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【ウルトラQ】26話「燃えろ栄光」あらすじと感想。無敵のボクサーが謎の失踪

あんのん君

妙香、ボクサーってカッコいいよな。
俺の猫パンチも強力だが、
ダイナマイト・ジョーにはかなわないぜ。

岩松妙香

そうだね。
でも、ダイナマイト・ジョーの連戦連勝には、
何か秘密があるみたいだよ。

目次

ウルトラQ26話のあらすじ

ダイナマイト・ジョーは大人気のボクサーだ。
彼が出る試合は連日超満員で、勝利するたび子供たちが喜んだ。
そんなジョーには可愛がっているペットがいた。
カメレオンに似ているそれはピーターという名前で、
ジョーの対戦を占う能力を持っていた。
ピーターの予言は次々と的中し、ジョーは破竹の快進撃を続ける。
そしてついに、世界チャンピオンのロニー・カンプと戦うことになった。
しかし、ジョーはこつ然と姿を消してしまう。
万城目たちは夏の休暇でシーサイドホテルに来ていたが、
そこでジョーにソックリなピエロを見かける。

おもな登場人物(敬称略)

万城目淳(佐原健二)
星川航空のパイロット。怪事件に真摯に向き合う好青年。

戸川一平(西條康彦)
万城目の後輩。おっちょこちょいだが、たまに鋭い勘を発揮。

江戸川由利子(桜井浩子)
毎日新報のカメラマン。怪獣を恐れずに写真を撮る。

ゲスト出演

ダイナマイト・ジョー(工藤堅太郎)
人気ボクサー。ペットのピーターに勝敗予想をさせる。

奥井林太郎(武藤英司)
ボクシングジムのプロモーター。ジョーに大きな期待をかけている。

ビル大山(穂積隆信)
シーサイドホテルの支配人。ピーターに芸を教えようとした。

登場怪獣(深海怪獣ピーター)

身長:0.2~30メートル
重さ:500グラム~1万5千トン
出身地:フィリピン沖の深海

あんのん君

ダイナマイト・ジョーが遠征先で見つけた生き物だ。
学名はアリゲトータスといって、
日本海溝にも生息してるらしいぞ。
見た目はカメレオンによく似ているな。
外気温の高さによって身体の大きさが変わるから、
取り扱いには注意が必要だぜ。
ピクシブでは深海怪獣と表記されているが、
もともとは深海生物と呼ばれていたぞ。

ウルトラQ26話「燃えろ栄光」の感想

ジョーの転職は裏目に出た

ピエロになるのは結構ですが、
きちんと引退会見をしたほうが良かったですね。

ジョーがチャンピオン戦を前に失踪したのは、
体力が限界だったことと、
ボクサーにとって要の視力が落ちていたからです。

雲隠れしていたのでいろんな憶測を呼び、
「対戦相手のマネージャーからお金をもらった」とか、
「反社会的勢力とつながりがある」とか、
ないことないことを言われてしまいました。

アスリートの引き際は難しいです。

それに、可愛がっていたピーターを巻き込んでしまったために、
悲しい別れをすることになってしまいました。

脱走してしまったピーター

ジョーはピーターを窮屈にさせないために、
あえて水槽に蓋をしませんでした。

でも、そのせいでピーターが脱走してしまいます。

シーサイドホテル支配人のビル大山が、
ピーターにマリンファンタムショーの芸を仕込もうと考えて、
水槽から出してしまったんですよ。

ビル大山はピーターの特徴を知らないので、パニックになりました。

ジョーがいれば何事もなかったんですが、
ピエロとしてマリンファンタムショーに出ていたんです。

楽屋に戻ったジョーはピーターがいないことに驚きます。

だけど、ピーターが脱走したくなるのも、
無理はないんですよね・・・

さんざんボクシングの勝敗予想をさせられた挙句、
今度は見せ物にされそうになったんですから。

ジョーには懐いていましたが、
ひとりになりたいと思うこともあったでしょう。

ピーターの故郷は深海なので、
静かにのんびり暮らしたかったんだと思います。

炎の中に消えた2人

シーサイドホテルから脱走したピーターは、
落雷の中を歩いていました。

山火事の熱風をあびていたので、
30メートルの大きさになっていたんです。

ジョーはこういった事態を考えていなかったのでしょうか。

犬や猫のような見慣れた動物ではなく、
特殊体質の深海生物だったので、
一の谷博士に預けておくのがベストでしたね。

巨大化したピーターを元に戻すため、
万城目はジョーに「海に誘導するんだ!」と言いましたが、
ピーターは落雷のショックで混乱していたので、
石油の入ったドラム缶を蹴飛ばしてしまいました。

あたり一面は炎に包まれます。

万城目たちは必死で呼びかけましたが、
ジョーとピーターの姿は見当たりませんでした。

ジョーはピーターに頼らずに生きる

まさかのバッドエンドかと思いきや、
ジョーは無事に東京に帰ってきました。

あの業火の中からどうやって助かったのでしょうか?

衰えたとはいえアスリートなので、
水中を潜って火のないところまで泳いだんでしょう。

ピーターの生死についてはわかりません。

あのまま死んでしまったのか、
それとも元いた深海に帰って行ったのか、
どちらにも思える終わり方でした。

ジョーは吹っ切れた表情をしていました。
ピーターに頼らず生きて行くことにしたんですね。

万城目たちの励ましで、
弱い自分を克服することができたからです。

ジョーのセカンドライフは畑違いのピエロではなく、
後進を育成するボクシングコーチが最適ではないでしょうか。

失踪事件の罪滅ぼしのためにも、
一から再チャレンジしてほしいです。

ウルトラQ26話の基本情報

本放送日:1966(昭和41)年6月26日
制作順:18
脚本ナンバー:19
脚本担当:千束北男(飯島敏弘)
登場怪獣、宇宙人:深海怪獣ピーター
特技監督:的場徹
監督:満田かずほ
番組ナレーション:石坂浩二
視聴率:30.8%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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