21歳。明心大学獣医学部獣医学科所属。
和泉カンナ(中田乃愛)
21歳。明心大学動物応用科学科所属。
火浦リンタロウ(上村侑)
20歳。明心大学獣医学部獣医学科所属。
苫米地ワタル(森本竜馬)
33歳。明心大学獣医学部獣医学科所属。
未確認脅威対策本部UTTF
志賀今日子(福島リラ)
怪獣を調査している謎の女性。
声の出演
プッチー(小林ゆう)
明心大学付近の山奥でイブキと出会った小型怪獣。
ウルトラマンゼロ(宮野真守)
とある宇宙怪獣を追ってきた歴戦の勇士。
ゲスト出演
少年(白髭善)
名前は不明。ゼロが一時的に身体を借りていた。
くるみ(前田花)
怪獣災害で避難中の少女。危ないところを少年に救われた。
登場怪獣(バデロバ、ネボラ)
【テオ】#12「闘う者の覚悟」の感想
辻本監督が手がけた回には、
お気に入りのエピソードがいっぱいあります。
監督の熱意がダイレクトに伝わってきますし、
特撮の細かい演出やこだわりが大好きなんですよ。
故郷を滅ぼされたダークヒーローがいた
私のイチオシは、
ウルトラマントリガー22話の「ラストゲーム」です。

イグニス(=トリガーダーク)は故郷のリシュリア星を滅ぼした、
闇の巨人・ヒュドラムと最後の対決をするんですが、
劇中に出てきた彼のセリフにしびれましたね。
涙なんて二度とごめんだ。
引用元:ウルトラマントリガー21話(イグニスのセリフ)
それが自分でも他人でも。
もちろん、地球人であっても。
この優しさはイブキとよく似ています。
もしかして、リシュリア星と「H12」は、
わりと近い場所にあったんでしょうか?
ヒューマノイド宇宙人というのは、
そんなには存在しないと思うので、
可能性としては「ある」かもしれないですね。
でも、イグニスとイブキには決定的な違いがありました。
イグニスの場合は、
宇宙そのものを作り変えてしまう、
「エタニティ・コア」を手中にできれば、
リシュリア星が復活する可能性があったんですよ。
愛する故郷のためになりふり構わず突っ走って、
ついにはトリガーダークになりました。
一時はウルトラマントリガー(=マナカ・ケンゴ)や
GUTSーSELECTのメンバーとも、
激しく対立したことがあったんです。
だから、ヒュドラムとの決着をつけた「ラストゲーム」でも、
覚悟を持って戦うことができました。
「H12」には再興の可能性がない
イブキ(=テオ)もまた、愛する故郷の「H12」を、
ヴィアロガの大軍によって滅ぼされてしまいました。
その時は運悪く、
味方の戦士たちの意見がまとまらず、
完全な一枚岩でなかったことが、
敗因のひとつだったと思われます。
怪獣たちに惑星を乗っ取られたのなら、
リベンジして奪い返すこともできますが、
「H12」は粉々に破壊されて、
宇宙の塵となってしまったんですよ。
【取り戻したくても、
もう二度と取り戻すことはできない。
ならば、まったく知らない新天地で、
一からやり直そう。
亡くなった家族や仲間たちのためにも、
前を向いて生きて行こう】
イブキはそう決意したんじゃないでしょうか。
勇敢な人ほど臆病である
彼が争い事を嫌うのは、
故郷を失った日の衝撃を思い出すからです。
誰だって、そんな悲しいことだけは、
永遠に封印したいでしょう。
また、本人の気質とは裏腹に、
テオはハイスペック戦闘能力を秘めているからです。
よく「勇敢な人ほど臆病」だと言われます。
- 危険を正確に察知できる
- 恐怖を感じる仕組みは同じ
- 恐怖に支配されない
- 慎重さがリスクを防ぐ
テオの戦い方って、まさにそんな感じですよね。
しかし、百戦錬磨で数々の宇宙を旅してきたゼロには、
テオの潜在能力はお見通しでした。
だから、あえて厳しい言葉を投げかけたんです。
お前は故郷を失って逃れてきたと言ってたな。
引用元:ウルトラマンテオ12話(少年ゼロのゼリフ)
もし、この先も戦って行く覚悟がないなら、
この星から立ち去ったほうがいい。
きっと怪獣が現れるたびに、人々はお前を頼るだろう。
そして、人々は自分たちで立ち向かうことを忘れて行く。
そんな中でお前に迷いが生じれば、どうなる?
闘うことは『生きること』
少年ゼロはイブキに、
ピグテラス(=プッチー)にバデロバが乗り移ったら、
倒すことができるのかという、
なんとも非情な質問までしていました。
でも、人間の安全を最優先するなら、
共存できない存在というのは、
どうしても排除の対象になってしまうんです。
イブキは天文研究会のメンバーとも気まずくなりましたし、
まさに崖っぷちという状況になります。
もし、イブキが防衛チームに所属していたら、
ゼロの考え方をすんなり受け入れられたんでしょうが、
日常をごく普通の大学生として過ごす彼には、
ものすごくハードルが高かったと思います。
とはいえ、ここで逃げなかったのは偉いですね。
それは寡黙なリンタロウが、
的確なアドバイスをしてくれたおかげでしょう。
リンタロウ先のことなんて、何も考えてなかったな。
ただ、逃げたかっただけで。
でも、逃げても意味ないんだよな。
目の前の現実から逃げられたとしても、
また、違う現実と向き合わなきゃいけない。
「大学辞めてどうすんだ」って現実。
そっからまた逃げたとしても、またそれの繰り返しだ。
イブキが何に悩んでんのか知らねえけど、
答え出そうとしてんだろ?
じゃあ、イブキはいま、
必死に何かに向き合ってんじゃねえの?
このセリフを聞いて、
私は思わず号泣してしまいました。
逃げることは時に必要ですし、
決して間違いなんかじゃありません。
昔の有名な兵法には、
「三十六計逃げるに如かず」とあります。
だけど、逃げ続けるだけで、
ちゃんと目の前のことと向き合わなければ、
決して良い答えは出ませんし、
いつまでたっても成長できません。
この世界に生きる者はみな、
毎日を必死にがんばっています。
人や種族によって、
生き方や考え方は千差万別ですが、
ただひとつ、間違いなく言えることは、
『闘うことは生きること』なんです。
好きなものを守り抜くために頑張る。
これは立派に「闘う理由」ですよ。
それにしても、
ゼロは最高にカッコよかったですね。
ゼロお前はお前の答えを探せ、テオ
神回を担当してくださった辻本監督には、
本当に感謝いたします。
【テオ】#12「闘う者の覚悟」の情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。

