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妙香、ガラモンと遊星人がリベンジに来たぞ。
今度は大軍で攻め込んできた。
本気で地球を侵略するらしいな。
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大丈夫。遊星人はツメが甘いから。
前に使った「電波遮蔽網(でんぱしゃへいあみ)」があれば、
ガラモンは簡単に倒せるよ。
平和な大宇宙の静寂を破って巨大な隕石群。
引用元:ウルトラQ16話(オープニングナレーション)
人々はそれをガラダマと呼んで恐れている。
ロボット怪獣ガラモンを乗せたガラダマが、
青い地球に向かって飛んでいるのです。
ウルトラQ16話のあらすじ
天体物理学研究所に保管されていた電子頭脳が、
「ひとりでに浮き上がって部屋を抜け出す」という事件が発生した。
万城目は就寝中だったが由利子からの電話で起こされる。
だが、電子頭脳は自力で動けないので不審に思った。
その翌日、電波監視所を訪問した万城目たちは、
30分後に大量のガラダマが飛来することを知る。
東京を守るには電子頭脳を確保しなければならない。
電子頭脳は時速60キロで上信越方面に向かっていた。
「謎の男」がトラックをヒッチハイクしたからだ。
万城目たちは監視所主任の花沢と「謎の男」を追いかけて行く。
おもな登場人物(敬称略)
万城目淳(佐原健二)
星川航空のパイロット。怪事件に真摯に向き合う好青年。
戸川一平(西條康彦)
万城目の後輩。おっちょこちょいだが、たまに鋭い勘を発揮。
江戸川由利子(桜井浩子)
毎日新報のカメラマン。怪獣を恐れずに写真を撮る。
ゲスト出演
花沢(平田昭彦)
電波監視所の主任。万城目たちと宇宙人を追う。
牛山(沼田曜一)
トラックの運転手。榛名に行きたいという謎の男を乗せた。
謎の男(義那道夫)
不思議な雰囲気を持つ人物。大きなチェロケースを持っている。
登場怪獣
隕石怪獣ガラモン
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ウルトラシリーズ初の隕石怪獣だ。
チルソニア遊星人が地球侵略のために送りこんだぞ。
以前に群馬の弓ヶ谷で暴れたが、
電子頭脳からの短波を遮断されて退治されたんだ。
ピグモンにそっくりだが別個体だぜ。
くれぐれも間違えるなよ。
セミ人間(チルソニア遊星人)
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ガラモンを操る宇宙人です。
遊星人Qやセミ人間と呼ばれていますが、
本当の名前はチルソニア遊星人といいます。
バルタン星人に似ていますが同族ではありません。
トラック運転手の牛山を利用して榛名湖に行きましたが、
任務に失敗して非業の最期を遂げました。
ウルトラQ16話「ガラモンの逆襲」の感想
ガラダマ軍団が地球に襲来
この話は13話「ガラダマ」の続編です。
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群馬の弓ヶ谷に隕石を落として、
怪獣ガラモンを誕生させたチルソニア遊星人ですが、
地球侵略の野望は砕かれました。
東南大学物理学研究室にあった、
電波遮蔽網(でんぱしゃへいもう)によって、
ガラモンをあやつる極小短波が断たれてしまったからです。
由利子が新聞記者の勘で、
「電波を断てばいい」と言ったのが、
解決のキッカケになりました。
でも、チルソニア遊星人は諦めが悪い種族でした。
自身でリモコンを操作して、
天体物理学研究所にあった電子頭脳を盗み、
ガラダマ軍団を地球に呼び寄せました。
1体の侵攻で失敗したので、
数で圧倒しようと考えたんでしょう。
でも、チルソニア遊星人が捜査したリモコンは、
控えめに言ってお粗末なものでした。
誰も気づいてなかったんですが、
「ピーッ!ピーッ!」と大きな音が鳴ってたんですよ。
チルソニア遊星は科学力がありそうに見えて、
思ったほどではないのかも知れません。
音のないリモコンが作れないし、
ガラモンが前回とまったく同じスペックでは、
地球侵略など絵にかいた餅でしょう。
でも、チルソニア遊星人が人間に化けて、
トラックをヒッチハイクしたのは面白かったです。
上司のUFOがある榛名湖に行くためだったんですが、
テレポーテーションすれば済む話ですよね。
宇宙人なんですから。
しかも榛名湖ではトラックの運転手さんに撃たれて、
正体がバレバレになりましたし、
上司に抹殺されるという悲惨な最期を迎えました。
地球を甘く見るからそうなるんです。
平田昭彦さんが素敵だった
万城目たちは電波研究所の主任・花沢と、
「脱走」した電子頭脳を追いかけることになりました。
花沢を演じていたのは平田昭彦さんです。
初代ウルトラマンの岩本博士として有名ですが、
もともとは彼が万城目になるはずだったんですよ。
佐原健二さんとは親友でした。
平田昭彦さんは1984年に56歳の若さで亡くなりました。
品のあるハンサムな方だったので、本当に勿体なかったですね。
花沢主任はテキパキと指示を出しました。
彼と万城目たちの連携プレーで、チルソニア遊星人の正体をあばき、
人類の危機をストップすることができたんです。
終盤の格闘シーンはちょっと怖かったですが、
見ごたえバツグンでしたよ。
万城目もよくがんばりました。
ウルトラQにもっと電波関連の怪事件があれば、
平田昭彦さんの出番も増えたかも知れませんね。
ウルトラQ16話の基本情報
本放送日:1966(昭和41)年4月17日
制作順:26
脚本ナンバー:28
脚本担当:金城哲夫
登場怪獣、宇宙人:隕石怪獣ガラモン、チルソニア遊星人(セミ人間)
特技監督:的場徹
監督:野長瀬三摩地
番組ナレーション:石坂浩二
視聴率:31.2%
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最後まで読んでくれて、ありがとな。
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またのご訪問をお待ちしています。