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【ウルトラセブン】25話あらすじと感想。ポール星人のせいで猛吹雪に!

あんのん君

妙香、セブンに弱点があると聞いたが、
いったいどういうものなんだ?

岩松妙香

セブンは「光の国」ことM78星雲の出身だけど、
「光の国」には冬がないから、寒さにはとっても弱いんだよ。

目次

ウルトラセブン25話のあらすじ

正体不明の雲が地球防衛軍付近を覆いつくした。
その雲のせいで天候が急激に悪化し、
あたりは猛吹雪が吹き荒れてしまう。
ダンがパトロールで乗っていたポインターは、
雪のせいでまったく動けなくなり、
仕方なく、徒歩で基地まで戻ることになった。
富士測候所に問い合わせていたアマギは、
異常寒波だとキリヤマに報告する。
外の気温は零下112度だった。
しかし、ソガは地下18階に原子炉があるから、
心配ないといって、アマギにコーヒーをすすめた。
だが、原子炉は何者かによって破壊されてしまう。

ウルトラ警備隊(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

ゲスト出演

ヤマオカ長官(藤田進)
絶体絶命の状況でも、基地を見捨てることはできないと言う。

アラキ隊員(幸田宗丸)
隊員たちの命を守るため、全員退却を長官に進言した。

ムカイ班長(山本廉)
破壊された動力炉の修復に取り掛かる。

ウルトラ戦士

人間体:モロボシ・ダン
活動時間:不定(太陽エネルギーさえあれば、エネルギーが切れても復活できる)
変身アイテム:ウルトラアイ
年齢:1万9000歳
身長:ミクロ~40メートル
体重:ゼロ~3万5千トン
職業:恒点観測員(惑星や星間宇宙の環境変動を調査する仕事)

岩松妙香

ウルトラセブンはカッコいいですよね。
必殺技もたくさんあります!

登場怪獣

ミニ宇宙人ポール星人

身長:30センチ
重さ:1キロ
出身地:ポール星

あんのん君

ダンが雪原をさまよっている時、
幻覚の中から現れた宇宙人だ。
見た目は小さくても態度はかなり尊大だ。
3体連れで登場したが、
喋ったのは真ん中の星人だけだった。
セブンとウルトラ警備隊を絶体絶命にしたが、
負けて退却するときは、地球人に敬意をはらっていたぞ。

凍結怪獣ガンダー

身長:45メートル
重さ:2万トン
出身地:不明

ミケちゃん

ポール星人の尖兵となった怪獣です。
口から「クールブロウ」と呼ばれる強力な冷気を出し、
周囲を氷漬けにしてしまいます。
ポール星人はこれまでに2度も、
地球を氷漬けにしたことがあるので、
その時もガンダーを使ったんでしょう。
ただ、ガンダーとポール星人の体格は全く違うので、
別の星から調達したのかも知れませんね。

ウルトラセブン25話「零下140度の対決」の感想

見てるほうまで寒くなる話

冒頭からまさかの猛吹雪発生で、
こちらまで寒くなってしまいましたね。

シナリオ担当の金城哲夫さんは沖縄出身なんですが、
雪にまつわるエピソードはこれで2作目です。

怪獣ウーが出てきたこの話は、
文学作品のような美しさがありましたが、
今回はまさに「スノー・パニック」でしたね。

キリヤマが「ポインターを捨てろ」とダンに言ったのは、
本当にビックリしました。

それに防寒着がなかったので、
ダンは零下112度の中を雪中行軍するはめになったんです。

1902(明治35)年に起きた、
八甲田山雪中行軍遭難事件では、
零下50度の極寒の中で199人の方が亡くなりました。

ダンはウルトラセブンなので、
普通の人より体力があるはずなんですが、
途中で遭難しかかったのは、
寒さが最大の弱点だったからです。

「光の国」はプラズマスパークのおかげで、
非常に温暖な気候になっているので、
真冬の環境では思うように動けないんですよ。

ダンはキリヤマたちが待っている、
温かな基地を目指しますが、
怪獣ガンダーの襲撃によって、
生命線の動力炉が破壊されてしまいました。

さらにウルトラ・アイを紛失するという、
踏んだり蹴ったりな状況となり、
ただでさえ寒いのに、ヒヤヒヤさせられました。

でも、動力炉はフルハシの奮闘で修理が完了し、
ホーク1号と3号が出撃できるようになります。

ダンもようやくウルトラ・アイを発見し、
太陽エネルギーを存分に補給してきたので、
怪獣ガンダーを倒すことができました。

ポール星人の背後に黒幕がいる?

地球を氷漬けにするという、
とんでもない作戦を行ったポール星人は、
去り際にこんなセリフを残しています。

ウルトラセブン!
どうやら我々ポール星人の負けらしい。
第3氷河期時代は諦めることにする。
しかし、我々が敗北したのはセブン、
君に対してではない。
地球人の忍耐だ!人間の持つ使命感だ!
その事をよく知っておくがいい。
我々は君のエネルギーが元のように多くなく、
そして活動すれば、
たちまち苦しくなる弱点を作っただけでも満足だ!

引用元:ウルトラセブン25話(ポール星人のセリフ)

侵略者にしては潔く、
地球人の奮闘を称えているというのは珍しいですね。

とはいえ、セブンの弱点を知ったことに歓喜していますから、
ほとぼりが冷めたら、また攻撃するつもりなんでしょう。

今回の彼らの作戦は、
ある意味「実験」だったというわけです。

ポール星人は非常に小さい身体をしていますから、
その背後には本当の黒幕がいるような気がします。

黒幕はきっとラスボスでしょうから、
その指示で今回の「実験」を行ったんじゃないでしょうか。

今回の戦いでダメージを負ったセブンは、
地球での活動時間が制限されるようになりました。

これは今後の戦いに大きな影響を残しそうですね。

ポール星人は過去に2度、
地球を凍り付かせたことがあると言いましたが、
以前に科学の番組で知った、
「全球凍結」のことを思い出してしまいましたよ。

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