ミケさん「地球を守る」って、
言葉でいうのは簡単だけど、
怪獣の命と向き合うからたいへんだよね・・・
あんのん君異なる命と共存できればいいが、
怪獣は基本的に敵性生物だからな・・・
簡単には解決できない問題だ。
【Ｚ】#12「叫ぶ命」のあらすじ
ハルキはセブンガー、ヨウコはウインダムに乗って、
とある怪獣と戦っていた。
キングジョーＳＣは修理中のため使えなかったのだ。
ハルキは硬芯鉄拳弾で止めを刺そうとするが、
セブンガーはバッテリー切れになってしまう。
そこでガンマフューチャーに変身した。
M78流・竜巻閃光斬が決まり、あと一歩のところだったが、
ゼットはゼスティウム光線を撃つことができない。
怪獣は反撃とばかりに猛烈な光線技を放つ。
結局、ストレイジは敗退して、
クリヤマ長官の叱咤を受けるのだった。
おもな登場人物（敬称略）
ナツカワハルキ（平野宏周） ※少年時代：上野蒼真
ストレイジの作戦班に所属する新人の特空機操縦士。階級は３等特尉。
ナカシマヨウコ （松田リマ）
ストレイジ作戦班班長のエースパイロット。階級は２等特尉。
オオタユカ （黒木ひかり）
ストレイジ装備研究開発班班長。階級は２等特尉。
ヘビクラショウタ（青柳尊哉）
ストレイジの隊長。階級は３等特佐。
クリヤマ長官（小倉久寛）
地球防衛軍日本支部長官。ストレイジを創設した。
声の出演
ウルトラマンゼット（ＣＶ：畠中祐）
M78星雲「光の国」の宇宙警備隊に所属する新人ウルトラマン。
登場怪獣（グルジオライデン）
【Ｚ】#12「叫ぶ命」の感想
ハルキは体育会系で、
いつも元気いっぱいの熱血男子です。
でも、内面はすごく繊細なんですね。
卵を守ろうとしていたレッドキングとの戦いが、
たまたまお父さんの命日と重なったことで、
「怪獣にも大事な家族がいる」と気づいてしまったんですよ。
ゼットの世界には「スパークドールズ」という概念がないので、
怪獣を人形化して保護することはできません。
では、どうすればいいのか。
人間と怪獣が歩み寄って、
共存できるのがベストでしょうが、
あまりにも生態が違いすぎますし、
互いに敵視しているから難しいです。
せめて、怪獣の言語を理解する学者がいて、
なんとか話し合いができれば、
解決策が見つかりそうな気もしますが・・・
とはいえ、もしそうなったら、
ストレイジの存在意義がなくなりますし、
まったく違う組織に変わってしまいますね。
命を奪うことの責任
そもそも地球は「食物連鎖」によって、
様々な生物が淘汰され、あるいは進化してきました。
私たちが食事をする時に、
「いただきます」と手を合わせるのは、
他の生物の命を奪うことに対する謝罪なんですよ。
なんとも残酷なシステムですが、
はるか太古の地球で生み出されてしまったものなので、
いまさら変えることはできません。
怪獣が人間を襲うのは、
以下の理由が考えられます。
- 縄張りを荒らされたくない
- 捕食対象にしている
残念ですが、怪獣はやはり、
倒さなければいけない存在なんですよ。
食材になった生物が可哀想だからといって、
何も食べなければ、自分が参ってしまい、
最終的には命を落としてしまいます。
ハルキも頭ではわかっていると思いますが、
自分の想像以上に心に受けたダメージが大きいんでしょうね。
迷い続けるハルキを見て、
ヨウコは自分の覚悟を語りました。
今、この世界に怪獣の居場所はない。
引用元：ウルトラマンＺ１２話（ナカシマヨウコ）のセリフ
可哀想だけど。
だからこそ、誰かに押しつけちゃいけない。
ちゃんと背負いたいんだ。
命を奪う責任を。
今回のヨウコはその言葉通りの活躍をしましたが、
彼女もはじめは葛藤があったと思いますよ。
隠されていた秘密とオーバーテクノロジー
でも、防衛軍のやり方にはドン引きしました。
グルジオライデンを特空機開発用に眠らせていたんです。
何らかの拍子で目覚めてしまい、
地上で大暴れすることになりましたが、
これ以上、利用されるのが嫌だったんでしょうね。
実はグルジオライデンの表皮の一部には、
配線のようなものが組み込んでありました。
何者かが生物兵器として改造していたようです。
ユカいわく、遺伝子操作してあるとのことなので、
最近出て来ないセレブロがやった可能性があります。
もはや純粋な生命とはいえないので、
倒してもまったく問題はないんですが、
ハルキが躊躇したことで、
ゼットはオリジナルに戻ってしまいました。
彼の目の前にあるのは「戦うことへの恐怖心」です。
しかし・・・
ペダン星人が作ったオリジナルを上回るような、
キングジョーＳＣのオーバーテクノロジーは、
このまま使って大丈夫なんでしょうか？
ストレイジの技術は本当に素晴らしいですが、
悪用する人間が出ないといいですね。
【Ｚ】#12「叫ぶ命」の情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。