ミケさん最近のウルトラにはよく、
「太平風土記」って本が出てくるけど、
誰が書いたのかな？
あんのん君俺もそれは気になるぞ。
聞いた話では宇宙語で書かれたものもあるとか。
その星の賢い先人が記したものなんだろう。
【Ｚ】#16「獅子の声」のあらすじ
カブラギはジャグラーにベリアルメダルを取られたので、
必死になって、再生産しようと暗躍していた。
だが、何度生成器を回しても出て来なかった。
そんななか、ストレイジではある怪獣のことが話題になっていた。
３３３年周期で現れる「滅幌主」が「太平風土記」に記録されており、
今年はその出現する時期なのだという。
ユカは「滅幌主」がいる獅子ヶ丘町へ行きたいとヘビクラに懇願した。
ヘビクラは「太平風土記」の記述を信じてなかったが、
ユカの熱意に負けて調査を了承する。
おもな登場人物（敬称略）
ナツカワハルキ（平野宏周）
ストレイジの作戦班に所属する新人の特空機操縦士。階級は３等特尉。
ナカシマヨウコ （松田リマ）
ストレイジ作戦班班長のエースパイロット。階級は２等特尉。
オオタユカ （黒木ひかり）※４歳時：寺田藍月
ストレイジ装備研究開発班班長。階級は２等特尉。
ヘビクラショウタ（青柳尊哉）
ストレイジの隊長。階級は３等特佐。
怪獣研究センター生化学研究部
カブラギシンヤ（野田理人）
嘱託職員の青年。宇宙生物セレブロに寄生されている。
声の出演
ウルトラマンゼット（ＣＶ：畠中祐）
M78星雲「光の国」の宇宙警備隊に所属する新人ウルトラマン。
ゲスト出演
ユカのひいおばあちゃん（竜のり子）
ホロボロスを目撃したユカの話を信じた。
登場怪獣（ホロボロス、メツボロス）
【Ｚ】#15「獅子の声」の感想
何気にトラウマ回でしたね。
ホロボロスは悪意のない怪獣ですし、
ユカの行くべき道を決めてくれた存在なのに、
セレブロのせいで悲しい最期を迎えました。
怪獣にとって、本来の姿じゃなくなるというのは、
肉体的にも精神的にも苦しいことなんでしょう。
メダルは食べ物ではなく、ただの異物ですから。
しかもギャラクトロンMK2とギルバリスという、
超凶悪なシロモノです。
そもそもセレブロは、
自分でベリアルメダルを手放したくせに、
今さら返せとは虫が良すぎます。
そんなに嫌だったのなら、
決死の覚悟でジャグラーと戦って、
しっかり守ればよかったじゃないですか。
まあ、ヴィランというのは、
思考回路が破綻しているので、
「後の祭り」というのが分からないんですよ。
獅子ヶ丘町はユカの原点
ホロボロスは「太平風土記」に記述のある怪獣で、
現在では住宅地となっている獅子ヶ丘町に眠っていました。
ユカは４歳の時、
散歩中に迷子になって入った場所で、
眠っているホロボロスを見ました。
なんとか家に帰ったあと、
両親に話をすると「夢でもみたんだろう」と、
一蹴されてしまったんです。
でも、ひいおばあちゃんだけは、
「それはホロボロ様だよ」といって、
ユカの話を信じてくれました。
自分が見聞きしたことを、
まともに受け取ってもらえるのは嬉しいですよね。
この出来事がキッカケとなり、
ユカは怪獣研究者になることを決めたんです。
地球には未知の生物がいる。
引用元：ウルトラマンＺ１６話（オオタユカのセリフ）
私たち人間の知らない世界が無限に広がっている。
その謎を解き明かしたいって思って、
私、怪獣の研究者になったの。
ユカが怪獣オタクなのは、
自他共に認めるところですが、
少女時代の好奇心をずっと持ち続けているのは、
本当に純粋でかわいいですね。
また、芯の強さも感じられます。
だから、自分の思い出と繋がるホロボロスが、
違う怪獣に変化して苦しむのが、可哀想だったんですよ。
なんとも悲しい話でしたが、
ホロボロスが貝殻の音楽でおとなしくなるというのは、
ロマンチックで良かったです。
越監督のセンスが光っていましたね。
初担当とは思えないくらい、完成度が高くて、
物語にグッと引き込まれました。
最後のオチもお見事じゃないですか。
一件落着かと思いきや、
あのバロッサが空から飛んできたんです。
ヤツのことなので、
ベリアロクの強奪を企んでるんでしょうね。
【Ｚ】#15「獅子の声」の情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。