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【ウルトラマントリガー】9話「あの日の翼」あらすじと感想。シズマ会長はもうひとつの地球から来た

出典:ウルトラマントリガー9話

妙香、前にハルキが別次元から来たが、
最近よく言われるマルチバース理論というのは、
本当なのかも知れないな。

そうだね。
昔、筒井康隆さんの小説でも多元宇宙の話があった。
ウルトラマンではない一般の人も、
次元を飛び越えることがあるのかも・・・

前回の感想はこちら

目次

ウルトラマントリガー9話のあらすじ

出典:ウルトラマントリガー9話

シズマ・ミツクニが世界各地の調査を終えて、
ナースデッセイ号に帰ってきた。
ミツクニは世界の各地で怪獣の化石が見つかっているという。
アキトはエジプトで新たに発見された壁画の解析を命じられた。
ユナはパワードダダとの戦いで、
自分の中に眠るユザレの存在に気づいてしまった。
そこでユザレとは何者なのか、父に尋ねようと思った。
ミツクニは快く承知すると、タツミにメールを送信した。
「みんなにすべてを伝えてほしい」と。
ユナはガッツウィングの格納庫で、父の意外な秘密を知る。

おもな登場人物(敬称略)

出典:ウルトラマントリガー9話

主人公と初代GUTS-SELECTのメンバー

マナカ・ケンゴ(寺坂頼我)

火星出身の植物学者。スマイルスマイルが口ぐせ。

シズマ・ユナ(豊田ルナ)

現役女子高生隊員。超古代の巫女・ユザレの運命を背負っている。

ヒジリ・アキト(金子隼也)

ナースデッセイ号を設計した天才高校生。ケンゴとユナの良き仲間。

サクマ・テッシン(水野直)

ナースデッセイ号のパイロット。筋トレ好きの熱血漢。

ナナセ・ヒマリ(春川芽生)

普段はクール。GUTSファルコンを遠隔操作する時はノリノリに。

タツミ・セイヤ(高木勝也)

GUTS-SELECT隊長。規律に厳しいが部下には優しい。

メトロン星人マルゥル(CV:М・A・O)

ナースデッセイ号のオペレーター。ちょっぴり毒舌な宇宙人。

シズマ財団

シズマ・ミツクニ(宅麻伸)

ユナの父。国際組織「地球平和同盟TPU」を設立。

シズマ・ユリカ(逢沢りな)

ミツクニの妻。ユザレの遠い子孫でユナの亡き母。

登場怪獣

石化闇魔獣ガーゴルゴン

出典:ウルトラマントリガー9話

身長:55メートル
重さ:5万5千トン
出現地:青峰山
得意技:石化光線
スーツアクター:永地悠斗

3000万年前、カルミラが使役していた怪獣だ。
ユザレの防護壁に石化光線を跳ね返され、
永い眠りについていたんだ。
封印が弱まったことで復活し、トリガーを苦戦させるが、
シズマ会長が操作するガッツウィングに目を撃たれ、
ゼペリオンソードフィニッシュで一刀両断されたぞ。

ウルトラマントリガー9話「あの日の翼」の感想

出典:ウルトラマントリガー9話

シズマ会長は別の地球からやってきた

シズマ会長はハルキと同じように、

別の地球から来た人だったんですね。

ウルトラシリーズは作風の違うドラマがたくさんあるので、

マルチバースという概念が取り入れられています。

多元宇宙論とか、パラレルワールドとか、

「別次元」と呼ばれる考え方ですが、

筒井康隆さんはこれを説明する時、一枚の布にたとえていました。

我々の住んでいるこの世界は、

たくさんのタテ糸とヨコ糸とで織られている。

そのヨコ糸が時間とすると、タテ糸は別の世界だ。

他の空間にある別の宇宙なのである。

そして、

どの宇宙にも地球があり、あなたがいる。

無限に近いほど数多くのあなたが・・・

これが多元宇宙という考え方だ。

隣り合った2本のタテ糸はよく似ている。

ちょうど隣り合った時間-

ヨコ糸同士がよく似ているように・・・

引用元:果てしなき多元宇宙(筒井康隆の短編小説)

もう少しわかりやすく、

2つの地球について箇条書きにしてみましょう。

★地球A(ケンゴのいる世界)
  • 防衛チームは初代GUTS-SELECT
  • ヒーローはウルトラマントリガー

★地球B(シズマ会長のいた世界)

  • 防衛チームはGUTS
  • ヒーローはウルトラマンティガ

これですっきりしました。

ウルトラマンティガにもユザレが登場していたので、

シズマ会長が迷い込んだ地球は、

もといた世界によく似ていたんですよ。

シズマ会長はもともと、

地球平和連合TPCの情報局員でした。

彼は30年前、

原因不明のマシントラブルが起こる空域を、

ガッツウィングで調査していた時、

時空の渦に飲み込まれてトリガーのいる地球に不時着します。

前の世界と似たところに迷い込んだのは、

不幸中の幸いでしたね。

似ているとはいえ、家族も知り合いもいない世界で、

シズマ会長を支えたのはユリカという女性です。

やがて2人は結婚して、

ひとり娘のユナが生まれたんですよ。

当時のシズマ会長は、

まったくバックボーンを持っていなかったので、

結婚を機に妻の姓を名乗ったんでしょう。

彼は一代でシズマ財団を築き、

地球平和同盟TPUを設立しましたが、

ユリカの家が裕福だったからこそ、できたんだと思います。

シズマ会長はガーゴルゴンとの戦いで、

みごとにガッツウィングを操作しました。

そんな彼が時空の渦に巻き込まれたのは、

ユリカやユナに会うためだったのかも知れません。

ユナはユザレの末裔だった

シズマ会長を献身的に支えたユリカは、

超古代の巫女・ユザレの末裔でした。

ユリカはユナがお腹の中にいる時、

「次元が違う2人から生まれる子だから、

きっと強い子かも知れない」と言っています。

ユナにユザレの思念が宿っていたのは、

はるか太古からのDNAを受け継いでいたからなんです。

でも、3000万年前の超古人の血筋が、

現代まで続いているのは驚きました。

ユザレはカルミラたち闇の巨人に狙われていましたし、

3000万年という膨大な時間の中では、

血統が途切れそうになったこともあったはずです。

超古代人は地球の人類ではなく、

他星から来た知的生命体だったという説もあるので、

寿命がとんでもなく長かったのではないでしょうか。

ユザレと超古代文明に関する謎は、

まだまだ出てきそうですね。

ウルトラマントリガー9話の基本情報

出典:ウルトラマントリガー9話

  • 本放送日:2021(令和3)年9月18日
  • 脚本:林壮太郎
  • 監督:辻本貴則
  • 登場怪獣:ガーゴルゴン
  • オープニングテーマ:Trigger(歌・佐久間貴生)
  • エンディングテーマ:なないろのたね(歌・ChouCho)

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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