ミケさん

アキトってすごいよね。
まだ18歳の高校生なのに、
ナースデッセイ号と、
GUTSファルコンを設計したんだから。

あんのん君

確かにな。
だが、前途洋々に見えるアキトには、
すごく悲しい過去があったんだ。

【トリガー】#5「アキトの約束」のあらすじ

6年前、はじめて人類の前に姿を見せた怪獣、
デスドラゴがクララシティに出現した。
初代GUTS-SELECTは即座に迎撃態勢を取り、
ケンゴ、ユナ、アキトの3人は、
住民たちの避難誘導と地上からの攻撃を命じられる。
アキトが出動しようとすると、タツミ隊長が声をかけた。
「GUTS-SELECTの一員であるという事を忘れるな」と。
だが、アキトはいつもの冷静さを失い、
デスドラゴに対して猛烈な怒りを爆発させる。
その結果、3日間の謹慎処分になってしまった。

おもな登場人物(敬称略)

マナカ・ケンゴ(寺坂頼我)
火星出身の植物学者。ウルトラマントリガーに変身する。

シズマ・ユナ(豊田ルナ)
現役女子高生隊員。ケンゴの教育係。

ヒジリ・アキト(金子隼也)
ナースデッセイ号を設計した天才高校生。

サクマ・テッシン(水野直)
ナースデッセイ号のパイロット。筋トレ好きの熱血漢。

ナナセ・ヒマリ(春川芽生)
普段はクール。GUTSファルコンを遠隔操作する時はノリノリに。

タツミ・セイヤ(高木勝也)
GUTS-SELECT隊長。規律に厳しいが部下には優しい。

メトロン星人マルゥル(CV:М・A・O)
ナースデッセイ号のオペレーター。

シズマ財団

シズマ・ミツクニ(宅麻伸)
ユナの父。国際組織「地球平和同盟TPU」を設立。

登場怪獣(デスドラゴ)

別名:破壊暴竜
身長:66メートル
体重:6万トン
出身地:クララシティ
スーツアクター:梶川賢司

【トリガー】#5「アキトの約束」の感想

ウルトラシリーズの科学者は、
初代の岩本博士のように理知的で大人の男性が多いので、
弱冠18歳のアキトは違和感ありまくりでした。

でも、この話で彼の生い立ちを知って、
見方が少し変わりました。

両親が天才科学者なので、
そのDNAをばっちり受け継いでいたんですよ。

とはいえ、そういう環境で育ったという事は、
子供らしいことはあまりできなかったような気がします。

ヒジリ家はTPU創設に大きく貢献しました。

シズマ会長は地球の平和を守るため、
TPU設立に向けて動いていたんですが、
当初は賛同する人が少なかったんです。

しかし、アキトのお父さんとお母さんは、
シズマ会長に協力して、いろいろと力になりました。

何事もなければ、アキトは恵まれた環境の中で、
科学者としての才能をもっと発揮して行ったでしょう。

アキトは怪獣災害に遭っていた

しかし、デスドラゴのせいで、
両親は亡くなってしまいました。

他に身寄りがなく天涯孤独となったアキトは、
シズマ会長に引き取られます。

あの怪獣はアキトにとって、
絶対に許せない「親の敵」なので、
やっつけたい気持ちはよくわかります。

しかし、感情的に突っ走るのは危険ですし、
GUTS-SELECTの一員である以上は、
隊長の指示に沿って行動しなければなりません。

タツミ隊長はアキトの事情をわかっていたから、
「GUTS-SELECTの一員であるという事を忘れるな」と、
出動前に注意したんです。

白バラの花言葉

アキトは冷静と激情をあわせ持った人なんですね。

ユナがかけがえのない存在なのは、
家族を失ってどん底の時に、
優しい言葉をかけてもらったからです。

アキトくん、お父様が言ってた。
がんばれば、誰だって光になれるんだって。
一緒にがんばろう。

引用元:ウルトラマントリガー5話(シズマ・ユナのセリフ)

ユナは裕福な家に生まれましたが、
本当に素直で優しい子ですね。

もしユナがいなかったら、
アキトは自暴自棄になって闇落ちしていたかも知れません。

ケンゴは植物学者らしく、
白バラ一輪を差し出してアキトを励ましました。

女の子みたいで可愛かったですね。

劇中では「約束」となっていましたが、
他にはこんな意味もあります。

  • 純潔
  • 無邪気
  • 心からの尊敬

どの色にも染まらない美しさから、
こういった花言葉が生まれたといわれています。

ケンゴは辛い過去に挫けず、
GUTS-SELECTで頑張るアキトを、
先輩として尊敬していたんですね。

自分より年下の人を、
素直に応援できる姿勢は偉いと思いました。

【トリガー】#5「アキトの約束」の情報

本放送日:2021(令和3)年8月21日
脚本:根元歳三
監督:武居正能
音楽:坂部剛
オープニングテーマ:Trigger(歌・佐久間貴生)
エンディングテーマ:なないろのたね(歌・ChouCho)

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。