【Z】#14「四次元狂騒曲」感想。美味なるマグロと亡き父の教え

ウルトラマンZのオリジナルアイキャッチ画像
ミケさん

今回のゼットさんは最高だよ。
あんのんの大好きなマグロが出てくるんだから。

あんのん君

おお、そうか!
マグロは三崎だろうか、それとも大間だろうか。
俺もお相伴にあずかりたいものだ。

目次

【Z】#14「四次元狂騒曲」のあらすじ

グルジオライデン撃破のパーティが、
整備班有志のアイデアで開催された。
班長のイナバが有給休暇なので、
バレないだろうという理由からだった。
ところが、いざ打ち上げがはじまると、
休みのはずのイナバがやってきた。
きっちり怒られるかと思いきや、
イナバは1匹の大きなマグロを持っていた。
「中途半端は良くない」とのことで、
なんと盛大なマグロパーティになった。
しかし、ハルキがマグロ丼を食べようとした瞬間、
ストレイジの敷地内に怪獣が出現する。

おもな登場人物(敬称略)

ナツカワハルキ(平野宏周) ※少年時代:上野蒼真
ストレイジの作戦班に所属する新人の特空機操縦士。階級は3等特尉。

ナカシマヨウコ (松田リマ)
ストレイジ作戦班班長のエースパイロット。階級は2等特尉。

オオタユカ (黒木ひかり)
ストレイジ装備研究開発班班長。階級は2等特尉。

ヘビクラショウタ(青柳尊哉)
ストレイジの隊長。階級は3等特佐。

ストレイジ整備班

イナバコジロー(橋爪淳)
班長で愛称はバコさん。階級は2等特佐。

怪獣研究センター生化学研究部

カブラギシンヤ(野田理人)
嘱託職員の青年。宇宙生物セレブロに寄生されている。

声の出演

ウルトラマンゼット(CV:畠中祐)
M78星雲「光の国」の宇宙警備隊に所属する新人ウルトラマン。

ゲスト出演

ナツカワマサル(金児憲史)
ハルキの父親で故人。正義感の強い消防士だった。

登場怪獣(ブルトン)

別名:四次元怪獣
身長:60メートル
体重:6万トン
出身地:宇宙
スーツアクター:新井宏幸

【Z】#14「四次元狂騒曲」の感想

ブルトンの初出は初代マン17話です。

赤い隕石と青い隕石を同じ場所に保管したせいで、
科特隊本部が四次元空間になってしまいました。

今回はオマージュなので、
基本的な所はほぼ同じなんですが、
笑いと感動をいい感じにミックスしています。

ストレイジではグルジオライデン撃破の祝勝会が開かれました。

グルジオライデンはゼットも苦戦した難敵だったので、
キングジョーSCが倒したのは大きかったです。

でも、ハルキがもし平常心だったら、
ゼットが倒していたのではないでしょうか。

ヨウコは無事に勝利したものの、
キングジョーSCの強さに戸惑いを覚えました。

特空機1号のセブンガーを退役にするほどの、
ものすごいスペックですからね。

バコさんの見事なマグロ料理

バコさんは尾頭付きのマグロを持って、
祝勝会場に現れました。

実に見事な代物だったので、
あれはクロマグロではないでしょうか。

クロマグロは生鮮魚介類として流通する時は、
「本マグロ」と呼ばれるんですよ。

バコさんはマグロを見事に解体して、
船盛りとマグロ丼を作りました。

彼はなんでもできる人なんですが、
ユカたちに尋ねられると、
「昔、ちょっとな」と誤魔化しちゃうんです。

そう言われると余計に気になりますよね。

ともあれ、豪華なマグロ料理は、
ストレイジのみんなに大好評で、
ハルキもさっそく食べようとします。

ところが、邪魔が入りました。

セレブロがブルトンを呼び出したせいで、
ハルキはマグロ丼ループという、
珍事に遭遇しちゃったんですよ。

ブルトンの超能力のせいでした。

ユカは空中浮遊という現象にあいながらも、
科学者として冷静に分析します。

基地の中はいま、
特殊な次元軸の中にある。
この空間は各個人の脳と直接リンクしていて、
頭の中でイメージした場所や空間に、
つながるようになってる。
無意識に考えたことも影響してる。

引用元:ウルトラマンZ14話(オオタユカのセリフ)

ユカのすごいところは、
単なる怪獣オタクではなく、
やるべき時にきちんと仕事をする所なんですよね。

逆に言えば、この空間にいる間は、
自由に時間や場所、
次元を超えることもできるのかも知れない。
まあ、強くイメージさえできればね。

引用元:ウルトラマンZ14話(オオタユカのセリフ)

初代のブルトンが生み出した四次元空間は、
中にいる人物の心には影響しませんでしたが、
今回は深層心理に働きかけるものだったんです。

実はこれが、
ハルキの悩み解決のキッカケになります。

感動的な親子の再会

ハルキがいちばん行きたかった場所は、
幼い頃にお父さんとキャッチボールした公園でした。

ハルキが階段を見つめていると、
野球ボールが転がってきて、
あとからお父さんが駆け寄ってきます。

ハルキは消防士であるお父さんに、
「人々を守ること」について質問しました。

お父さんは大人になったハルキだと気づかないまま、
その質問に真摯に答えます。

守りたい人を全員守れるわけじゃない。
助けるために手を伸ばそうにも、
手の長さには限界がありますしね。
だから、手が届く範囲で、
自分の決めた正義を、
守ると決めた人を全力で守る。
それが使命だと思ってます。
そのせいで傷つけてしまったり、
守ることができなかった人のことは、
僕は絶対に忘れません。

引用元:ウルトラマンZ14話(ナツカワマサルのセリフ)

そうなんですよね。

戦いに絶対がないのと同じで、
守ることにも絶対はありません。

災害救助の場で最善を尽くしても、
すべての人を守り切ることはできないんですよ。

お父さんはハルキのことを、
見知らぬ青年だと思ってましたが、
握手をした時に「成長した息子」だと気づきます。

このシーンには感動して泣きましたね。

お父さんの言葉によって、
ようやく悩みのトンネルから出られたハルキは、
ブルトン相手に大奮闘します。

いままでのフラストレーションが大爆発したんでしょう。

ビルの中で書類が舞うなど、
特撮面も見ごたえバッチリで、
ニュージェネ史上に残る神回でした。

【Z】#14「四次元狂騒曲」の情報

本放送日:2020(令和2)年9月26日
脚本担当:吹原幸太
オープニングテーマ「ご唱和ください、我の名を!」遠藤正明
エンディングテーマ「Promise for the future」 畠中祐
音楽:安瀬聖
監督:田口清隆

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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